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シャム双子の謎 (創元推理文庫 104-11)
 
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シャム双子の謎 (創元推理文庫 104-11) (文庫)

by エラリー・クイーン (著), 井上 勇 (翻訳)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

古いインディアン部落を背景に、異様な境遇をもったふたりの人物を登場させて、怪奇な殺人物語が展開される。エラリーの長い犯罪捜査の経験の中で、官憲の手をかりず、独力快刀乱麻を断った最初の事件。刑事も、指紋係も、検屍官も登場しない。エラリーの“国名連作”の中で珍重すべき一編である。意外なあと味の良さも定評のある作品。


Product Details

  • 文庫: 378 pages
  • Publisher: 東京創元社 (2000)
  • ISBN-10: 4488104118
  • ISBN-13: 978-4488104115
  • Release Date: 2000
  • Product Dimensions: 5.8 x 4.2 x 0.7 inches
  • Average Customer Review: 4.2 out of 5 stars  See all reviews (10 customer reviews)
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7 of 7 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 一番興味深い, 2008/9/4
By ヒデボン - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
 エラリー・クイーン"国名シリーズ"の中では私が一番好きな作品である。
 作中、最もミステリアスな場面として記憶しているのは、双子が夜中、クイーンの前に始めて姿を見せる場面である。
「カニのような生き物が、横切るのが見えた・・・・」ということは、一体どういうことなのか。

 悲しいかな、まさしくあのシャム双生児がクイーンの視界を横切ったということなのだが・・・・・

 時を経て何度か読むに値する名作の一つには違いない。

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6 of 6 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars クイーン作品にしては面白いストーリー。, 2008/3/3
By トーマの休日 (兵庫県西宮市) - See all my reviews
本書はクイーン父子が山火事に巻き込まれた中で起きた殺人を、火の手が迫り救出が絶望的な状況の中、犯人を追い込むという極限状況のスリルとサスペンスが存分に堪能でき、クイーン作品にしては珍しく読み物として面白い作品である。

しかし本書について、横溝正史は『探偵小説50年』(講談社)の中で次のように記している。
「これは題に国の名を入れたエラリー・クイーンの諸作のなかでは、いちばんつまらないものだが、それにしてもあまりにもつまらないのに驚いた。」
確かにこの作品は、いわゆる本格推理作品としての評価項目(トリックの独自性、謎解きの論理、驚愕度、等々)において、一定水準をクリアしておらず、横溝の記載は半面においては正しい。

しかし「推理作品」としては水準以下であっても、小説として、つまり読み物としては面白いという作品は数多く、私はそういった作品については、読み物としての面白さ、魅力を評価することにしている。
例えば『Xの悲劇』ハヤカワミステリ文庫版の新保博久の解説の中で横溝正史の『八つ墓村』がB級作品と評されており、本格推理としては実際そのとおりだと思うが、それでも私はストーリーの面白さを評価して「☆5つ」としている。本書の「☆4つ」は、そういうストーリーの面白さを評価してのものである。

それにしても横溝の上述の評価はクイーンに対して手厳しすぎるように感じるが、あるいは『オランダ靴の謎』以来クイーンをひいきにしてきたという横溝だからこそ、本格物の傑作を期待した結果、期待はずれであったという感想だったのかも知れない。
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5 of 5 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 《ダイイング・メッセージ》が導く迷走劇, 2008/10/12
山火事が迫る山荘という《クローズド・サークル》を
舞台にした《ダイイング・メッセージ》テーマの作品。


死体の右手が握っていた、半分にちぎられた
トランプのカードという《ダイイング・メッセージ》――。

この解読を巡り、エラリイの推理はしだいに錯綜していきます。


カードの図案(「スペードの6」、「ダイヤのJ」)に託されたメッセージとは何か、
半分にちぎられていたのはなぜか、そしてカードが被害者の利き手にあった意味とは……。


以上のような謎を解明すべく展開されるエラリイの推理は、なかなか真相を捉えられません。
しかしそれは、なにも奸智に長けた犯人の策略の結果というわけではないのです。

犯人の無分別な行動が、巧まずして探偵の失敗を誘発させたためだといえます。


したがって本作においては、事件全体を見渡すことのできる特権的な人物などは存在せず、
それぞれの錯覚や勘違いによって謎が勝手につくられ、自動的に事態が紛糾していきます。


犯人が判明した際、読者によっては拍子抜けに感じる人もいるかもしれません。

「結局、こいつだったのか」と。


しかし、本作の醍醐味は犯人の意外性といったところにあるのではなく、一種の《多重解決》の
興味と、鋭い人間洞察に基づく三谷幸喜のコメディのような「すれ違い」の作劇の妙にこそあると
思います。
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4.0 out of 5 stars 迫り来る猛火、極限状況におけるギリギリの推理
「エジプト十字架」以後、「アメリカ銃」と本書、その後の「チャイナ橙」「スペイン岬」と奇抜な設定の作品が続くが、本書はその中でも最も変り種といえるだろう。... 続きを読む
Published 3 months ago by 森 郊外

4.0 out of 5 stars 意外に緻密な推理が堪能できる作品
... 続きを読む
Published 11 months ago by 存尾

3.0 out of 5 stars ハデな舞台設定な割には地味な作品
クィーン父子が山火事のため山頂の山小屋に逃げ込むと、そこには題名の「シャム双子」を初めとする奇妙な人達が。そこで殺人事件が起きる。山火事の勢いから数日のうちに全... 続きを読む
Published on 2006/9/9 by 紫陽花

4.0 out of 5 stars 事件は良かった
この辺りの時代のクイーンは最高に読み応えが遭って好きです。今回は、シャム兄弟を始めとした癖のある面子、山火事に囲まれた別荘といい、舞台装置がすこぶる本格のムード... 続きを読む
Published on 2006/8/6

5.0 out of 5 stars 「世界が5分後に滅るとしても、推理を続けてやる」
迫り来る山火事の脅威・死の恐怖の中で、(犯人自身も含め?)登場人物の殆どが、殺人事件なんてどうでも良くなっているのに、懸命に(性懲りも無く?)推理を続けるエラリ... 続きを読む
Published on 2005/12/16 by yanagawa3

5.0 out of 5 stars 優れたプロット、発想卓抜
クイーンの中でも異色の作品。山火事に追われながら、異色の登場人物が次々と現れる。国名シリーズで最もストーリーを綿密に積み上げた上で書かれた作品だと思う。シャム双... 続きを読む
Published on 2003/8/11 by voodootalk

4.0 out of 5 stars 作者の愛が昂じて?
休暇に出かけたクイーン父子は、一夜の宿を借りた邸宅で山火事に囲まれ、進退窮まる。おまけにその家ではヘンな研究が進んでいるわシャム双生児はいるわで、ただならぬ雰囲... 続きを読む
Published on 2003/1/16 by pfs7

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