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日本と中国は理解しあえない
 
 

日本と中国は理解しあえない (単行本)

by 日下 公人 (著), 石 平 (著)
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Product Description

内容紹介

岡崎久彦大使は産経新聞の「正論欄」で「石平氏の日本理解の深さは、明治以来の外国人哲学者の中でもトップクラスだ」と絶賛している。
そしてその石平氏は日下公人氏を「日本人でありながら、中国人の現実主義を実に深く洞察している珍しい日本人」だと絶賛している。
本書は、日本と中国が「すれ違う理由」を、その両国の本質を深く知る二人の評論家によって、明らかにする。
日本と中国は、その成り立ちも価値観も、国家を動かす仕組みもまったく異なっている。
特に「権威と権力が分かれている日本、権力が一人に集中する中国」「政治より文化という日本、すべては政治につながる中国」
という視点は、両国が理解しあえない本質として見逃せない点であろう。

結論――当分の間、日中は損得だけで交際しているのが無難で、それを越えて友好・親善とか、善悪や正邪を論ずる世界にまで入るのはやめた方がよい。国民も国家も今のところ双方ともに未熟だからである。


内容(「BOOK」データベースより)

付き合わないときが、お互い一番幸せだった。かくも異なる両国は、根本が違うからそうなる。深く付き合うと、両方とも歪みが出てしまう。だからほどほどがいい。友好・親善、善悪や正邪を論ずるなかれ。

Product Details

  • 単行本: 237 pages
  • Publisher: PHP研究所 (2008/4/2)
  • ISBN-10: 4569699383
  • ISBN-13: 978-4569699387
  • Release Date: 2008/4/2
  • Product Dimensions: 7.6 x 5.4 x 0.9 inches
  • Average Customer Review: 4.5 out of 5 stars  See all reviews (10 customer reviews)
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94 of 99 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 帯のキャッチコピーがすべてを表現している, 2008/4/7
イギリスはヨーロッパ大陸に領地を持っていた時代がありました。しかし当時のヨーロッパ大陸は動乱の嵐が吹き荒れていて、その影響がイギリス国内にも及んだため、イギリスの国内政治も安定することはありませんでした。しかし無能な国王が何代か続いた時期に、イギリスはヨーロッパ大陸から撃退されて領地を失い、島国に閉じこもる羽目になってしまいました。そうしたら初めて国内の政治が安定するようになり、国内にエネルギーが蓄積され始め、後世の大発展の基盤を作ったのです。

日本の歴史を見ても、大陸諸国との関係にのめり込んでいって、うまくいった試しは一度もありません。ただの一度もです。これは大陸と島国とでは、地政学的な立場がまるで異なるからでしょう。大陸の文化は重厚ですから、惹かれる気持ちはよくわかります。しかし惹かれるのは当人の勝手です。明治以来、中国大陸にのめり込んで、そこで生涯をまっとうした人は何人も出ました。当人はそれで満足でしょうが、故国で生きる同胞を巻き込んではいけません。自国が島国であるという地政学的立場を忘れて、大陸諸国との関係にのめり込んでいくと、戦前、ドイツとの関係に深入りし過ぎた失敗をまた繰り返すことになるでしょう。歴史から学ぶとはそういうことではないでしょうか。

そもそも島国に政権をつくるのは、大陸から独立するためです。サハリンを考えてみればわかるように、大陸から独立しないのなら独自の政権などつくる必要はありません。つまり島国の政権は、出発時からすでに反大陸という基本的性格を備えています。この体質に反するようなことをやれば、当然そのツケは廻ってきます。

日本と相性がいいのは同じ島国の海洋型国家で、イギリス・台湾・東南アジア諸国です。相性が悪いのは重厚長大型の大陸諸国で、中国・ロシア・ドイツです。「同じアジア」というスローガンにだまされてはいけません。戦前の中国大陸に軍事的にのめり込んだのも、現代の日本企業が中国に深入りし過ぎているのも、後世の歴史家たちから見れば、本質的に同じことだと判定するかもしれません。もちろん大陸諸国と全く付き合うなという意味ではありませんが、どれだけ深入りするかは、自国の体質と国益から判断されねばなりません。「日中友好」を商売にしている人士の言動に惑わされないことです。
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30 of 32 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars めちゃくちゃ面白い, 2008/5/14
面白いといっても「笑う」とは違う。
いつもながら日下さんの視点には目から鱗なんですが、博学だからこうなるのかなぁと思ったりします。
日本の歴史は、天皇という権威と将軍というう権力が分離しているが、
中国は皇帝という権威も権力も集中してしまう。
だから天皇はヨーロッパでいう所のローマ法王にあたり、将軍はキングだと解釈すれば判りよい。
石平さんの何冊か本も読んだが、いちばん面白かったのは本ではなく「正論」での核議論の記事でした。
日本のよさをよく知っている。
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65 of 71 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 日本論を扱ったものの中では一番よい, 2008/4/28
By もりぞ (市街化区域) - See all my reviews
日本と中国の間には一種の『バカの壁』があると著者たちは主張する。

そもそも歴史が違いすぎる。

中国には始皇帝以降何人もの皇帝が存在したが、それぞれが直前の王朝を否定し、関連するすべてを抹消する。
新王朝はそこに新たな価値観や体制を持ち込む。このような連続性の無い中国には文化などは形成されにくい。
毛沢東にいたっては、お互いに密告させ、完全に地域信頼社会をも破壊した。

一方日本は、権威と権力を異にすることにより、脈々と文化と伝統を育んできた。

一言で言うなら、中国は『騙しあいの社会』で、日本は『信頼しあう社会』なのだ。『騙しあいの社会』はコストが非常に高い。

こっちが謝って一方的に譲れば、相手も謙虚に考えてくれるだろう、と、そういう暗黙の了解が日本にはある。
日本人同士なら「いつかわかってくれる」という感覚があるし、それが美徳であるが、中国はそれは通用しない。
中国は「お前の誠意というのは、ただのお前の弱さの現われだ」としか見ていない。

だからと言って「中国はけしからん」と安直に思ってはならない。
相手の弱みにつけ込むという考えがなければ、中国ではやっていけないのだ。
だからどちらがよいとか悪いではなく(明らかに日本がいいと思うが)、お互いに違いを認め合い、必要なときに必要なだけ付き合えばよい。
無理にお近付きになろうなどとは考えてはならない。
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どの国の文化にも良い所と悪い所があるのに、日本人と中国人が一緒になって中国を全面否定。
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その読みやすさゆえに、忙しく過ごされてる方に特にお勧めです。
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