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希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く
 
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希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く (単行本)

山田 昌弘 (著)
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希望格差社会
かつて「パラサイト・シングル」という言葉を生み出した著者が、様々なデータを基に描く現代社会論。

現在の日本は職業、家庭、教育のすべてが不安定になり2極化し、「勝ち組」「負け組」の格差が拡大している。「努力は報われない」と感じた人々からは希望が消滅し、日本は将来に希望が持てる人と絶望する人に分裂する「希望格差社会」に突入しつつある。

著者は日本社会で希望がなくなり始めたのは、実質GDP(国内総生産)成長率がマイナス1%となった1998年からと見る。この年、自殺者数は急増し、離婚、児童虐待、青少年の凶悪犯罪の増加傾向にも拍車がかかった。希望の喪失は社会の不安定要因となりかねず、早めに総合的な対策を講じることが必要と主張している。


(日経ビジネス 2005/02/07 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)



出版社 / 著者からの内容紹介

職業・家庭・教育、そのすべてが不安定化しているリスク社会日本。
「勝ち組」と「負け組」の格差が、いやおうなく拡大するなかで、
「努力は報われない」と感じた人々から「希望」が消滅していく。
将来に希望がもてる人と、将来に絶望している人の分裂、
これが「希望格差社会」である。
緻密なデータとともに描かれる、渾身の書下ろし。

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5つ星のうち 3.0 ではどうすればよいのか?を論じきれていない, 2005/4/10
By yukkiebeer - レビューをすべて見る
(TOP 10 REVIEWER)   
 「パラサイト・シングル」という言葉を世に広めた社会学者の新著。
 かりに現今の不況が終了して景気が好転したところで、フリーターたちが希望したところで正社員として労働市場で再デビューできるとは限らない。ニューエコノミー以来進んでしまった産業構造の大転換の中では、負け組み社員の敗者復活はないからだ。まさに希望の持てる者と持てない者との格差が広がる社会が到来している。それが「希望格差社会」です。

 私が思うに本書がいう「希望」とは「hope」というよりは「expectation」という語に近いものです。「hope」は「こうなれば良いなぁ」という単純な意味での希望ですが、「expectation」はどちらかというと「これだけ努力したのだから、こうなって良いはずだ」と肯定的な見返りを希望することです。本書は、若者たちが努力すれば報われる社会が今や消えつつあり、そうした社会を取り戻すべきことの重要性を訴えています。

 ですが本書の最大の弱点は、現状を述べ連ねた果ての「いま何ができるのか、すべきなのか」という終章に宛てられた頁数がひどく少なく、その上そこで論じられていることに具体性が希薄なところです。
 日本の若い労働者が努力すれば評価されるシステムを公共的に補完すべきだという論は見るべきものがあるとは思います。しかし、例えば著者が言うところの「職業カウンセリング」などがどれほど成果をあげられるのか、それを検証するためにも、既に実際に始まっている同様の試みの具体例を紹介するべきだと私は考えます。

 著者が文献と調査資料に丹念にあたって本書を書いたことは確かに読み取れます。ですが著者が実際に現場に足を運んでいるという印象を受けません。
 学者ももっと現場に身を投じ、その上で具体的な提言をするべきではないか。そんなことを思う書でもあります。

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86 人中、67人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 御用学者・山田昌弘による経団連の側面支援の書, 2007/1/3
山田は経団連と電通の主催する「若者の人間力を高めるための国民運動」にも関わっていることからもわかるとおり、二律背反の嘘つきである。希望格差などと、本書以外では聞いたこともないような言葉を使い読者を引き付けようとしているが、結局のところ山田の主張は「高度経済成長期の夢よもう一度」「希望を持て、ただし俺(山田)が分不相応ではないと認めた希望(=大企業の正規従業員)しか持つな」という空疎極まりないものであり、困難にさらされている低所得者、低学歴層と若年層への徹底的な侮蔑と冷笑である。そのことは、ほとんど何も書いていないに等しい提言の白々しさからもはっきりと理解することができる。
これは、山田の口先とは裏腹に経団連による新自由主義社会への適応を側面から支援するものであって、もともと持っている経済力や学歴などのリソース面で有利ではない位置に立たされた人、あるいははじめから勝負にもならないような位置にいる人に対して有益な視点をなんら提供するものではない。また、高度経済成長期に比べ「自立」なる概念(山田らの世代がこの言葉を使うときはほぼ100%「正規雇用者になる」ことと同値である)を獲得することがその当時の若者だった「団塊世代」周辺の世代に比べはるかに困難になっていることは、岩間夏樹や本田由紀らの優れた研究があるが、恐らく山田はそれすら理解する頭も持ち合わせていないのだろう。

この本の美点はただひとつ、「よく売れた」というだけである。愚書。
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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 興味深いが、面白くはない。, 2006/12/23
By チャンチキチ (愛知県) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
 一気に読みました。最後に「どうすればいいのか」答えとまでは行かなくてもヒントくらいあるかな、という期待もあって。でもこれだけ不安定な社会である以上「答え」なんてあるわけないんだなあと思いました。二極分化、ニート、フリーター、少子化・・・現代を読み解くキーワード満載で筆者の分析は大方正しいし興味深い問題の切り口ではあります。しかし「うーん、わかるなあ」と思わなければならないところに不愉快さを感じます。これは筆者のせいではなく、現実問題として・・・絶望しないためにはどうしたらいいのか、などという問題に処方箋などなく、少数派の成功者のフレームを自分に当てはめることも難しい以上、これといった解決法はないのでしょう。

 ただ、すべての人が希望を失っているかと言うと決してそうではないと私には思えます。それは結局、個々人が「状況は変わる」と信じているからではないか?書店では自己啓発本が売れ、資格取得に熱心なのもこの「状況は必ず変わる」という信念が人を支えているのではないか?社会全体が一斉に良くなるとは思えない(そんなものは信用できない!)、でも自分の周りの状況は変わるし、その変化に対応できるように己を鍛えること・・・それが「希望」だと私は思いました。
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投稿日: 2007/3/13 投稿者: fujitama

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投稿日: 2007/2/12 投稿者: オムシカ

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... 続きを読む
投稿日: 2006/8/12 投稿者: Akiko

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