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温暖化の“発見”とは何か
 
 

温暖化の“発見”とは何か (単行本)

by スペンサー・R. ワート (著), Spencer R. Weart (原著), 増田 耕一 (翻訳), 熊井 ひろ美 (翻訳)
5.0 out of 5 stars  See all reviews (2 customer reviews)
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Product Description

温暖化の〈発見〉とは何か
温暖化ガスによる気候変動の可能性を多くの科学者が認め、政治問題に至った歴史的な経緯を振り返る。科学者、政治家、ジャーナリストなどがいかに影響し合ってきたかを描く。著者は米国の科学史家。


(日経エコロジー 2005/06/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)



出版社 / 著者からの内容紹介

地球温暖化問題はわかりにくい。どれくらい「危機」なのか? それが白か黒かで割り切れない問題なら、私たちは何を根拠にすみやかな対策を迫られているのか?
本書は地球温暖化の科学史をたどりなおす試みである。人間活動による“正味の”温暖化が科学的に認められ、その影響が危惧すべきものと認められるまでには、いくつもの歴史的な研究成果が蓄積されなければならなかった。地質学/地球物理学上の新知見、シミュレーションによる気候モデルの進歩、急速な気候シフトが起こりうる動的な地球システムという新パラダイムなどだ。それらが量的に信頼できるほど精密になることも必要だった。少数の決定的なデータから「定説」ができるほど話は単純ではない。
温暖化研究の基石となった科学的事件の多くが、研究者たちの苦心や興奮とともに、この一冊の中で明快に紹介されている。彼らの体験した温暖化〈発見〉の過程を追体験することで、私たちも温暖化とはいかなるものかを、ようやく〈発見〉できる。
温暖化を「一時的な問題」「データを政治的・恣意的に使った科学的虚構」とする異論は今日も消えない。それは研究分野が科学的に健全に営まれていれば当然のことだろう。だがそのような専門的な論争の言わば“断片”が、各種メディアを通じてひとり歩きし、地球環境に関する誤解と混乱を煽るのはやっかいだ。本書はそれに振り回されない公平かつ明晰な事実認識を得るための、最初の拠りどころとして格好の一冊である。

Product Details

  • 単行本: 283 pages
  • Publisher: みすず書房 (2005/03)
  • ISBN-10: 4622071347
  • ISBN-13: 978-4622071341
  • Release Date: 2005/03
  • Product Dimensions: 7.7 x 5.3 x 0.8 inches
  • Average Customer Review: 5.0 out of 5 stars  See all reviews (2 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #293,881 in 本 (See Bestsellers in 本)

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    #155340 in   > フォーマット別 > 単行本
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8 of 13 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 2003年の時点における地球温暖化に関するもっとも信頼できる本, 2007/1/31
この本は2003年の時点における地球温暖化に関するもっとも信頼できる本である。評者の読んだ英語のいくつかの本でも執筆にあったてこの本のおかげを受けたと言う大変高い評価がされている。著者のスペンサー・ワートは、アメリカ物理学会の科学史部会長を務める科学史家である。1000 以上の原論分をもとにして書いた本であるが、歴史的にことの始まりからエピソードをまじえて、数式は一つも使わずに一般の人にも読みやすい正確な記述になっている。19世紀の後半に提唱された炭酸ガスの温暖化説が、途中何度か否定されたのちに100年以上かかって確立するまでの過程の記述も迫真的である。混乱期で日本で職のなかった眞鍋、荒川、笠原の三博士が、アメリカにリクルートされてコンピューターモデルの開発と発展に先駆的、中心的な貢献をしていられる様子も生き生きと書かれていて日本人の評者もうれしい限りである。翻訳もこなれていて読みやすい。なを Spencer R. Weartのwebでさらに詳しい デテールと93年以降の発展をみることができる。
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1 of 4 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 温暖化に対する健全な懐疑心をお持ちの方に, 2008/1/6
温暖化は本当か。そんな事が起きうるのか。
科学者たちの間でも昔は懐疑派・否定派が大多数だった、それが少しずつ証拠が積み重ねられてゆくことで、本当に起き得るし、起きているのだと皆が確信する経緯を丁寧に追います。科学者たちが確信している理由を深く知りたい方、特に「なぜ断言するのか、色々異論があるとも聞くが」という健全な懐疑心をお持ちの一般の方に強くお勧めします ---もっとも、この本で痛感させられるのはIPCC報告書の中でもあまり注目されていない重要な主張「気候は激変する。過去に頻繁に激変した証拠がある。現在のゆっくりした温暖化が激変に突如変わらない保証はない」なのですが。
著者はAIPの物理学史センター所長だそうですが、広い視野、ごまかしのない記述、的確なバランス、見事です。
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