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若者が働くとき―「使い捨てられ」も「燃えつき」もせず
 
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若者が働くとき―「使い捨てられ」も「燃えつき」もせず (単行本)

by 熊沢 誠 (著)
4.3 out of 5 stars  See all reviews (3 customer reviews)
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o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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若者が働くとき―「使い捨てられ」も「燃えつき」もせず + 格差社会ニッポンで働くということ―雇用と労働のゆくえをみつめて
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

近年ニート、フリーターに象徴される若者労働に関する類書は多いが、社会学や心理学に論点をずらすものが多い。本書は、ニート、フリーター、正社員を相互に無関係ではない地続きの存在として、若者労働をとりまく厳しい状況(=労働問題)に注視し、どの雇用形態でも働く若者が労働条件を改善できるような発言の仕組みを獲得すること、すなわち経営者や労働組合が何を変えうるか、既存の労使関係の再構築を提言する。労働問題屈指の論客が、漂流する現代若者労働を多面的に考察し提言する「気づきへの促し」の書。


内容(「MARC」データベースより)

ニート、フリーター、正社員を相互に無関係ではない地続きの存在として、若者労働を取り巻く厳しい状況(=労働問題)に注視し、漂流する現代若者労働を多面的に考察して、既存の労使関係の再構築を提言する。

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23 of 25 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 働く若者、働けない若者へのエール, 2006/2/21
By きよし (東京都江戸川区) - See all my reviews
「働けない若者」が社会問題になっている。『ニートって言うな』という新書も出た。政府の施策は混迷している。若者労働の分野で議論と施策が錯綜しているのだ。本書は、その混乱状況に整理をつける提言として時宜にかなっている。
著者は、1938年生まれ、長く労働問題で先鋭的な発言を続けながら教員生活をも続けてきた。いま、教員を退任して在野の労働研究家に転じる節目に、若者へのメッセージを贈ろうと本書を著した。自身への励ましの意味もあろう。
さらには、従来、若者労働を専門にしてこなかった経緯から、いま一番問題にしたいのがその若者労働だとして一里塚を立て、新たな戦闘を始めようとしているようだ。
本書は、1999年から有志で続けてきたという「職場の人権」研究会の成果を背景にし、未来の社会を託す若者たちに良い労働を贈りたいと、労働組合の人たちには立ち上がれと、若者たちにはしんどい労働があっても「したたかに」働き、余暇をも楽しみ、生き抜けと呼びかけ、企業経営者たちには、労働法、社会保障ルールを守れと迫る。政府の施策にも目配りがしてあり、注文もつけている。
長く労働について経営者任せの気味があった日本で、企業自体が従来の労働施策では立ち行かなくなる時期にある。『新卒ゼロ社会』という新書も出ている。大きく事態が動き始めている。経営陣自体が労働側と真摯に向き合わねばならない状況にある。本書がそうした現在に道筋をつけてくれるかと期待する。多くの人々に読まれてほしい。
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20 of 23 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars ノンエリートへの優しい眼差し, 2006/4/17
By 猫マル (京都市) - See all my reviews

 熊沢さんの書物はどれも働く者への優しい眼差しに貫かれている。本書の中でもフリーターたちにこんな温かい言葉をかけている。

 「…将来の展望を喪って落ち込んだり、とりあえず刹那的な遊びやお笑いに日を過ごしたりするのも、ある意味では当然でしょう。何年も『ハンズ』としてのフリーター生活を続ける若者のまじめさに、私は、むしろある意味では敬意を覚えます」(P84)。

 フリーターの存在を「困ったこと」あるいは正社員に向けてそこから「脱出させるべきもの」と描く学者が多い中で「敬意を覚える」と書く学者を私は熊沢さん以外に知らない。

 全編、温厚な語り口であるが、唯一、キッパリとした口調で相手を批判した箇所がある。山田昌弘さんが『希望格差社会』の中で「正規雇用」と「非正規雇用」への分岐はグローバル経済下では「必然・宿命」と論じたことへの批判である。

 山田さんがグローバル時代の「中核的労働」と「単純労働」への分岐が、雇用の二極化の原因だとするのに対し、熊沢さんは「労働の質」の分岐を労働者間の差別的な処遇へと結びつけない力を労働組合は歴史的に持って来たし又持つべきだと言う。

 労働組合の力が限りなく衰弱している日本では「引かれ者の小唄」に聞こえるかもしれない。しかし、フランスの若者のCPE(初期雇用契約)を撤回させた闘争を見ると、グローバル下の雇用の二極化、不安定化は「必然」でも「宿命」でもなく、それは、若者、労働者、市民で決められることなんだ、ということに気づかされる。本書の射程の長さはここでも証明されている。
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13 of 25 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 分析はいいが、若者批判と提言はダメ, 2006/4/20
By 清高 (仙台市) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
この本の長所
分析。若者の就職難を正社員まで絡めた視点から現実を的確に暴き出している。すなわち、非正規雇用として企業が使い捨てしていたり、労働現場における不当な厳しさに耐えきれずやむを得ずニートになる人がいる一方で、労働基準法などまるでないかのような正社員の環境の悪さを正当に指摘している。
この本の短所
1、p118からの若者批判。自分探しは若者が勝手にやっているというより企業側が求めているという側面が強い(各種就職本・自己啓発本を見れば容易にわかる)、「しんどい」のを肯定するだけではやはり状況は変わらないのでは、といった批判が可能だと思う。
2、提言。職業教育を学校でやるのははたして可能か疑問(高校段階では相手にされない可能性が高いし(企業ははたして高卒にシフトするか?)、大学段階で体系的・専門的学問のほかに職業教育に費やせるのか疑問だから)。
結論
長所星5つ、短所星2つだが、読み進めるにつれて短所が目に付いたので、短所寄りの星3つ。
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