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Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)
 
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Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2) (文庫)

エラリー・クイーン (著), 鮎川 信夫 (翻訳)
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出版社/著者からの内容紹介

行方不明をつたえられた富豪ヨーク・ハッターの死体がニューヨークの湾口に揚がった。死因は毒物死で、その後、病毒遺伝の一族のあいだに、目をおおう惨劇がくり返される。名探偵レーンの推理では、あり得ない人物が犯人なのだが……。ロス名義で発表した四部作の中でも、周到な伏線と、明晰な解明の論理は読者を魅了する古典的名作。


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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 なぜか日本でだけ超有名, 2009/7/23
 エラリー・クイーンのバーナビー・ロス名義による四部作中の第二作で、評価の点からいえば第一作の『Xの悲劇』と拮抗しているものの、少なくとも知名度においては他作を圧倒している名作。クイーンはマンフレッド・リーとフレデリック・ダネイのコンビによる作家であるが、ロス名義の作品が実はクイーン作であることを当時隠しており、二人のうちの一人が覆面をかぶってクイーンvsロスの対談(論争)も行なったことがあるというのだから、何とも手が込んでいる。
 狂った血の流れたハッター一族の家長であるヨーク・ハッターの死体が海から揚がる場面によって悲劇は幕を開ける。「私は完全に正常な精神状態で自殺する」という完璧な遺書は、しかし事件の終わりではなく始まりだった。同家に住む全盲のルイザ・キャンピオンに毒が盛られ、その直後に母親のエミリー・ハッターがマンドリンで撲殺される。元俳優で耳が聞こえない探偵ドルリー・レーンが捜査に乗り出すが……。
 本作の最大の魅力はやはり犯人の意外性であろうが、クイーン作の中で『Yの悲劇』の人気がこんなに高いのは日本だけというのも興味深い。昔は海外ミステリベストテンの常連だった本作も、最近では圏外に去ることが多いのは時代の流れだろうか。
 かつて学友と議論したことがある。なぜ犯人は最後の最後であんなヘマを犯したのか? 答えは言わずもがなだと思うが(犯人のヘマではない)、その点にこの作品を(モラルもしくはリアリティの観点から)支持できない読者もいるのかも知れない。とはいえ読んで損することはないミステリーの古典である。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 本格ミステリの代名詞, 2009/2/27
ヴァン・ダイン『グリーン家殺人事件』を範としたクイーン初の《館もの》。


犯人が、被害者が食べないはずの梨に毒薬を注射し、その上、
マンドリンという殺傷能力の低い凶器を使ったのはなぜなのか?

犯行現場で、三重苦の女性が触れた犯人の頬の感触や、その時匂ったヴァニラの
香り、そして現場に残されていた注射器と足跡から浮かび上がる犯人像とは……?


犯人を特定する手がかりをフェアに示し、それらを組み合わせることで、
思いもかけない真相を導き出す論理の手筋は流石に堂に入っています。


しかし、本作最大の特色は、多段構えの《意外な犯人》の提示にこそあります。

計画犯による実行犯の《操り》を基本構造とする本作ですが、それに
とどまらず、もう一段、深いところに真相が設定されているのです。


レーンが決して語らなかった“犯人を殺した「犯人」”の衝撃ゆえに、
『Yの悲劇』の名は、ミステリ史において、永遠となったといえます。

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20 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 最後の謎, 2005/12/7
いわずと知れた古典的名作の一つ。全体に漂う異様な雰囲気、犯人の意外性は他のクイーン物の中でも突出しているといえるでしょう。ただし、クイーン得意の論理的解決が必ずしも成功しているかはちょっと疑問があります(特にマンドリンの問題)。そもそも犯人が犯人だけに`論理的`に解けるものではないですけど。キーとなる状況証拠の提示も読者がよく見ないと見落としてしまいます。そして、この作品の最大の謎は最後のページにあります。サム警部の疑問に対してレーンは返答していません。文脈からすると…
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しかし、「エラリー・クイーン... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: トーマの休日

5つ星のうち 5.0 ファントム・レイディとこれ
... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: ヒデボン

5つ星のうち 4.0 謎がいっぱい
本作が、なぜにそこまで評価されるのかが、最大のナゾ。
ストーリーも犯人の意外性も、「X」のほうがずっといいと思うけどなあ。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: スパークル1

5つ星のうち 2.0 駄作
ミステリ史上最高傑作のひとつとして名高い本作ですが、
おそらくギャグではないかと思われます。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: morningwhisper

5つ星のうち 3.0 この犯人って意外ですか?
名作の誉れ高いけれど、この作品の犯人って全然意外じゃないような気が・・・。手がかりをきちんと追っていけば、その人が犯人としかいいようがないように思うんですが・・... 続きを読む
投稿日: 2007/4/12 投稿者: 長い道

5つ星のうち 5.0 悲しい結末?
ドルリーレーンの苦悩と優しさが伝わってきます。
ハムレット荘にての レーンと刑事 検事 三人の会話に こんな終わり方も... 続きを読む
投稿日: 2007/2/16 投稿者: レモン

5つ星のうち 5.0 世界本格ミステリの最高峰
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投稿日: 2006/9/24 投稿者: 紫陽花

5つ星のうち 5.0 一発勝負!
古今東西、ミステリのオールタイム・ベスト投票なんかをすると、いつ何時でも上位に入ってくる恐るべき作品。
巨匠エラリー・クイーンが、バーナビー・ロス名義で発... 続きを読む
投稿日: 2005/4/28 投稿者: radio5

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