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「ひきこもり」救出マニュアル
 
 

「ひきこもり」救出マニュアル (単行本)

by 斎藤 環 (著)
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Product Description

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   全国に100万人いるといわれている「ひきこもり」。ひきこもりとは、長い間自宅にこもって社会参加をしない状態をいう。皮肉にも、新潟県の監禁事件や佐賀県在住の少年が引き起こしたバスジャック事件で、一気にその名を知らしめることとなった。

   思春期・青年期の精神病理が専門で、「ひきこもり」治療に詳しい著者が、具体的な事例をもとに、Q&A方式で、ひきこもりから抜け出す手だてを示している。タイトルだけを見ると、何となく軽い印象を受けるが、中味は非常に重く、そして真剣だ。本書の読者対象は、当事者や家族、支援する専門家などの関係者。「可能な限り『専門家に相談してください』という表現を用いない」ようにした、と著者自身が述べていることからも、実用性を重視していることがわかる。

   本書は、ひきこもりの定義に始まり、原因や不登校との関連、治療の目安や選択基準、家族の接し方、社会的サポートなど、事細かに質問項目を設定している。特に印象深いのが、インターネットとの関連性だ。インターネットをやったらますます引きこもってしまうのではないか、という問いかけに対し、著者は、直接話すのが苦手な子でもメールを通してコミュニケーションが取れることや社会との接点を回復する窓口として大きな意義を持っている、と肯定している。豊かな専門知識と、ひきこもっている人たちへの温かいまなざしが、単なるマニュアルではない1冊に仕上げている。(町場キリコ)



出版社/著者からの内容紹介

一説に百万人いるといわれる「ひきこもり」。PHP新書『社会的ひきこもり』でこの問題を社会に認知させ、「ひきこもり」治療の第一人者として注目される精神科医の著者が、当事者およびその家族を読者対象に、ひきこもりからの脱出・救出方法をQ&Aで詳しく、具体的に解説する。

著者は「はじめに」で、「極端な話、この本の情報さえあれば、専門家抜きでもひきこもりから抜け出すことが可能になる、というくらいの実用性を持たせたい」と宣言する。数多くの事例を診ている著者のアドバイスはじつに的確で、いますぐにも実行できることがたくさんある。しかし、われわれが思いも寄らぬ指摘もあり、ひきこもり対応の難しさを感じさせられる。

付録として厚生労働省が発表したひきこもりに対処するガイドラインや、精神保健福祉センター一覧も載っており、使える一冊となっている。

本書は「ひきこもり」で悩むすべての親に贈る明日への処方箋である。


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14 of 15 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 分厚い, 2006/2/23
By 香桑 - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
マニュアルとして基本的にQ&A方式で書かれているが、個別的で多様な問題を一概には答えられない難しさから、すっきり明快簡潔に答えるわけにはいかない。それでこのボリュームになるのだと思う。
また、著者は自分の経験、自分の知見であると繰り返し、過度の一般化にならないよう配慮している。
教育、福祉、医療といった関係者から、保護者の方まで、参考になる点は多い。
本当に今のままでいいのか。家族が疑問に思ったときには特に参考になるだろう。
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23 of 26 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars ひきこもりは、なまけではない。, 2008/5/7
『コミュニケーション能力の欠如』『容姿が悪い』『頭が悪い』『学歴が低い』『ドジ』『不器用』『みすぼらしい』
等々の理由で引きこもっている人たちは、要するに
出たところで仲間として他人に受け入れられる自信がないからだろう。
出たところで疎外され、引きこもっている時以上に
ひしひしと孤独を感じるのが分かりきっていて、そう簡単に出られる訳がない。
また親もそれを分かっているから引きこもらせているんだろう。
だから親や社会も責めるな。余計に自信が無くなるだけだ。
欠点を補って余りある自由になる大金でもあれば恐らく殆どのヒキは脱ヒキできるだろう。
どこ行ってもナメられる、誰からもウザがられる、ジャマもん扱いされるのが分かり切っていて、なんで出られるだろうか。
出てより孤独を感じるのが分かり切っていてなぜ出られるだろうか。
ネット掲示板がひきこもりの溜まり場なのは、ネット掲示板は誰にも自分の素性が知られずに済むからだ。
平等だからだ。リアルで言ったら嘲笑されるか、生意気だと殴られるところが
ネット掲示板では相手は自分の事を知らないという安心感がある。

それをなまけだとか、それなりのステータスを持ってる人の視点で言うのは配慮が足りない。
持たない奴は前に進むだけの余力が無いだけだ。
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16 of 19 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 具体的でよい, 2004/4/25
 「ひきこもり」は最近さらに増えており、日本の家庭における親子関係に暗い影を落としている。第一人者のたいへん明解な対応マニュアルはこの問題に取り組む全ての関係者、当事者に有用であろう。分厚い本だが、多くのQ&Aの形をとっているので具体的事例にすぐ当てはめられる。家庭内暴力に対する対応など、経験に基づく説得力がある。また、ひきこもりにもモラトリウム的なもの、神経症的なもの、病的(分裂病がらみ)なもの、など専門家による分析とサポートが必要なことがよくわかる。コメディカルとの連携などが具体的に書かれていたらもっとよかった。
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1.0 out of 5 stars ひきこもりは怠け病である
斉藤環氏の前著「社会的ひきこもり」を読んで当時ひきこもりだった自分は納得したが、親父の一喝で治ってしまった。(それからある心の病になり、またひきこもってはいるが... 続きを読む
Published 15 months ago by 国広健一

5.0 out of 5 stars よくわかっていらっしゃいます
2002年出版と古い本のように思うかもしれませんが、内容は古くありません。... 続きを読む
Published on 2007/9/1 by タニ吉

1.0 out of 5 stars 体制不適応者は治療対象者か
1989年頃、斉藤氏の師である稲村博氏は、「不登校は引きこもりになるので治療しなければならない」と言って、不登校生(韓国では辞退生)の保護者達から大批判されまし... 続きを読む
Published on 2006/2/11 by パパゲーノ

5.0 out of 5 stars 思春期症例への具体的な対応法がよい
著者は「ひきこもり」を独自の存在として規定しようとする。それは理解できた。更に思春期症例に対しての具体的な対応あるいは基本的な心構え(人間として当然な相手への尊... 続きを読む
Published on 2005/12/1 by 地方の精神科医

5.0 out of 5 stars 当事者のご両親には必ず読んで欲しい
~実際に引きこもっている子どもを持つ親には必ず読んで欲しいと思う。というのは、プレッシャーをかけ続けていたならばいつまでもきっと当事者の緊張は解けないだろうと云... 続きを読む
Published on 2005/2/19

1.0 out of 5 stars 人間はロボットじゃない
救出マニュアル、とあるが、
ひきこもり問題も含めて心の問題はマニュアルなんかじゃ救えない。
マニュアルなんて誰でも書ける。
著者のいうマニュア... 続きを読む
Published on 2004/11/16

5.0 out of 5 stars まとめてあって読みやすい。
この本は、今現在実際に引きこもりの方々もしくは、関係者の方々が読まれると、とても参考になると思います。斎藤環さんが今までの経験をもとに、うまくまとめている本なの... 続きを読む
Published on 2004/6/14 by アイリッシュ

5.0 out of 5 stars 臨床家斎藤の面目躍如
本書は,「ひきこもり」への精神医療における対応の理論や実践で目覚しい業績を挙げてきた著者による,「ひきこもり」者の関係者向けの対応マニュアルである。そこには,す... 続きを読む
Published on 2003/5/26 by エヌ爺

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