内容(「MARC」データベースより)
山岳氷河の懐深く、静かにたたずむ雪と氷の殿堂。1956年5月9日、日本山岳会隊、マナスル初登頂を果たす。日本人による初めての8000m峰登頂から50周年を記念し、高所撮影の高峰群を厳選して紹介する、山岳写真集。
出版社からのコメント
本書は、写真家の藤田弘基さんが、1966年に初めてヒマラヤを訪れて以来、40年にわたる取材で撮影した高所撮影の作品から、標高7000mを超える山を100峰選んで構成した山岳写真集です。
撮影地は、東は東部ヒマラヤから西は東部ヒンドゥー・クシュまで約2800kmにおよび、山域はヒマラヤ山脈、カラコルム山脈、ヒンドゥー・クシュ山脈です。撮影年は1976年から2005年、撮影地の標高は3000mから6500mになります。
世界最高峰のエヴェレスト、2位のK2をはじめ、山岳氷河の懐ふかくに聳え立つ山々の荘厳さを表現するために、目的の山の対斜面に1mでも高く登り、至近距離で撮影することを心がけてきたといいます。
黎明や夕暮れの光をうけて浮かび上がる大山塊、天女の羽衣を思わせる美しいヒマラヤ襞、たおやかに純白の雪をまとった氷河源頭の峰々、切り立った巨大な岩壁にきざまれた造山運動の褶曲や断層、しずかな氷河湖や大雪原、澄みきった空……、さまざまな表情を山々が見せています。
本文には、ヒマラヤに夢を抱いたきっかけから、撮影でのエピソードをふんだんに交えて、山群ごとの撮影記を掲載しました。この1枚を撮るためにどのような準備をし、また天候や情況によってどのように阻まれたのか、その一端がお伝えできるのではないかとも思いますし、著者のヒマラヤにかけた40年の思いが表現されていると思います。
巻頭では、日本ヒマラヤ協会理事長の山森欣一さんにヒマラヤについての解説をいただいております。
今年、2006年5月9日は、日本山岳会隊がマナスル(8163m)に初登頂して50周年を迎えます。1956年、日本人による8000m峰初登頂のニュースは、著者の胸に深く刻まれ、それをきっかけに、後年、全ヒマラヤの撮影をライフワークとするに至ったとのことです。マナスル初登頂50周年、ヒマラヤ撮影40周年の記念の意味も込めて刊行しました。ご覧いただけますと幸いです。
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