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ヨーロッパ 本と書店の物語 (平凡社新書)
 
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ヨーロッパ 本と書店の物語 (平凡社新書) (新書)

小田 光雄 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ドン・キホーテの熱狂を支えた行商本屋、バルザックが描くパリ出版業界の闇、ジョイスと書店の愛憎模様……。ヨーロッパ近代の文化と社会を、本と書店から生き生きと描き出す。


内容(「BOOK」データベースより)

ドン・キホーテの妄想を可能にした行商本屋による書物の流通。バルザックが描き出した十九世紀パリ出版業界の闇。二十世紀文学の産婆役をはたしたパリの小さな書店たち…。本はいつの時代も、「文化」と「商品」の二律背反のなかで、たいていは世知辛く、時折華やかな存在を刻んできた。その舞台はもちろん、多様な姿で歴史に現れた書店群。書物と文化、文学を取り巻く麗しい神話と過酷な現実。「本」をめぐる近世~近代ヨーロッパの多彩なドラマを描く。

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5つ星のうち 5.0 いつの時代も変わらぬものは物書きの貧窮, 2006/3/5
 1500年代以降の近世・近代ヨーロッパにおいて本が印刷され出版され読者に買われていく形態が定着していく様子が、作家と有名書店の係わりあいを通して描かれている.行商本屋、貸本屋、古本屋、キオスク書店などの発祥話も興味深い.また幾人もの文豪の挿話も随所に記されている.あのゲーテも最初の戯曲は自費出版であった.ウォルター・スコットは出版社の負債まで背負い込み、返済のための休みない執筆による過労で死んだ.処女出版の詩も歴史小説も売れず、バルザックは盗作や剽窃で三文小説を日に40ページも書きなぐり、あげくのはては出版業界に翻弄され3度も倒産した、ヘルマン・ヘッセの処女詩集は53冊しか売れなかった、ジョイスは「私のこの本は決して世に出ることはないでしょう」と「ユリシーズ」の出版の目途がなく意気消沈した.ついに無名と貧窮のうちに生涯を終えたリアードン、ビッフェンら文士の話も身につまされる.ここには書かずには死ねない物書きと、書物出版で生計をたてなければならない出版者との葛藤と相克がある.事情は現代も変わらない.
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