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大日本「健康」帝国―あなたの身体は誰のものか (平凡社新書)
 
 

大日本「健康」帝国―あなたの身体は誰のものか (平凡社新書) (新書)

林 信吾 (著), 葛岡 智恭 (著)
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

軍国主義体制がとられていた時代には、兵力確保に、「国のため」に健康であることが求められた。そして今また、禁煙の推進やメタボ検診など、作られた「健康ブーム」に、国民が欺かれている。それは、医療費を抑制するための施策として、「国のため」に健康であることが求められているのだ。現在と戦前との相似性を浮き彫りにし、行き過ぎた「健康ブーム」を斬る。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

林 信吾
1958年東京都生まれ。神奈川大学中退。83年から10年間在英ののち帰国。以降作家、ジャーナリストとして活躍

葛岡 智恭
1959年東京都生まれ。法政大学卒業後、出版社勤務を経て独立。雑誌編集、広告制作にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 197ページ
  • 出版社: 平凡社 (2009/08)
  • ISBN-10: 4582854818
  • ISBN-13: 978-4582854817
  • 発売日: 2009/08
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 39,425位 (本のベストセラーを見る)

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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 良い指摘, 2009/9/19
 禁煙の推進やメタボ健診などの非合理的な政策の裏に潜む官僚などの利益追求を暴いている。これらの政策は国民を健康にする効果はなく、官僚や企業などの強者の利益を目的にしているだけである。さらに、このような、強者が利益追求する一方で弱者が不利益を被るという構図が、戦前・戦中・戦後処理の頃の軍部など(強者)と一般庶民(弱者)の関係と類似していることも指摘している。しかし、弱者の側も、ただ一方的に被害を受けているだけであるとみなしてはならないのであって、弱者の側が強者による「大本営発表」に対して疑いの目を持つことが重要であると述べている。
 しかし、この本の欠点を一つ上げるとすれば、せっかく官僚による国民の生活を無視した利益追求を問題としているのに、その視点が環境分野では十分に活かされいないことである。筆者は確かに、環境ホルモンの人体への影響がないにも関わらず、官僚が利権のために対策をし、結果、庁に回ってくる予算が増大して、中堅クラスの官庁になったという問題を正しく指摘している。しかし、P147L12〜で「環境庁が省に昇格したこと自体は、問題視すべき事柄ではない。温暖化など山積する環境問題を考えれば、当然どころかむしろ遅すぎたくらいだろう。」と述べている。ここから、環境分野でのその他の環境省などによる利権目的の非合理的な環境政策への批判的な視点が不足していることがうかがえる。その理由は、人為的理由による温暖化や、その結果起こると主張されている様々な問題は、科学的にはかなり疑問点が多いものなのにもかかわらず、そういった主張を前提として非合理的な環境政策が行われていることについて筆者はあまり問題意識を持っていないように思えるからである。(環境政策では官僚の利益追求が顕著に見られ、このほかにもリサイクル、外来種駆除において非合理的なことが数多く行われている。→参考:池田清彦氏、槌田敦氏、武田邦彦氏、赤祖父俊一氏、薬師院仁志氏などの著作)
 この点はこの本の本題ではなく、ごく一部の記述について批判したに過ぎない。この本全体としてはかなり良いものである。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 60年代から70年代のテレビや映画をみるとタバコを吸うシーンが多い, 2009/8/17
神奈川県では禁煙条例が施行され、分煙が徹底され、今後は湘南海岸も禁煙なんだそうだ。

一見、非喫煙者にとっては、いいことのように思えるが、そうでもないかもしれないとこの本を読んで思った。この本の共著者である林氏のイギリス型<豊かさ>の真実 (講談社現代新書) (新書)もあわせて読むことで、日本の厚生行政について強く考えることができる。

煙のない社会はたしかに快適だが、喫茶店でもみんながスパスパ吸っていたころの日本のほうが活力あるように思えるのは考え過ぎだろうか?
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16 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 good job!, 2009/9/19
By 小谷野敦 (東京都杉並区) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
国家による健康管理、ないし過剰な管理を思想的な観点から問題にする本は多いが、肝心の禁煙ファシズムについては素通りしてしまうものがほとんどだった中、八木晃介の『健康幻想の社会学』に並んで、新書判でこういうものが出たのは喜ばしい。
 もっとも疫学的な喫煙の害に異論を唱えると「インチキ文化人」として裁判所に認定されたりするから、ご注意を。
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なぜか、... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: tokyo1123

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