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読まない力 (PHP新書) (ペーパーバック)

養老 孟司 (著)
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商品の説明

内容紹介

「言葉は意識の産物である。現代は意識優先、つまり脳化社会で、だから情報化社会になる。
人生は『意識のみ』になってしまった」……。

著者はあまり言葉を信用していない。言葉を読み過ぎず、先を読まず、
解剖学者の眼で世の中を見つめ、静かに考える。すると現代日本人が気づかない、
人間社会を取り巻くシステムが立ち現れる。
たとえば、著者は本書で以下の意味のことを述べている。
「秩序は同量の無秩序と引き換えでないと手に入らない。文明とは秩序であり、
秩序を構築する過程で同量の無秩序を生み出している。それが炭酸ガス問題、
環境問題の本質である。代替エネルギーもどうせ同じことであり、
どこかにエントロピーを増やしてしまう」。日本人がこれからどう行動するかを考える上で、
無視できない指摘ではないだろうか。

本書は月刊誌『Voice』で2002年からはじまった好評長期連載「解剖学者の眼」を
完全収録した時評集。石油問題、自衛隊のイラク派兵、靖国参拝、振り込め詐欺、オリンピック…。
日本のこの7年を振り返りつつ、普遍的な視座を提案する。


内容(「BOOK」データベースより)

「言葉は意識の産物である。現代は意識優先、つまり脳化社会で、だから情報化社会になる。人生は『意識のみ』になってしまった」…。著者はあまり言葉を信用していない。言葉を読み過ぎず、解剖学者の眼で世の中を見つめ、静かに考える。すると現代日本人が気づかない、人間社会を取り巻くシステムが立ち現れる。本書は二〇〇二年以降の日本と世界を論じた時評集。石油問題、自衛隊のイラク派兵、靖国参拝、振り込め詐欺、オリンピック…。日本人がいかに行動すべきかを考える上で示唆に富む一冊。

登録情報

  • ペーパーバック: 187ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2009/2/14)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 456970574X
  • ISBN-13: 978-4569705743
  • 発売日: 2009/2/14
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 80,020位 (本のベストセラーを見る)

    カテゴリーランキング:

    92位 ─   > 文学・評論 > エッセー・随筆 > 著者別 > や・ら・わ行の著者
    114位 ─   > 新書・文庫 > 出版社別 > な・は行 > PHP研究所 > PHP新書
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 短編コラムで紡ぐものの見方・考え方, 2009/3/7
氏が2002年から2008年までの間に雑誌に寄せた時評集。私は氏のベストセラー「バカの壁」すら読んでいないのだが、自分に都合の悪いことをなるべく考えたくない人は大勢いて、政治家、メディアなどある意図を持った特定のひとに世の中がミスリードされていくことは恐いことだという氏の考えに触れることができた。
・政治家の失言からはそのことを本気で考えていないことがわかるが、同時に「発言は自由なほうがその人の本音がわかって助かる。
・科学にはお金が絡んだ時点でそれは事業であり、科学ではなくなる。
など。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 当たり前のことを程よく行う, 2009/3/6
By なか - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
本書は、養老孟司の時評集です。

現代は意識優先で、人生は意識のみになってしまったと
危惧する一方で、先々への不安を具体的に考えない現在
に対して、いろいろな角度から警鐘を鳴らしています。
「一段だけでもいい。先を考えておくれ」と。

ただ、タイトルの通り、考えすぎる・読みすぎるのも困
りもの。考えることを、適度に行う。当たり前のことを、
程よく行うことの大切さに気付きます。

また、「自分の未来と国家や世界の未来、その中間に、
もう少し具体的な何かが欠けている」との指摘にドキリ。
漠然とした不安を見事に見抜かれています。

様々な考えを巡らせるためにも情報をただ眺める時間を
減らしたほうが良いのかな、という気にさせられます。
時折、時評にも、テレビも新聞も見ずに過ごした夏休み
や旅行の記述が見られますから。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 生き甲斐を取り戻すすべ, 2009/6/13
 月刊誌に6年間に渉って掲載された時評集。
 10年一昔と言うが、この時評に収められた事件はここ7年くらいの間に起きたものばかりだが、随分昔の出来事のように感じられる。ホリエモンや鈴木宗男が世間を騒がせた事件は、まだ10年経っていないのだ。
 タイトルの意味は、要するに先読みするな、というほどの事だそうだが、逆に言えば先は読めないほうが良いとも言える。養老氏は言う、「未来が見えることは、本当にいいことか。(中略)一寸先は闇。それが怖いのは当然だが、怖くない人生は面白い人生か。自殺が増えるのは、これと関係ないだろうか」。人生先が見えたら生き甲斐なんてなくなりゃしないか、と言うわけだ。
 ところが、みんな先が読めることしかしない社会が現代の『都市化社会』だ。それを諷して氏は、「ああすれば、こうなる」社会と呼ぶ。一方、その対極にあるのが、自然である。自然は読めない、人間の思い通りにならない、ああしても、こうならない。そして、我々に最も身近な自然とは、『子供』だと言う。確かに、これだけ少子化が進むのも無理もない話だと、納得する。
 考えてみれば、子供は何であんなに生き生きとしているのか。単に年齢的な若さだけではあるまい。先が見えないからこそではなかろうか。先が見えないからこそ、不安もあるがわくわくもしているのではないか?それを思えば、我々大人たちに生き甲斐を取り戻す道も、おのずと明らかとなろう(H21.6.13)。
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投稿日: 2か月前 投稿者: 鈴屋飯依比古

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