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半身 (創元推理文庫)
 
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半身 (創元推理文庫) (文庫)

サラ ウォーターズ (著), Sarah Waters (原著), 中村 有希 (翻訳)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

【サマセット・モーム賞受賞】
1874年の秋、監獄を訪れたわたしは、不思議な女囚と出逢った。ただならぬ静寂をまとったその娘は……霊媒。戸惑うわたしの前に、やがて、秘めやかに謎が零れ落ちてくる。魔術的な筆さばきの物語が到達する、青天の霹靂のごとき結末。魔物のように妖しい魅力に富む、ミステリの絶品!

*第1位「週刊文春」2003年傑作ミステリーベスト10/海外部門
*第1位「このミステリーがすごい! 2004年版」海外編ベスト10
*第3位『IN★POCKET』文庫翻訳ミステリーベスト10/総合部門・評論家部門



内容(「BOOK」データベースより)

独房からは信じがたい静寂が漂ってきた。獄内の静けさを残らず集めたより深い静謐が。それを破ったのは溜息。わたしは思わず、中を覗いた。娘は眼を閉じ…祈っている!指の間には、鮮やかな紫―うなだれた菫の花。1874年秋、倫敦の監獄を慰問に訪れた上流婦人が、不思議な女囚と出逢う。娘は霊媒。幾多の謎をはらむ物語は魔術的な筆さばきで、読む者をいずこへ連れ去るのか?サマセット・モーム賞受賞。

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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 ミステリーというよりは恋愛小説に近いです, 2004/1/16
「このミステリーがすごい」の1位ということで(確か・・・)期待して買って読みましたが、ミステリーというよりはむしろ恋愛小説として読んだ方が良いのかもしれないです。

 オールドミス(死語?)のマーガレットは貴婦人の義務としてミルバンク牢に女囚の慰問に訪れ、そこで一人の女囚シライナと運命的な出会いをする。シライナは投獄される以前、貴婦人の間でもてはやされていた霊媒師だった。シライナは謎めいた言動とその美貌で次第にマーガレットを虜にしていく。母親や世間の因習でがんじがらめになっていたマーガレットは自身もまたシライナ同様囚われの身であることを自覚する。シライナの虜になったマーガレットは牢から逃れたシライナと共に逃避行をする決心をするが・・・

 ゴシックロマン風の雰囲気とオカルト的な要素、そして同性愛。ミステリーとしてはどうかと思うが雰囲気のある小説なのでまあまあ楽しんで読めます。どちらかというと女性向きの小説かと思われますがいかがでしょう。

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95 人中、84人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 翻訳に問題あり, 2003/7/5
本当なら星4つに値する文学作品ですが、翻訳が結末とテーマを変えてしまっているので、星1つにせざるを得ません。
原書と比べれば一目瞭然ですが、最後の1行が原文とかなり違うのです。また、最後から二つ目の日記のほとんど最後にも誤訳があります。

どちらも、解説者の言う「支配のテーマ」に合わせてしまったための誤訳でしょう。この小説のテーマは「支配」ではなく、愛における半身についての考察であり、その否定だというのに。

ヒロインの暗い物語の最後に、実は、英国小説の伝統であるピカレスクが顔を出します。が、翻訳ではそれが消されてしまっています。翻訳者はピカレスクの伝統や、水晶宮や月のシンボルの意味をきちんと考慮したのでしょうか。また、ビクトリア朝には、裕福な娘と貧しい娘を主役にした有名な小説がありますが、それが背景にあることをわかっているのか。

いずれにしろ、本来なら明るさをもって終わるべき小説が、暗いまま終わってしまっています。残念です。

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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 この若さでこの筆力, 2006/9/4
ミステリファンからはあまり評判の良くないこの本だが、私は正直言ってかなり気に入っている。

ヴィクトリア朝ロンドンの刑務所の空気が繊細な描写でリアルに書き込まれている。
本当に刑務所内のすえた臭いが漂ってくるようだ。

ラストがどうとかというよりも、当時のロンドンの空気に触れることが出来ただけ幸せである。

途中で描かれる闇房の恐ろしさは圧巻で、拘束衣を着せられてあんなところに閉じ込められたら、俺なら一日で発狂してしまうだろう。

オカルトであり、恋愛小説でもあり、歴史小説でもあり、ミステリでもあるこの本に作者のなみなみならぬ才能を感じてしまう。
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投稿日: 2007/2/2 投稿者: 昼行灯

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本を読むことがそう好きじゃない人にはつらいかも・・・だって長いんだもん。... 続きを読む
投稿日: 2006/10/15 投稿者: ともにゃ

5つ星のうち 4.0 荒野に遺棄された心
物語は飽くまで暗く陰湿で、家や因習に囚われた主人公が同じように監獄に囚われている女囚と心を通わせるという、いかにも英国人好みの場面設定であり道具立てである。夜中... 続きを読む
投稿日: 2006/10/13 投稿者: negogon

5つ星のうち 3.0 娯楽小説として読めば
表紙絵とタイトルから想像するような
ゴシックロマンではなかったのが残念ですが
小説としてはそうひどくないし、翻訳も読みやすかった。... 続きを読む
投稿日: 2006/3/2 投稿者: 丸ボーロ

5つ星のうち 2.0 なぜ1位なんだろう。
全編ほとんどが、長い長いプロローグのよう。
そして、ミステリーを読みなれた人なら、中盤で容易に想像がつく結末。... 続きを読む
投稿日: 2006/1/30 投稿者: 侘助

5つ星のうち 1.0 すごく損した気分
違和感を感じながら最後まで我慢して読んだら、、、
延々と書いてあったことはなんなの?
ミステリはこうあらねばならないというような考えはないけど、これ... 続きを読む
投稿日: 2005/6/16 投稿者: hornswoggle

5つ星のうち 4.0 老嬢という言葉のダメージ
表紙の女性の眼差しにふらふらと惹かれて購入。
19世紀のイギリスが好きな人にはたまらない、舞台背景。翻訳の堅苦しさも、かえって古典の風合いを増しているかも... 続きを読む
投稿日: 2005/3/5 投稿者: 香桑

5つ星のうち 4.0 面白かったんだけど
ラストは面白かった。「あっ、そうだったのか!」という意外性のある驚き。
でも中盤はこの世界観にダルくなってなかなかページが進まず、
読み終わるまでに... 続きを読む
投稿日: 2005/2/19 投稿者: ごまきなこもち

5つ星のうち 3.0 本当に「このミス」の第一位ですか?
勝手にロバート・ゴダードみたいなゴシックミステリーと想像してしまったこちらに非があるのかもしれないが、
正直、期待は大きく的をはずす。
ミステリージ... 続きを読む
投稿日: 2005/2/16 投稿者: 本田今日子

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