たとえば、ハイパーネットが倒産したとき、板倉に仕事をさせた方がメリットになると「経済合理性」の観点から考える人がいなかったという。周りにいたのは、経営内容を見ずに目先のお金を回収する銀行、同じく目先の論理で投資して経営者に広い視点からアドバイスすることができないキャピタリスト、そして「失敗者」の烙印を押し、再起の芽を摘んでしまう人々。経営者は、「事業の失敗=人生の終わり」と考え、最後の経営判断を遅らせ、傷を広げるだけの延命策に走ってしまう。もし会計単位を産業、地域、国へと広げれば、失敗はムダではなく財産であり、倒産からの再起が社会にとってプラスになるという。
本書では、米倉の株主優先の持論や、板倉の金銭目的を肯定した起業論なども絡めながら、失敗を成功につなげる経営論が説かれていく。論点が深く掘り下げられることなく、両者の協調姿勢ばかりが目立つ観もあるが、2人の強い思いが伝わってくる。(棚上 勉)
倒産という形で事業が失敗に終わった場合、その経営者や事業に「失格」の烙印を押して放置するのは損だと言う。失敗した企業にも、それまでに培ったノウハウや人材などの資産はある。例えば、起業向きの人材を新規事業の立ち上げに生かすなど、こうした資産を社会全体として生かす方が、むしろ有益だと言うのだ。
本書がこれを「失敗のリサイクル」と命名した通り、失敗を教訓にすれば、同じ境遇で失敗する確率を下げることもできる。失敗自体の見方も変わってくる一冊だ。
(日経レストラン 2001/04/01 Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
Product Details
Would you like to update product info or give feedback on images?
|
![]() |
37% buy 社長失格の幸福論 ¥ 1,575 |
![]() |
32% buy 社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由 ¥ 1,680 |
![]() |
31% buy おりこうさん おばかさんのお金の使い方 |
Tag this product(What's this?)Think of a tag as a keyword or label you consider is strongly related to this product.
Tags will help all customers organize and find favorite items. |
|
Share your thoughts with other customers:
|
|||||||
Most helpful customer reviews
Share your thoughts with other customers: Create your own review
|
|
|
|
|
After viewing product detail pages or search results, look here to find an easy way to navigate back to pages you are interested in. |