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構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌
 
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構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌 (単行本)

竹中 平蔵 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

不良債権処理、郵政民営化、経済財政諮問会議―。舞台裏で何が起きていたのか?経済再生の司令官がすべてを語る。


内容(「MARC」データベースより)

大学教授から国務大臣に就任した著者の大臣日誌に基づきながら、不良債権処理、郵政民営化など、政策決定のプロセスについて実体験を踏まえ議論。小泉構造改革の5年半を総括するとともに、著者なりの問題提起をする。

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5つ星のうち 5.0 出でよ!ポリシーウオッチャー, 2007/1/6
By 楠木 佳史 (東京都千代田区) - レビューをすべて見る
もちろん、この本は竹中の、竹中による、竹中のための回顧録である。本人にとって都合の悪いことは一切書かれていないし、主役の竹中が巧妙に美化されている側面は否定できない。
 
ただ、それを割り引いても、経済政策決定の舞台裏をこれほどスリリングに当局者が生々しく記録に残した前例が日本の政治史上、あっただろうか。これほど知的水準の高いテクノクラート政治家の引退は早すぎる。当然、想定される格差社会批判などのリスクを冒して緊急出版を敢行した著者の気迫はすさまじい。政治家もそうだが、ろくに著者に取材もせずに表面的なバッシング記事を書き散らしたハイエナ記者たちの心胆を寒からしめるだろう。

飯島勲の「小泉官邸秘録」、この「竹中平蔵大臣日誌」、少し前に出た「官邸主導 小泉純一郎の革命」と不思議と内容が重ならない商売上手な日経の小泉3部作、それに読売の「自民党を壊した男」「外交を喧嘩にした男」の内政、外交の2冊を通読すると、小泉の5年5カ月の歴史的意味がおぼろげながら見えてくる気がする。船橋洋一「ペニンシュラクエスチョン」(朝日)を加えればほぼ完璧だ。
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75 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 憂国の士必読, 2007/1/12
「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌」(日経新聞社刊)が
昨年末に発売され、年末年始3度読み直す。恐らくこの内容には何の嘘も誇張もないだろう。いや逆に言えば本来はもっと赤裸々に書きたいこともグッと堪えて、支障の無い範囲で読者に知らせるべき最低限の事実を書いたものだろう。

周知のこととはいえ、戦後日本の官僚・族議員・産業界の関係、そしてその莫大な既得権益への執着が現在の日本の経済・社会の仕組みを侵していること、そしてその改革がいかに困難極まることなのかを本著によって思い知らされる。小泉首相という稀有(日本の政治体制では奇跡ともいえる)のリーダーの出現によって、派閥・族議員・官僚の論理を否定し、やっと日本国のために本来あるべき政策を掲げ構造改革をスタートすることができた。 竹中氏はその参謀であり実務実行を担当した方だが、彼の抵抗勢力との戦いは凄まじく、その政策内容と実行・実績は絶賛に値する。

マスコミやたいていの評論家達は口先で部分部分をその時々の状況に応じて論評するが、所詮実行や代替案は伴わないし、故に結果に対する責任もない。

竹中氏は昨年末「ポリシーウォッチ・ジャパン」という会社を立ち上げ、各分野の志高き賢人を集め今後は在野から日本の構造改革の進捗を監視、そしてサポートすることを始めている。

我々も我々なりに常にあるべき全体としての「日本のかたち」を考え、それぞれが論理(政策に裏打ちされた)と見識を持って為政者を今後も選び、見守って行くことが、国民としての責務であろう。そしてまた、そのように国民としての意識を高めないと、21世紀の日本は世界の変化についていけず、とんでもない状況に陥ってしまうだろう。

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74 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 ☆5つの人、経済分かってるの?, 2008/9/15
本書を読むと分かるのであるが、竹中さんは少なくとも財政再建至上主義者でなく、おおよそバランスがある人物であることは分かった。例えば竹中さんがいくら2,3兆の補正を組みたいときですら、マクロ運営の視野がない財政再建論者集団である財務省やマクロの基礎学力がない塩川財務大臣らに反対され苦労したエピソードなど。つまり竹中さんは性急な財政再建は間違いであり徐々に行うべきという論者であり、総需要管理の重要性を認識していた。またシステミックリスクに陥るならば資本投入が必要なときはすべきだし、ケインズ的な追加的財政出動に短期的ではあるが「効果があるといっている」点は、予想と反してマシな論者ではある。

彼の間違いの全ては90年代の分析にあろう。
例えば「企業から見た金融機関の貸出態度」は97年以外はおおよそ良好であるのにもかかわらず、不良債権が企業への貸出を抑制したという供給側の問題と「間違って解釈」してしまい、処理を強行し多くの企業を倒産させてしまった。あるいは90年代の財政出動が莫大な投資不足分を埋め合わせてマイナス成長を防いでいたのだが、97年橋本政権が政府支出を削った瞬間に経済が崩壊した事実を鑑みず、財政が支えていたという事実を軽視してしまったことだ。一言で言えば、財政出動効果を過小評価し、素朴に粗債務残高に怯えてしまい供給側の改善に性急に取り組みすぎたということだろう。

内外需ともに厳しい今、彼の生産性向上だけの政策がいかに国民を「幸せにしていない」か分かるだろう。株価を7000円台まで不必要に追い込んだ竹中さん、5年ポリシーウォッチさせていただきました。デフレギャップがあるのです。サプライサイドだけでは成長しないのです。そろそろ分かってください。
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