内容(「BOOK」データベースより)
モルガン、メリル、リーマンなど外資系投資銀行で辣腕をふるったM&Aアドバイザーが、日本企業生き残りの「成長戦略」を問う!いま世界で何が起きているか日本はどうなるか。
出版社からのコメント
【内容紹介】
リーマン・ショックから1年...金融危機から未だ脱出できず低迷を続ける日本経済。
その一方で、世界の業界再編、M&A(合併・買収)はすさまじい勢いで進行している。
このままでは日本企業はグローバル経済の渦に巻き込まれ、外資に買収されてしまう!
次のターゲットはトヨタか新日鐵か? ソニー、日立、東芝はどうなるのか?
キリン、サントリーは買収されるのか? 任天堂、NTTドコモ、ユニクロは?
あなたの会社は大丈夫か?
本書は、日本興業銀行からモルガン、メリル、リーマンなど外資系投資銀行で
M&Aアドバイザーとして大型買収を手がけ、辣腕を振るった著者が、
数々の買収の事例を検証し、最新情報にもとづく図表を多数掲載し、
新世紀のM&Aはいかにあるべきかを問う。
生き残り、新たな企業価値を創造するための成長戦略をどう立てればいいのか?
その答えがここにある。
【はじめにより抜粋】
「我々が気がつかない間に世界の企業はどんどん先を行ってしまっている。彼らは合従連衡を繰り返し、いつの間にか巨大企業へと変貌してしまっている。ミタルは今や新日鐵の3倍近くの規模を持つ。ビールも、食品、製薬、農薬、そして小売りでも、数多くの業界で似たような状況が出現しているのだ。...しかし黙って目を瞑っていれば、我々はますます世界から取り残されてしまう。そしていずれは世界の覇者である「巨大外国資本」の前に屈してしまう。」
【プロフィール】
岩崎日出俊(いわさきひでとし)1953年、東京生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒業後、日本興業銀行に入行。スタンフォード大学経営大学院で経営学修士(MBA)取得。22年間の興銀勤務を経て1998年より2003年までJPモルガン、メリルリンチ、リーマン・ブラザーズの投資銀行各社においてマネージング・ダイレクターとして企業合併・買収の最前線に関与してきた。現在は経営コンサルタント会社インフィニティ代表取締役。主な著書に『投資銀行』(PHP研究所)『リーマン恐慌』(廣済堂出版)『サバイバルとしての金融』『金融資産崩壊』(祥伝社新書)などがある。
【目次より抜粋】
【1章】赤いハゲタカはトヨタを買収するか(ファンド篇)
●時価総額12兆円のトヨタといえども買収の可能性はある●国家ファンド(SWF)とは何か●GEは金融事業の見直し(スリム化)に着手した
【2章】なぜマイクロソフトは任天堂を買収しないのか(敵対的買収篇)
●キャッシュを抱えている任天堂が買収されない理由●買収に反対したブルドックソースの株主は、結局は大損した●三角合併は『大山鳴動して鼠一匹』に終わった●アデランスではいったい何が起きたのか
【3章】M&Aを成功に導くポイント(買収技術篇)
●牛角のMBOで株主たちは何を怒っているのか●なぜNTTドコモはM&Aで最も失敗したと言われるのか●新日鉱誕生の舞台裏●なぜ東芝の株価が日立より高いのか●なぜGEはソニーを買収しないのか
【4章】買収を陰で演じた投資銀行はどうなったか(投資銀行篇)
●投資銀行は無くなってしまったのか●投資銀行は「投資もしない」し「銀行でもない」●リーマン・ブラザーズが破綻した時にも投資銀行が動いた●なぜ野村はリーマンの欧州と中東をたった2ドルで買収できたのか
【5章】新世紀のM&Aとはどういうものか(価値創造・戦略編)
●キリンとサントリーの統合は必然の選択であった●世界の巨大企業は日本人が気がつかない間にどんどん先を行っている●日本たばこ(JT)によるM&Aはなぜ戦略的であると評価されるのか●世界を驚愕させたミタルのアルセロール買収劇●ミタルは新日鐵を買収するのか●攻撃は最大の防御である●リーマン・ショック後のグローバルM&A戦略●新興国から世界企業が出現してくる...more