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大英帝国衰亡史
 
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大英帝国衰亡史 (単行本)

中西 輝政 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

大国はいかにして主役の座を降りたのか。衰退の運命に敢然と立ち向かい、美しく幕を引いた人物たちの生き様を通し、「滅びの理」を描き出す。


内容(「MARC」データベースより)

大国はいかにして主役の座を降りたのか。19世紀後半から20世紀半ばに至る大英帝国の衰亡の流れを検証。衰退の運命に敢然と立ち向かい、美しく幕を引いた人物たちの生き様を通し、「滅びの理」を描きだす。

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5つ星のうち 5.0 今の世界が抱える問題をわかりやすく暗示した逸品, 2007/7/15
By 池田平太郎 (福岡市博多区) - レビューをすべて見る
以前から興味があったテーマだったが、意に反して、わかりやすく書いてあり、今のアメリカや日本が抱える問題が珠玉のごとく列記されていたと思えた。

イギリスでは体力の衰えに気づかなかったかというと、この辺が今の日本やアメリカと一緒で、改革の必要性は叫ばれるが、なかなか進まない。
1880年代に当時の歴史家が「将来ロシアとアメリカは超大国になる。我々も改革して、それらに肩を並べる大国として残るか、それとも改革に失敗して、昔の栄光を懐かしむスペインのようになるか?」と言っており、又、当時の皇太子は「イギリスよ、目覚めよ」と言って一代キャンペーンを張ったりして、一大改革ブームがおこったようだが、結果としてイギリスは改革に失敗して衰退した。
「皆、改革の必要性は認めるが失敗に終わる」という点で、その要点を3つあげているが、
1.複雑に絡み合った既得権益の抵抗。
2.改革というと、あれもこれもとなり、結局一つに絞り込めず、敵を増やしてしまう。
3.改革の基盤の不確立。

1と3は言わずもがなと思うが、2こそが改革の正否を握っているように思え、この点は日本のそれを暗示しているようであり、また、アメリカも、今は景気がいいとしても(バブルを経験した日本人には、少々アブナカシクも見えるけど)、大国というのはいきなり衰えるのではなく、 長い緩やかなサイクルで衰えるので、しばらくはアメリカの天下は揺るがないだろうが、大きな流れの中では、間違いなく、アメリカは衰退のスパイラルに入っていると示唆しているように思えた。
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21 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 日本はやはり衰亡するのか, 2000/12/30
最近とみに話題の塩野七生の「ローマ人の物語」シリーズをはじめ、国家、或いは帝国の興亡という物は、常に現代社会に演繹可能と言う事からか、興味を引くテーマであるが、本書もその意味合いで興味を持って手にして見た。

しかし、本書に於ける著者の如実は、事実に則って淡々と、大英帝国が衰亡に至った歴史を述べる物であって、教訓めいた演繹を一切する事無く、しかし読者に言外に種々の対比を考えさせると言う意味で、好ましい歴史叙述史となっている。

ベニスに於いてもそうであった様に、「帝国は決して外面的な要因で滅びる物ではなく、それは何よりも人間の心の中、そしてその反映たる社会の風潮によって滅びるのである。」というジョバンニ・ボテロの言葉を改めて感じさせられる内容となっている。

又、帝国の衰退をくい止める為の方策とは、ゴルディアスの結び目の挿話にある様に、「それだけは不可能」と思われる方策を取るしかない(ゴルディアスの結び目をとく方法は、この結び目を切ってしまうしかない)と言う話も実に面白い。

大英帝国の衰亡が第一次大戦の戦勝を得る為に実は完結してしまった事、或いは、帝国が衰亡の最終局面では、あがきの様に改革を行おうとする事等、自分なりに現代日本に演繹して興味深かった。

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10 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 英語文献への橋渡し的な手引書, 2003/4/28
図書館で20世紀に関する部分だけ読んでみた。著書(単著)という体裁を成していながら、論文と謂うよりはむしろ詳細な「研究ノート」といった趣だ。客観性に拘泥したのか、著者の見解が伝わって来ないのも問題である。しかしながら諸般の事情(時間がない、近所に良い図書館がない、私費も研究費もない、語学力がない等)で英語文献を熟読できない読書子にとっては間違いなく手頃な一冊である。また、これから英語文献を読もうと考えている向きにも橋渡し的な手引書となるであろう。
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投稿日: 2002/5/16 投稿者: ちくわぶ

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