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父 荷風 (単行本)

永井 永光 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

文豪の血縁者がはじめて明かす、貴重な証言。


内容(「MARC」データベースより)

永井荷風の養子となった著者が、戦前・戦後、代々木・熱海・市川などで、同じ屋根の下に暮らした文豪との生活を、貴重な写真の数々とともに初めて明かす。

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5つ星のうち 5.0 荷風の実像を知る貴重な資料, 2006/10/26
 荷風は著者・甥永光を養子にした。26歳年下の弟大島一雄の子である。一雄は遊び人であったが文筆に親しみ「荷風先生」と呼び、荷風を人一倍尊敬していた。
〈書面だけの〉養子になったのは、昭和19年3月、荷風64歳、永光11歳だった。荷風は偏奇館に独り住んでいて、同居はしていない。
 昭和20年3月、空襲でその館が全焼した時の打撃を幼心にも理解できたという。焼け跡から拾った「断腸亭」の印鑑を谷崎潤一郎から贈られる。しばらくの同居生活もあったようだ。
 荷風の日常は周知のようにケチで、手土産をもらっても一度も分けてくれたことがないと言う。
 昭和34年4月30日荷風は自宅で孤独死する。発見者は福田とよ。検死の結果、死因は胃潰瘍による心臓麻痺と断定。関係者で一番早く駆けつけたのは大島八重(著者の母)で、後始末もしたようである。
「この日以来、私はずっとこの家を守り続けることになったのです」という。荷風は実子がいないために、家督相続を生前手配していたので、確実に甥永光に譲られた。
「私は望んで荷風の養子になったわけではありません」と言い、「話したくないことも含めてまとめた」と言う本書。抽象的な評論家の論文よりはるかに貴重な荷風の実像を伝える。
 平成の今になってこのような英断に踏み切ってくれた著者に、荷風フアンとして心から感謝する次第である。
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5つ星のうち 4.0 近親者ならではの生々しい荷風の姿が, 2005/7/17
荷風の養子になった従兄弟の次男のインタビューを元に作られた本で、主に偏喜館を焼け出された後から死ぬまでが中心に語られている。
断腸亭日乗と併せて読むと興味深い。
引用された五叟遺文などから、近親者ならではの生々しい荷風の姿が伝えられていて興味が尽きない。
掲載されている写真、地図、間取り図等も貴重資料である。
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5つ星のうち 3.0 永井荷風の養子の評価, 2009/8/3
永井荷風は結婚を2度ばかりしたが、いずれも子供のないうちに離婚したので、実子はなく、筆者を養子にした。
戦後に一緒に住んだこともあるが、荷風は出版社からカステラをもらっても決して同居人にわかなかったそうな。いわゆるケチだったそうな。
文豪荷風と人間荷風は別人だという印象を持っている。
作品からは見えない荷風の人柄がある程度わかった。
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