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日本の軍歌は芸術作品である
 
 

日本の軍歌は芸術作品である (新書)

林 秀彦 (著)
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商品の説明

内容紹介

そもそも日本の軍歌と呼ばれる歌の数々は、あの厳しい大東亜戦争末期に至るまで、
後年の人が誤解するような暗いイメージはなかった――と著者は言う。
むろん、戦意を昂揚させる意図が露骨な歌詞もあったが、
それらの言葉ですら美しい単語が厳選され、
日本人でなくては成し得ない美意識が貫かれていた。
「『海ゆかば』を知らない若者の多いことほど無念なことはない」と著者は嘆く。
この大伴家持の歌には「戦う」という言葉も「勝つ」という言葉もない。
全体としての意味は、この身を犠牲にしても何の迷いも後悔もないという、
まるで恋をしている若者のように心身を捧げんがための歌だ。
日本の軍歌を通して見えてくるのは、日本人が「量の文明」ではなく、
「質の文明」を希求した民族だということである。
「軍歌=ウヨク」という固定観念を覆す、斬新な日本文化論。
※2002年3月にPHP研究所から出版された『海ゆかば 山ゆかば』を改訂・改題して復刊。


内容(「BOOK」データベースより)

日本人は「量の文明」ではなく「質の文明」を追求してきた。「軍歌=ウヨク」という固定観念を打破する斬新な日本文化論。

登録情報

  • 新書: 256ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2008/7/25)
  • ISBN-10: 4569702538
  • ISBN-13: 978-4569702537
  • 発売日: 2008/7/25
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 戦争賛美ではなく、国家のアイデンティティ確立のための芸術品, 2009/10/17
 軍歌を題材にする本なんて、ウヨクで軍国主義だ。そんな声が聞こえてきそうだが、オーストラリア在住でどことなく美味しんぼの原作者を思わせる著者は、スタンスとしてリベラルに位置するだろう。それでも、日本民族と国を愛するが故に、日本再生の手段として軍歌を題材にした本を世に問うた。
 古来、日本人は歌を愛し、争いを好まない民族であり、その精神性は高い質を持っていた。蘇我と物部の争いから都合50数回しか戦争を体験していない。
 対して、西洋世界は有史以来総計1万回以上の戦争を繰り返し、量を争ってきた。戦争は日常の経済活動の一種なのである。
 日本は、明治時代にいきなりこの野蛮な世界に放り込まれた。自立しないと植民地にされるのが合法だった時代である。自分の国や世界の文明という形而上の概念を知らない日本人が、これらを形而下のものとして認識する手段として軍歌が発生したと著者は主張する。万葉以来の日本の言霊による世界観を西洋の音符に乗せた、世界史上唯一の反戦的な軍歌という芸術の発生である。言葉を論理として組み立てる西洋言語に訳してみれば、日本の軍歌ほど不思議な歌詞はない。
 戦争が永遠に続く以上、1回の敗戦など精神的に処理して次の戦争に備えるのが世界の常識である。しかし、日本だけがこのプロセスを失い、日教組により日本を憎む国民を増産してきた。いずれ日本がこの世から消えるかも、と言ってもヘラヘラしているのが今の日本人である。
 もう一度軍歌の歌詞を読み直し、日本人としてのアイデンティティを取り戻して欲しいと絶叫する著者の声に耳を傾けてはいかがだろうか。
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