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少年裁判官ノオト
 
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少年裁判官ノオト (単行本)

井垣 康弘 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ある日、型破り判事の元に回されてきた「少年A」の事件。「酒鬼薔薇聖斗」の心の闇をさぐり、被害者の思いを受け止め苦悩した日々。初めて綴る、少年院本退院までの7年5ヶ月、そして少年審判改革。「少年審判改革判事」のターニングポイントとなった、あの事件。少年、親、調査官、弁護士、教師、裁判官、そして被害者…少年審判にかかわる全ての人が情報を共有し、解決に向け知恵を出し合う少年審判改革とは?退官してもなお、少年たちの立ち直りのため東奔西走する著者の、ユニークな少年審判のすべてを公開。


内容(「MARC」データベースより)

型破り判事の元に回されてきた「少年A」の事件。「酒鬼薔薇聖斗」の心の闇、被害者の思い-。少年院本退院までの7年5ケ月と、少年審判改革について綴る。メールマガジン『月刊少年問題』へ寄稿した文章に加筆し単行本化。

登録情報

  • 単行本: 275ページ
  • 出版社: 日本評論社 (2006/02)
  • ISBN-10: 453551500X
  • ISBN-13: 978-4535515000
  • 発売日: 2006/02
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 酒鬼薔薇聖斗を最も近くで観察した人間性あふれる証言, 2006/3/20
著者が日本中を一ヶ月以上も震撼させたあの酒鬼薔薇聖斗の審判を担当し、「何を起きたのかを世に知らしめるべきだ」と決定を公表した裁判官であったことに何よりも興味をそそられます。

酒鬼薔薇と名乗って世間に挑戦状をたたきつけた少年Aは逮捕後、「静かなところで一人で死にたい」と語ったといいます。
著者はそれに「医療少年院送致」で更正の機会を与え、毎年面会しました。「無人島で暮らしたい」と徐々に生きるエネルギーを取り戻し、母親とも感情の交流を回復していく7年間の過程を見守っています。
その厳しくも温かい父親のような目に人間性を感じさせ、胸を熱くさせるものがありました。
酒鬼薔薇が本当に立ち直っているとしたら、そうした周囲の熱意が通じたからではないかとさえ思いました。
さらに言うなら、少年を酒鬼薔薇に変えてしまった根底には、やはり親子の絆の断絶、愛情の欠如があったのではないか、と。

誰も酒鬼薔薇の内面世界に入ることはできません。かと言って、犯罪者と一般人を単純に区切ってしまっては、酒鬼薔薇予備軍の心理を知ることも、少年犯罪の解決にも役に立ちません。
著者の姿勢には、犯罪を犯したとはいえ、成長する少年への深い人間的洞察と理解が一貫しており、少年犯罪仁いかに対処すべきかということをおのずと教えてくれます。

著者のキャリアも感動的です。酒鬼薔薇事件を扱ってから八年間も転勤を拒み、退官まで少年犯罪に関わっています。しかも、「井垣裁判官から送られてきた子供の更正への意欲回復は目を見張る」と現場から評価されていたといいます。
官僚化し、世間知らずの裁判官が多く、裁判制度の見直しが進んでいますが、少年審判の改善に本書が一石を投じることを期待したいものです。
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14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 貴重な裁判からみた司法の生の声, 2006/3/30
By ai0610 (茨城県つくば市) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
 平成17年に退官したばかりの元裁判官である著者が、メールマガジンで配信したものに手を加えたエッセイスタイルの本。

 神戸の少年殺人事件を担当した裁判官ということで、そこに興味を引かれ購入したがおもしろい。

 神戸の事件だけでなく、著者が担当したその他の事件や少年裁判の審理、処分、矯正過程の実態、我々が普段耳にすることのない部分そのもので、読んでいてあきがこない。

 そして著者をはじめとした、少年の矯正に真剣に取り組む暖かい人々がそこにいることに驚くし、感動もしてしまう。

 お薦めです。
 
 
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11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 少年の立ち直りに本気で取り組む, 2007/2/25
著者は、神戸児童殺人事件の「少年A」の審判を担当した井垣康弘氏。
小宮信夫編著『安全はこうして守る』(ぎょうせい、2007年)の中にあった井垣氏の論稿読んで、より知りたいと思い読みました。
「少年A」だけではなく、井垣氏が出遭った数々の少年のエピソードが載っています。
実は、未成年だからといって「更生」ばかりを言う今の少年裁判のあり方には疑問を感じていました。
しかし、裁判官を退官後も弁護士として、裏切られても少年に伴走して立ち直りを支える井垣氏と周囲の人たちの姿には感動すら覚えました。
おすすめです。
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