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ファッションから名画を読む (PHP新書)
 
 

ファッションから名画を読む (PHP新書) (新書)

深井 晃子 (著)
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商品の説明

内容紹介

《青いターバンの少女》のターバンや耳飾り、《モナ・リザ》の黒衣、
印象派が描いたパリジェンヌの美しいファッション――そこに秘められたドラマとは?
いわずと知れた傑作も、「装い」に目を向ければ、隠された魅力が見えてくる。
フェルメール、ダ・ヴィンチ、ルノワールetc. 画家たちの筆がとらえた折々のファッションは、
キャンバスの中で永遠の美へと昇華する。
絹の光沢にビロードの艶、贅をこらした装飾、流行のシルエット、鮮やかな色彩、
衣擦れの音さえ聞こえてきそうな布の質感。王妃の下着、貴婦人の靴、紳士の黒服、
庶民の日傘。
はるかなる時を超えて、絵の中のドレスは語る。そして私たちは知るのだ、
画家の情熱にモデルの誇り、時代の輝きと、そこに生きた人々の息づかいを。
服飾・美術研究の第一人者が、新しい絵画の楽しみへいざなう。
オールカラーで作品を多数掲載。


内容(「BOOK」データベースより)

『青いターバンの少女』のターバンや耳飾り、『モナ・リザ』の黒衣、印象派が描いたパリジェンヌの美しい洋服。いわずと知れた傑作も、「装い」に目を向ければ、隠された魅力が見えてくる。絹の光沢にビロードの艶、贅をこらした装飾、流行のシルエット、鮮やかな色彩、衣擦れの音が聞こえてきそうな質感…。はるかなる時を超えて、絵の中のドレスは語る。そして私たちは知るのだ、画家の情熱にモデルの誇り、時代の輝きと、そこに生きた人々の息づかいを。服飾・美術研究の第一人者がいざなう、新しい絵画の楽しみ。

登録情報

  • 新書: 290ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2009/2/14)
  • ISBN-10: 4569703364
  • ISBN-13: 978-4569703367
  • 発売日: 2009/2/14
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 74,976位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 4.0 ファッションと歴史との親密な関係, 2009/4/23
とても興味深い1冊でした。おもしろかったのは、ファッションの流行において、女性たちは華やかできらびやかに自身を飾り立て、贅の限りを尽くしたかと思えば、その後には必ず簡素でリラックスした格好をしたがる、という事が、何世紀も前から延々と続いている事でした。贅沢の後の反省?みたいな気分はなんだかちょうど今の時代と重なるような感じがして、技術は進化しても人間そのものはあまり進化していないのかも、と思ってしまいました。だからこそ流行はつくられてファッションは面白いのでしょう。
なじみのある有名な絵画も、描かれている人物像や身分、その身分を表す(顕示する)衣装、素材や技術と開発された時代背景について、描かれている柄のもつ意味などに触れてあり、まさに絵画を10倍楽しむ鑑賞法ではないでしょうか。
内容としては星5つでしたが、主題である絵が少し小さすぎて見にくかった点だけが残念でした。本のサイズからしてしょうがないのかもですが、、。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 新感覚の芸術史。, 2009/3/8
 筆者は、パリの大学院で美術史を学び、京都国立博物館等で開催されたファッション関係の企画展示の企画に携わったキュレーターで、京都服食文化財団の理事でもあります。

 昨今、美術史や絵画の含蓄を解説した本は多いですが、ファッションから歴史的な名画を分析するというのは非常に珍しいと感じます。
 ファッション肖像画の女性たちの服装からその時代の流行ファッションを分析したり論評する。女性たちの生活様式や文化を歴史的事実と比較する。面白いです。

例えば、
・日本でも人気のあるフェルメール「青いターバンの少女(別名:真珠の耳飾の少女)」などの作品では、モデルの女性が真珠の耳飾をしていますが、その大きさは、見るからに相当大きい。当時、天然真珠は非常に高価で、今のような養殖技術もなかった。国全体が富裕だった17世紀オランダでは確かに真珠が流行していたが、この大きさは誇張では?

・印象派〜後期印象派の作品の中で、パラソルの位置づけが、富裕層のオブジェから19世紀の後半になり、一般市民の実用品として移り変わっていることがスーラの「グランジェット島の午後」などに表現されている。

…などなど。

 絵画の写真が多く掲載されているので絵画についてはすぐイメージできるのですが、タフタ、サテン、クチュリエ、コルセット…などなどファッション関係の言葉が当然のように注釈なしで多用されるので、服の素材やデザインの名称について、普段意識して生活していない身にとっては、急にイメージが沸かず、よくわからないまままま読み進めてしまうのが難点です。
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5つ星のうち 4.0 絵画の見方が変わるような記述 名画も数多く掲示, 2009/10/10
By sasabon - レビューをすべて見る
(TOP 10 REVIEWER)   
美術館には赴き、掲げられている肖像画のモデルの表情に注目することはあっても、それが当時流行のファッションかどうかは、知識がないこともあり関心を持ちませんでした。
本書に示された数々の名画に隠された寓意やファッションの変遷を通して当時の世相や観念、社会の捉え方など全く及びもつかない観点から名画を見るという試みは大変興味深く受け止めました。

著者の深井晃子氏は、パリ第4大学大学院で美術史を学んだ服飾史家で、京都服飾文化研究財団理事、チーフ・キュレーターです。京都国立近代美術館でファッションに関わる企画を監修されています。
本書の表紙にも掲げられていますが、フェルメールの『青いターバンの女(1665)』の真珠の大きさが実際より大きく描いてあることには気づきませんでした。ターバンのウルトラマリン(群青)の原料であるラビスラズリーの希少性から話題が展開し、合成染料に顔料の大量生産によって色彩世界が大きく広がったことなど、ファッションだけでなく、美術史の奥深さを知る記述も多い書でした。数多くの図版はありがたいのですが、新書サイズのため、細部までは分かりにくいのが惜しいですね。

本書の内容です。
プロローグ ― 美術史が見なかったもの、
第1章 人を描く、服を描く〜肖像画とファッション
第2章 風俗画の愉しみ〜活き活きと生きた市井の人々
第3章 描かれた布
第4章 色は世につれ人につれ〜時代と色
第5章 ディテールは語る
第6章 近代パリ風景〜「見る/見られる」
第7章 印象派の画家たちとパリ・モード
第8章 コルセットをめぐって〜描かれた下着
第9章 絵画から消えたモード〜モード画の誕生
エピローグ ― もう一つの角度からの美術史
あとがき
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投稿日: 5か月前 投稿者: 九月

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