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奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)
 
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奇想の系譜 (ちくま学芸文庫) (文庫)

辻 惟雄 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

意表を突く構図、強烈な色、グロテスクなフォルム―近世絵画史において長く傍系とされてきた岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳ら表現主義的傾向の画家たち。本書は、奇矯(エキセントリック)で幻想的(ファンタスティック)なイメージの表出を特徴とする彼らを「奇想」という言葉で定義して、“異端”ではなく“主流”の中での前衛と再評価する。刊行時、絵画史を書き換える画期的著作としてセンセーションを巻き起こし、若冲らの大規模な再評価の火付け役ともなった名著、待望の文庫化。大胆で斬新、度肝を抜かれる奇想画家の世界へようこそ!図版多数。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

辻 惟雄
1932年、名古屋市生まれ。美術史研究家。東京大学大学院美術史博士課程中退。東京国立文化財研究所美術部技官、東北大学文学部教授、東京大学文学部教授、国立国際日本文化研究センター教授、千葉市美術館館長、多摩美術大学学長などを歴任。ユニークな視点で、従来あまり注目されてこなかった日本人の美意識、日本美術におけるエキセントリックな表現や「かざり」「アニミズム」などの遊びの精神の発掘を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 275ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2004/9/9)
  • ISBN-10: 4480088776
  • ISBN-13: 978-4480088772
  • 発売日: 2004/9/9
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 江戸絵画の楽しみを知りたい方にお勧めです。, 2007/2/6
2004年岩佐又兵衛、05年曽我蕭白等の展覧会図録に必ず参考文献として出ているので読んでみました。

本書で扱っている画家達は、初版当時は江戸絵画の異端に近い存在だったが現在では主流に近くなっている。今では収録されている画家の回顧展を開催すれば多数の集客が望めるが、著者自身も初版から四半世紀後にここまでメジャーになるとは予想していなかったのではないでしょうか。再評価については本書出版後少しずつ進み、京都で2000年開催の特別展「−没後200年−若冲」で爆発した印象があります。

本書の内容は他の方も書かれているとおり、とても読みやすい文章、豊富な図版、巻末の参考文献など欠点が見当たらない非常にすばらしい本です。個人的には、あと7年早く本書に出会っていれば、京都での若冲展に間に合ったことを考えると残念です。なお、本書は100年後も江戸絵画入門書としての基準作であろう。
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35 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 読む手が止まらなくなるオモシロ本, 2006/2/17
興奮しながら一気読みしてしまいました。スリリングでエキサイティン
グ、まるでエンタテインメント小説を読むかのようにページをめくる手
が止まらなくなる美術評論です。

取りあげられている六人の画家はいずれも数百年前に活躍した人々。な
のにどの絵も今っぽくてかっこいい! 著者の解説に案内されながら、
その「かっこよさ」を発見していく楽しさといったら。解説を読む、図
版を見直す、をくり返しては何度も「おおっ!」と声を上げてしまいま
した。
そして章ごとに触れられる画家たちの生い立ちと武勇伝(?)の数々が
また面白い。マジでそんなことやっちゃったんすか!?なエピソード満
載なのです。乱行あり奇行あり、そのハチャメチャぶりは時に著者が画
家の心情を憶測してフォローを入れるほど。これを読むだけでもかなり
楽しめます。

残念なのは文庫版だと図版が小さくなってしまうこと。でもだからこそ
「実物の絵を見てみたくなる度」アップすること請け合いです。
美術にも日本史にもうとい私でさえ一気読みしてしまったオモシロ本、
自信満々で推薦いたします。
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5つ星のうち 5.0 日本近世美術の名著がお手元に!, 2004/9/13
やっと、出た~、が最初の感想です。
日本の近世の美術史を語るには無くてはならない、あの、村上隆氏も読んだ、バイブル的存在のこの本が世に出て、約30年・・・。高価な単行本しかなくて、いつも横目で見ていました。

文庫化に際して、多少、注釈などに手が入っていますが、今、読んでも、全然、古くありません。

今ではメジャーになった、岩佐又兵衛、蕭白、若冲、国芳らの魅力を独特の筆致で語っています。
彼らの作品を見たことがある方はもちろん、まだの方も見たくなること請け合いです。因みに、この秋は、岩佐又兵衛が巷で話題になるようだし・・。
ぜひ、ご一読のほどを・・。

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