私たちが目にしている物質は、原子や分子で構成されている―ここまでは誰もが学校で習う。ところが、量子論は相対性理論に並ぶ現代物理学のもう一つの柱―こう聞くと文科系の人はおじけづいてしまう。私たちの世界は量子論抜きには語れないのに。
およそ1ミリの1000万分の1より小さなミクロの世界を研究対象にしているのが量子論。たとえば、半導体やナノテクも量子論と関係している。また、宇宙はいまから137億年前にミクロのサイズで生まれ、ビッグバンという大爆発を起こして膨張を続けているが、その初期の宇宙の様子を説明するのも量子論だ。
量子論ではミクロの物質が「粒でもあり、波でもある」と説明するが、文系頭には理解不能だ。だが、本書では、イラストや図を多用し、マックス・プランクやニールス・ボーアなどの人物にスポットを当て、文系の人にもわかりやすく解説した。現代物理学の深遠が垣間見えるはずだ。
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