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英語はいらない!? (PHP新書)
 
 

英語はいらない!? (PHP新書) (新書)

鈴木 孝夫 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「国際化時代だから英語を」と言われるが本当か? 独・仏・露をはじめ8カ国の言語を習得した言語学者である著者。その著者が、ときに国をも破壊する恐ろしい力を持つ「言語」の怖さを強調。
「英語公用語論」まで叫ばれているが、経済大国となった日本に、外国語を公用語とする必要はない。また、一生かかっても英語の完全習得は不可能。むしろ勉強すればするほど、日本語や他言語への関心が薄れてしまい失うものが多くなる。などの理由から日本人には「英語はいらない」。
さらに「言語はどのように国際語となるか」「日本はなぜ言語的に孤立しているのか」など、歴史的な視点からも日本人の特異な言語観・外国語観に言及する。
その上で本書では、国際舞台で本当に活躍するために今後求められるのは、英米語ではない「新しい英語」の使用と日本語の国際普及であると主張。昨今の英語礼賛に警鐘を鳴らし、真の国際交流を可能とする方法を大胆に提案する。


内容(「BOOK」データベースより)

「言語」は、ときに国をも破壊する恐ろしい力を持つ。「英語公用語論」まで叫ばれているが、経済大国となった日本に、外国語を公用語とする必要はない。また、一生かかっても英語の完全習得は不可能。むしろ勉強すればするほど、日本語や他言語への関心が薄れてしまう等、失うものが多くなる。ゆえに日本人には「英語はいらない」。今後求められるのは、英米語ではない「新しい英語(Englic)」の使用と日本語の国際普及であると著者は主張。昨今の英語礼賛に警鐘を鳴らし、真の国際交流を可能とする方法を提案する。

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5つ星のうち 4.0 今だからこそ読むべき, 2006/6/7
「英語はいらない!?」というタイトルの本書であるが、英語を放棄して全く勉強するなと言っているのではない。
全く英語を使わないような人を含めて全国民が総出で英語を勉強する事の意味のなさと、英米人へのコンプレックスを排除し、全ての英語話者が対等に話をできるようにする「英語のような言語」の提唱、そして日本人にとっての日本語の重要性とその世界的な地位向上の話をしているのである。

それを、英語信者にも見える人達があれこれ適当な理由をつけて批判しているが、どれももっともな様に見えて、実は本書の内容を全く理解していないことがわかる。ちゃんと読んでいないのではないだろうか。

もちろん、本書のEnglicの話などは理想であって、なかなか実践するのは難かしいだろうし、一部極論があったりして、納得できない部分もあるが、英語信仰が頂点に達し「小学生から英語を学ばせよう」などと馬鹿げたことを真剣に議論している今だからこそ読んでみたい一冊である。
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25 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 英語に携わる人、必読, 2004/10/23
By カスタマー
著者は、英国や米国の土着言語としての英語と、国際交流のための
英語とを明確に区別します。そして日本人に必要なのは後者の英語
だと喝破します。この発想がまず素晴しい。

例えば日本人と韓国人が英語で会話する場合、アメリカ英語では
これが正しい、いやイギリス英語ではこうだ、という議論は全く無意味
でしょう。そういう、英米の文化と切り離した国際的な英語を提唱して
いるわけです。文句無く合理的な考えです。

そしてこの国際的な英語は、英米人にとっても一種の外国語となる。
この、誰にとっても外国語となる(といっても英米人に有利な
ことは確かですが)言語を使うことで、国際的な不公平さを少しでも
緩和できる。これは世界の人々にとって歓迎すべきことといえます。

同時に著者は日本語の国際普及も説きます。これによって日本発の情報が
国際的に流通しやすくなる。これは日本にとって有利なだけでなく、
日本の情報を得たいと思っている外国人にとっても福音となります。

この本を一人でも多くの人が読んで、日本を、世界を、少しでもましな
方向に導くような見識を持ってほしいと思います。

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21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 英語を勉強するなと言っているのでは無い, 2003/5/3
鈴木孝夫の本がそもそもこんなに広く読まれるものなのか、そういう時代になったんだな、と思う。

この本は英語を勉強するなと言っているのでは無い。そこを勘違いして読んでいる人がたくさんいるのも興味深いが、同時に残念。

「言語」と「文化の背景」というのはなかなか切り離せないものです。バイリンガルの暗部はこのことです。(言語を切り替えるとアタマも異文化の価値観に切り替わらないとならない)

もはや世界の共通言語、喋れないとビジネスもできない・本も読めない・恋愛もできない、英語というものを、その、やっかいな「文化の背景」を切り離した、今までと異なる英語として、いわゆる「文化と切り離された言語」として捉える時期である、というのがこの本の主張です。

これは現実を見据えた素晴らしい主張です。外国でビジネスをやり、外国人と毎日暮らし、多くの国の人と英語で会話しなければならない私の経験からもこの主張は高く評価できます。「ことばと文化」を書いた鈴木孝夫の主張なればこそ、頷けるものがある。

しかしそれが分からない人が多くいるのが現実のようです。パラダイムの転換を主張しているのだから理解されないのも無理からぬことかも知れません。日本人が従前の英語に捕まっている限り、「コミュニケーションの道具」としての英語【この本ではそれをイングリックと名付けている=名前をつけるところがまた素晴らしい】を手に入れる事はできない。そのことを「英語はいらない!?」とタイトルにしているのだと思います。

それを多くの読み手に伝えるなにかが不足しているらしい。ので★は四つにします。

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