商品の説明
ダイナスティ ダイナスティ(dynasty)とは、「王朝」「世襲による権力の継承」「支配階級」を意味する。本書のテーマは、歴史に名を残すファミリー企業の研究だ。米ハーバード大学の名誉教授であり、世界的歴史家として名を馳せる著者は、金融界の「ロスチャイルド」や「モルガン」、自動車産業の「フォード」や「トヨタ」など、一族による経営が3代以上継続した巨大ファミリー企業に注目し、歴史学、経済学、経営学などの視点から、それらの企業がなぜ世界各地で高い地位を勝ち得たかを明らかにしようと試みる。
著者は本書をまとめるに当たり2つの点を重視したと言う。1つは「誰と知り合いで、誰を信用できるか」といった、いわば個人的なコネクションの強弱だ。もう1つは家族の経営哲学とも言うべきもので、「金と権力の追求者」か、「物質至上主義者」かなどに分類できると言う。
ともすれば「時代遅れ」とも受け取られがちなファミリー企業ではあるが、新たな価値の創造という経済の核心において彼らが果たした役割は大きく、その重要性は今日でも変わらないと説く。最近テレビドラマ化されて再び注目を集めている山崎豊子原作の『華麗なる一族』と重ね合わせて読むとさらに興味が広がるだろう。
(日経ビジネス 2007/02/26 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社/著者からの内容紹介
ダイナスティ......。それは家族が何代にもわたり引継ぎ触れ合
い、ビジネスという場に組込まれ交錯しそして築かれる。歴史家・経済学者とし
て最高権威の著者による本書は、フォード、ロスチャイルド、トヨタ、プ
ジョー...といった世界の伝説的13ファミリーをケーススタディとして取り上げ
る。そして豊富な逸話と鋭い洞察力で、巨大ファミリー企業つまりダイナスティ
の功罪、光と影に切り込んでいる。帯での堺屋氏の「ファミリー企業は多様な価
値を創る知価社会ではますます増える」というコメントからしても、今後も
世界経済を牽引していくファミリー企業の研究は進められるだろうし、本書はそ
うした点で大変価値ある書となるはずである。また世界的ベストセラー『The
Wealth and Poverty of Nations:「強国」論<竹中平蔵 訳>』でみせたストー
リーテラーとしての才能も存分に発揮、読者を飽きさせない内容に仕上げられて
いる。
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