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サバルタンは語ることができるか (みすずライブラリー)
 
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サバルタンは語ることができるか (みすずライブラリー) (単行本)

by G.C. スピヴァク (著), Gayatri Chakravorty Spivak (原著), 上村 忠男 (翻訳)
4.2 out of 5 stars  See all reviews (6 customer reviews)
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Product Description

メタローグ

アメリカのPC(ポストコロニアル=植民地主義以後)文化研究の代表的論客による最重要論文の待望の邦訳。著者はインド出身の女性で、スレーリ、ミンハ、チョウと並ぶフェミニストの新世代であり、影響力においてはサイードと批評界を二分する実力派である。グラムシやデリダの概念を援用し、フーコーやドゥルーズ=ガタリの西欧中心主義を批判しつつ、第三世界の女性と知識人の有り様を問う。最新著『ポストコロニアル理性批判』(ハーヴァード大学出版局)の第3章では本論が更に深化された。来春の新刊『交通とアイデンティティ』(ラウトレッジ)の出版がすでに予告されている。(小林浩)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.


内容(「BOOK」データベースより)

フェミニズムとポストコロニアルの問題圏の交差点に定位しつつ、サバルタンの女性と知識人のあり方をめぐって展開される目眩く筆致。従属的地位にあるサバルタンの女性について、知識人は語ることができるのか、フーコーやドゥルーズを批判しながら、一方でインドの寡婦殉死の慣習を詳細に検討した、現代思想の到達地平。

Product Details

  • 単行本: 145 pages
  • Publisher: みすず書房 (1998/12)
  • ISBN-10: 4622050315
  • ISBN-13: 978-4622050315
  • Release Date: 1998/12
  • Product Dimensions: 7.4 x 5.1 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 4.2 out of 5 stars  See all reviews (6 customer reviews)
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20 of 22 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars ポストコロニアリズムだけに留まらない良書, 2006/4/13
サバルタン(=最下層民、従属者)を代弁することは可能か

これまでのポスト植民地主義の議論では中心/周縁構造が発揮してきた権力格差の再生産を批判し、
オリエントを代弁するという「弱者」の側に立つスタンスが主流であった。
スピヴァクによるとそうしたオリエンタリズム批判は、例えば植民地下のインドにおける
英国知識人と同じ過ちを犯してしまう可能性があるという。
そもそも本当の弱者=サバルタンは歴史的に語る声を持たず、弱者を虐げる側と、
弱者の存在を名指しし救い上げようとする「エリート知識人」の狭間で二重に抑圧されていたのだ。
本書はそのような「弱者」を救い上げようとする知識人層が、自己の立場を「透明な」ものとし、
不用意に救うべき他者を措定していると警告する。

また本書の文体は確かに難解である。しかし、これはスピヴァクがインタビューに答えて言うように、
複雑な事態を簡略化して説明することには必ず権力作用が働かざるを得ないという彼女の批判思考の現われであろう。
そもそもオリエンタリズムは説明の簡略化(「東洋人あるいは女とはこういうものだ!」)によって成り立ってきた知の体系であり、
さらにまた、「弱者」に分かる平明な言葉で解説してあげよう、という言明こそが支配的な知の体系の構築を可能にしてきたのである。
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50 of 69 people found the following review helpful:
2.0 out of 5 stars わたくしがアホなだけかもしれない。だが・・・, 2005/8/27
By daepodong - See all my reviews
(TOP 100 REVIEWER)   
 わたくしは現在、「サバルタン」と言ってもいい階層の方々と仕事上日常的につき合いがある(日本のようないわゆる先進国の人間の中にはAA諸国的なサバルタンはいない、と言われればそうかもしれない)。そんなつき合いの中で思うことは、サバルタンに届かないことばでサバルタンを語ることに何の意味があるのか、ということである。
 この本の内容、というより、「言葉」が理解できないわたくしが愚かなだけかもしれない。訳の問題でなければ、日本語の読解能力がないだけかもしれない。しかし、同じ内容を違う言葉で語ることはいくらでもできるのではないだろうか。
 スピヴァクが「わたしは今の職場では金を稼ぐだけ。本当に教えたいのはインドの人々だ」と語っていること、実際に収入の多くをインドの人々につぎ込んでいること、から、最低の評価にはしないけれど、このような「当事者」を無視した知のありかたというのはどうかと思う。
 極論かもしれないが、サバルタンを語れなくしている現状に、このような高踏的な知のあり方もひとつの原因になっている、という可能性も考えてみてほしい。

 近刊の「ポストコロニアル理性批判」も第一章だけ読んでみたが、ほとんど理解できなかった。

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14 of 19 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars フェミニズムに興味がなくても楽しめる現代思想エッセイ, 2005/1/30
 アメリカ在住インド人女性として、デリダとマルクスを武器に、反植民地主義・フェミニズムを徹底化しようとする理論的試み。その徹底さゆえに、「サバルタンは語ることができるか」という問いは、他者に対するデリダの逡巡に似た地点に読者を連れて行くが、そこが心地よい人(理論志向の人)と物足りない人(アクティヴィズム志向の人)に読者は分かれるでしょう。
 とはいえ、フーコー・ドゥルーズ・デリダをぶった切る手並みと威勢の良さは読んでて刺激的だし、何よりこの本の内容の広さと散らかりっぷりが、そのまんまポスト・コロニアリズム的知的作業の難しさを現していると思います。その意味では「リアルな哲学書」と言えるでしょう。
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4.0 out of 5 stars あなたは
デリダの『グラマトロジーについて』を英訳したスピヴァックの、今のところの代表作『サバルタンは語ることはできるのか』。この手の思想書にしてみれば、本文がやたら短い... 続きを読む
Published 7 months ago by 倒錯委員長

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Published on 2005/12/22 by misidazai

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西洋の中の他者を論じるフーコー/ドゥルーズの対談を契機に、その排他性を兆候的に読み替え、非西洋の他者を論じる地平を切り開く一冊。難しい。けど、面白い。スピヴァッ... 続きを読む
Published on 2004/10/30

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