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朝霧 (創元推理文庫)
 
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朝霧 (創元推理文庫) (文庫)

by 北村 薫 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

卒業論文を仕上げ巣立ちの時を迎えた主人公は出版社の編集者として社会人生活のスタートを切り、新たな抒情詩を奏でていく。語り手《私》と円紫師匠が登場するシリーズ第5作。



内容(「BOOK」データベースより)

前作『六の宮の姫君』で着手した卒業論文を書き上げ、巣立ちの時を迎えたヒロインは、出版社の編集者として社会人生活のスタートを切る。新たな抒情詩を奏でていく中で、巡りあわせの妙に打たれ暫し呆然とする「私」。その様子に読み手は、従前の物語に織り込まれてきた糸の緊密さに陶然とする自分自身を見る想いがするだろう。幕切れの寥亮たる余韻は次作への橋を懸けずにはいない。

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9 of 10 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 女性の感性がしっかり, 2004/10/17
高村薫も、この北村薫も、「薫」という名前は性別不祥にしたかったからつけたペンネームだそうです。女性の高村薫が書く小説はいたって男性的な感じですが、北村薫は男性なのに作品は女性の感性がしっかり書き込まれています。実際は僕は男性だから女性から見たらどうか分かりませんが…

「円紫師匠と私」シリーズの第五作だそうですが、収録されている中篇『山眠る』『走り来るもの』『朝霧』はそれぞれ独立した作品としても楽しめます。文学問答は理科系の僕としてはちんぷんかんぷんのところもありますが、落語家や老作家や、出版社の先輩たちとのしゃれた会話は飽きさせません。そして知らず知らずに、ちょっとしたミステリーへと入っていきます。

謎は毎回完結していて気軽に読めるので、通勤の友に最適です。シリーズのほかの作品もぜひ読んでみたいと思います。

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3 of 3 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 大人になった『私』, 2007/7/13
By かほひめ - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
 最初の作品『山眠る』では卒論を完成させ、『走り来るもの』では社会人としての一歩を踏み出すと同時に、姉に子どもが生まれてほんものの”おばさん”になる。『朝霧』では祖父の日記の謎解きをする。今までに比べると、時間のすすみ方が早いですね。それは実生活と同じでしょうか。

 これまでの作品と同様、なぞが解けたからといって、かならずしも”すっきり”するわけではありません。知ったからこそ、そこに人の悪意というか毒のようなものを見て悲しく切ない思いになる『私』。ただ、これまでと違うのは、多少なりとも社会人としての経験が彼女を強くしているような気がします。優しい女性だから、その出来事からいろいろ感じることがあるのでしょうが、これまでのように大きくショックを受けるというのではなく、そうか、大人になるとこんなことがあるのか、というように少し冷静に受け止められるようになったのではないのかと思います。それはきっと、円紫師匠の優しさにふれることで、彼女が成長してきた証拠ではないでしょうか。大人の世界にはいいことばかりじゃなくて、悪いこと、気分の良くない出来事もたくさんある。だけど、世の中捨てたもんじゃないでしょう?と『私』をいつも優しく見守ってくれる大人の優しさ。『私』がついつい円紫師匠を頼りたくなってしまう気持ちはよくわかります。

 この先、『私』は社会人として、どんな風に成長していくんだろう。いつか、円紫師匠から卒業する日がくるんだろうか。先がますます楽しみです。『私』がいい歳になるまで続けてもらいたいなあ。
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3 of 3 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 朝霧のかなたに, 2004/1/17
このレビューの引用元: 朝霧 (創元クライム・クラブ) (単行本)
ついに編集者となった、社会人1年目の「私」。この本の題名の「朝霧」という話、好きです。主人公の祖父の日記に書かれていたなぞなぞのような言葉。例のように円紫と丁寧にほぐすように謎を解いていきます。明かされたとき、主人公と一緒に、謎に隠された深い思いが湧きました。最後にどーんと結実するお話です。あとは言えませんやはりこのシリーズは好きです。今後も楽しみですね。主人公はさらに魅力的になり…朝霧のかなたに何を見、思うのでしょう?
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そんな、期待をもってしまいそうになる。続きを読む
Published on 2004/4/14 by 嫦娥

4.0 out of 5 stars 澄んだ文体
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Published on 2000/11/8 by かう

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