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商品の説明

内容紹介

最近は、金融に関する予測本での活躍が目立つ著者であるが、
もともとは、日本とアメリカの政治思想を専門とする、右に出る者のない碩学である。
著者は、常々、
「本当は、日本人はどのような思想のもとに生きてゆくべきなのか」
を考えてきた。
そのヒントは、これまで日本という国、日本人という人種が歩んできた、
「歴史」のなかにこそ存在する。

そこで、著者の知力を総動員して、描かれたのが、本書である。
この本は、美しい人間絵巻である、司馬遼太郎が描いたような歴史観には基づかない。
過去の人々が、なるべく一般庶民のまえに出すまいとしてきたであろう事実を表に出し、
本当に起きていたことは何なのかを抉り出すことに全力を注いでいる。

読者は、戸惑いと驚きの中で、今まで誰も教えてくれなかった、
真の歴史考察と直面するであろう。
日本人必読の一冊である。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

副島 隆彦
1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師を経て、常葉学園大学教授。ベストセラー『預金封鎖』(祥伝社)、『英文法の謎を解く』(筑摩書房)などの著者として知られる碩学。日米の政界・シンクタンクに独自の情報源を持ち、金融経済からアメリカ政治思想、法制度論、英語、歴史など幅広いジャンルで、鋭い洞察と緻密な分析に基づいた論評を展開。また、副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本人初の「民間人国家戦略家」として講演・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 1.0 町人国家論の変奏, 2008/8/15
今まであちこちで述べてきたことの寄せ集めのような印象がある本である。日中関係について、日本が中国から一方的に影響を受けてきたので、恩を返さねばならないなどと間の抜けたことを書いているが、そもそも菅原道真が9世紀末に遣唐使を廃止してから、時折中国の思想が流入することはあっても、日中関係は基本的に断絶していたのであり、一方的に影響を受け続けたと言うのは明らかな誤りである。そもそも日本人が明治維新以来、作り上げた数多くの翻訳語はそのまま中国で使われているのではないか。読んでいるうちに、著者の論旨は、天谷直弘氏がかつて唱えた「町人国家論」に近いと思っていたら、案の定後になって出てきたので笑ってしまった。中国人には誠心誠意話せば分かるとも書いているのだが、これも全くの幻想だ。そもそも現在の中国人の圧倒的多数には漢籍の素養など全く無い。断絶しているのである。著者の言う中国人は著者の妄想の中にしか存在しない。中国人と誠心誠意話せば分かる、ただひたすらアメリカに抗って中国人と仲良くすればいい(笑)というのは、知的退行そのものである。著者は王道を行っているつもりかもしれないが、覇道も必要である。実際、現実に中国がやっているのはガス田、著作権、商標その他数多くのものの侵略と略奪である。最初から日本人をいい獲物としてしか認識しない連中に「誠心誠意話せば分かる」というのは愚の骨頂である。それ以外の部分については有用な部分もあるが、アメリカを嫌うあまりの中国への一方的な求愛はここまで来ると見苦しいの一言である。
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19 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 副島隆彦さん 久々の歴史分析本 参考になります。, 2008/10/10
By 21世紀のケインジアン (兵庫県) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
著者は日本人の孔子像と中国人の孔子像が全く違うと冒頭で説明し、日中の考え方にはギャップがあると説く。このことは、中国人と接した経験のある人ならば誰でもうなずけるのではないだろうか。

また「義」という日本人がをずっと大切にしてきた日本の美学をアメリカは戦後様々な手段と仕組みによって解体したと説く。

 最後には、日本は特にここ最近ユダヤ系金融資本主義に振り回され、その結果現在のの日本を作り上げてしまったのだから、そのグループと距離を置き、中国を大切と手を携え、アジアを拡大していくことがこれからの日本の進むべき道であると結ぶ。

また、別の分野の話として、幕末から現代に至るまでのロックフェラーとロスチャイルドの覇権争いについても、実にわかりやすく説明されていて、このことを頭に入れて金融などの世の中の動きを見ていくとより理解が深まると思う。

最後に、現在の金融危機や恐慌の可能性に興味のある方は、副島隆彦著「恐慌前夜」
を是非、読まれたい。

その他、その観点から参考になる本として、ソロス著「ソロスは警告する」、ラビ・バトラ著
「2010年資本主義大爆裂! 近未来10の予測」、恐慌論の名著ガルブレイスの「大暴落1929」をお勧めしたい。副島さんの本を含め、これらの本のレビューを書かせていただいたのでご一読いただければ幸いである。


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41 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 非常に分かりやすい, 2008/7/27
タブーとされている明治維新の本質等にも的確な批判をしている非常に内容の優れた本ではあるが唯一著者の仏教に対する理解が浅い印象を受けた。現代の形骸化した仏教の在り方に対する批判に異論はないが八万四千の法門とも言われる仏教が日本文化、日本人の精神構造に与えた影響は甚大なものがあり、簡単にこれを斬り捨てるのはどうかと思う。これは著者の賞賛する富永仲基にもいえる事であり、この人物の仏教批判に対する批判、反論の声も多い。
一応、気になったので仏教に関する著者の誤解と思われる点を挙げておくと101Pで言う法相宗は唯識論を根本にしており、この唯識は輪廻を肯定し、輪廻からの解脱の道を説いているものであり、著者の「法相宗は輪廻転生を認めない」という点、
それと形而上学の問いに対して釈迦の示した態度は無記であり「輪廻転生を認めないというのがお釈迦様の仏教の思想です。」という点。

また大乗仏教にも触れているが、大乗仏教が勃興した動機は、それまでの形骸化した仏教に対する批判精神であり、本質は釈迦の精神に帰るためのものである。著者は大乗仏教を釈迦が説いたかどうかにこだわっているが大乗経典を誰が解いたかはさほど重要な問題ではない。仏教のポイントは方便、対機説法とも言われている。

そんなことを踏まえつつ是非多くの人に読んでいただきたい本です。
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