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気まぐれ少女と家出イヌ
 
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気まぐれ少女と家出イヌ (単行本)

ダニエル ペナック (著), 中井 珠子 (翻訳)
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,995 国内配送料無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

リンゴという名の少女にひろわれた〈イヌ〉。はじめはあんなにかわいがってくれた彼女が、急に冷たくなった。あきたのだ! イヌは絶望して家出する……。動物たちの目線で見た人間社会。


内容(「BOOK」データベースより)

リンゴという名の少女にひろわれた「イヌ」。はじめはあんなにかわいがってくれたのに、きゅうに冷たくなった!イヌは絶望して家出する…。動物たちの目から見た人間社会。

登録情報

  • 単行本: 211ページ
  • 出版社: 白水社 (2008/12/17)
  • ISBN-10: 4560092184
  • ISBN-13: 978-4560092187
  • 発売日: 2008/12/17
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 596,316位 (本のベストセラーを見る)

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11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ‘イヌ’の視点で人間社会を描く優しさと厳しさを兼ね備えた動物文学の傑作です。, 2009/1/15
By 夢追人009 (奈良県) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
ユーモラスな作風で世界中から愛されるフランスの文芸作家ペナックが1982年に著した記念すべき処女作で優しさと厳しさを兼ね備えた動物児童文学の傑作です。本書は主人公の捨て犬その名も‘イヌ’の視点から人間社会を眺めた姿が描かれているとてもユニークな物語です。彼は本当に悲惨な境遇で、生まれるとすぐに人間からぶさいくだからという理由で水に沈められたのを、おばあちゃん犬クロに助けられる波乱の人生が始まります。その後もクロの突然の事故死や収容所に連れて行かれて同じ境遇の捨て犬モコモコとの出会いと友情を経験しながら、運良く人間の少女「リンゴ」の目に留まって人間の家に引き取られます。しかし少女の父「デカジャコウ」と母「ピリピリ」の一家と暮らす穏やかな日々も長続きせず、やがてすっかり飽きられ放ったらかしにされたイヌは腹を立て遂に家を出て行きます。ここから怖い顔でも心は優しいハイエナと鉄道員の飼い主「イノシシ」と出会い幸せな日々が訪れるのですが・・・・。本書を読んでいると主人公のイヌには幸不幸が交互にやって来る人生の不可思議さを感じます。それでも運の強さだけでなく逆境に負けないしぶとさや最後まで決して諦めない性格があればこそで、普通は暗くなりそうな物語を終始希望を失わず明るい気持ちで読ませてくれます。本書は人間と動物の関係がメイン・テーマであり、基本的に辛らつに大人の醜さ残酷さをありのままに描き、終盤は過激な展開でハラハラさせますが、私は著者が悲しい結末にしなかった所が一番良いと思いました。それは動物の側が被害者である事は多いけれど、人と動物が上手くやって行く事は可能でまだ間に合うんだよと言ってくれているように感じます。著者の結びの文は、犬とお互いの尊厳を守り合う事の大切さ、飼った以上は一生捨ててはいけないといった大事な教えに満ちていて感動させてくれますので是非読んで頂きたいと思います。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 人間は予測不可能, 2008/12/23
By ヤマボー (千葉県) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
「片目のオオカミ」以前に書かれた著者のデビュー作児童書。

主人公の子犬は生後まもなく、不細工という理由で人間に捨てられ、野良犬となるも、野犬狩りに捕まって収容所へ。3日間の猶予の最後の日、ほんの気まぐれで犬を欲しがった少女に飼われることに。バカンスを終えた一家と共にパリでの新しい暮らしを得た子犬だが、少女はすぐに子犬に飽き、見向きもしなくなる。もとより犬を飼うことに反対していた両親の風当たりも強くなり、子犬はついに家出を決意。

人が犬を捨てる物語は多くあるが、本書の面白さは犬としての尊厳をズタズタにされた犬が飼い主を見限るところ。家出した子犬は友達にも恵まれ、人と犬との関係について学び、少女との関係修復を計るため、再会を果たす。当初子犬が思い描いていた飼い主と犬の関係は主と従というタテの関係。でも再出発したあとは「友達」という関係を望んだ。お互い違う種であることを尊重しあい、理解しあう友達として少女と子犬は順調に友情を育むのだが、思わぬ横やりが入る。子犬が知恵を絞り、仲間の協力を得て、自らの尊厳を認めさせるべく少女の両親に復讐を果たすくだりは面白い。(ハッピーエンドなのでご心配なく。)

バカンスの終わりにペットを捨てる人間、見た目が悪くて売れそうもないという理由で捨てる人間、飽きたら見向きもしなくなる人間、見栄っぱり、ヒステリー、子犬を取り巻く環境はそのまま現代のペット事情にも繋がっていく。

ちなみに子犬につけられた名前は「イヌ」。イヌは自分の嗅覚で得た名前を少女につけている。その名もリンゴ。しょっちゅう香水を振りかけて、イヌの鼻をピリピリさせる母親は「ピリピリ」。見栄っ張りでマッチョな父は汗臭くて麝香の匂いがするので「デカジャコウ」。この他にもユニークな犬猫仲間が楽しい名前で登場する。
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