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エロティシズム (ちくま学芸文庫)
 
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エロティシズム (ちくま学芸文庫) (文庫)

G・バタイユ (著), 酒井 健 (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

労働の発生と組織化、欲望の無制限な発露に対する禁止の体系の成立、そして死をめぐる禁忌…。エロティシズムの衝動は、それらを侵犯して、至高の生へ行き着く。人間が自己の存続を欲している限り、禁止はなくならない。しかしまた人間は、生命の過剰を抑え難く内に抱えてもいる。禁止と侵犯の終りなき相克にバタイユは人間の本質を見ていった。内的体験と普遍経済論の長い思考の渦から生まれ、1957年に刊行された本書によって、エロティシズムは最初にして決定的な光を当てられる。バタイユ新世代の明快な新訳で送る、待望の文庫版バタイユの核心。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

バタイユ,ジョルジュ
1897‐1962年。20世紀フランスの総合的思想家。第二次大戦前は、美学・考古学誌『ドキュマン』、左翼政治団体“民主共産主義サークル”、宗教的秘密結社“アセファル”などで活躍。大戦中に『無神学大全』(『内的体験』、『有罪者』、『ニーチェについて』)を発表。大戦後は、書評誌『クリティック』を中心に広汎で尖鋭な論陣を張る

酒井 健
1954年、東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、同大学大学院に進学。パリ大学でバタイユ論により博士号取得。現在、法政大学文学部教授。著作に『ゴシックとは何か』(サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 男性主体のエロティシズムの決定版, 2007/4/4
By 哲学する河童 - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
本書は二部構成になっており、第一部は「禁止と侵犯」という論文、そして第二部は「エロティシズムに関する諸論文」として、内容的には第一部と多少重複する内容の論文がいくつか。個人的にはかぶってる分わかりやすいなあと思った。

例えば動物の性交に対して私達がエロティックだと感じないのは、動物の世界には禁止がなく、またその禁止に対する侵犯がないからだ、とバタイユは言う。
序論で、エロティシズムとは「死におけるまで生を称えること」と定義されているが、他にも色んな形で定義されているので、結局なんなの??ってなってしまうかもしれない。でも、エロティシズムは言葉でハッキリどうこういえるレヴェルのものじゃないらしいことは読めばわかる。

ただ、扱う問題がそうさせているのか、1950年代に書かれたものだからなのかはわからないけど、この本は徹頭徹尾男目線。そこに辟易する女性もいるかもしれない。女性が主体のエロティシズムだってあっていいのではないか、と思ってしまう。

あと、これだけボリュームがあって、用語も難しいのだから、巻末に訳者のキーワード解説とかをつけてくれていたら助かったのに。

でも、すごい面白い本。
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36 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 誤訳が修正されている。, 2005/8/30
巷では澁澤版が有名だけれど、フランス語を学び、バタイユを原書で読んだことのあるものには誤訳があることがはっきりとわかる。本書では誤訳が修正されており、フランス語は読めないが、バタイユの代表作に触れてみたいと思うものが、まず手にすべき書の一冊である。
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26 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 人間の生きる世界とは, 2005/10/31
「好色漢の恥ずべき情念と聖女自身の情念は
同一のものがあり、そしてそれは有限という人間存在を
何とか乗り越えようとする欲望である」という
衝撃的な言葉ではじまる本書はそれでも論理は
さして性急でもなく、着実でありわかりやすい。
バタイユの考えを知るには最も好著なのではないだろうか。
「エロチシズム」という題名であるが
人間の広範な活動についての衝撃的な考察がある。
「労働による人間世界を確固たるものにするため
人間は性を含めいろいろなところへ禁止を強いた。
しかし、一方で禁止を侵犯することでその禁止をのりこえ
補完する」
「極限においては我々は生を危険におかすものを決然と欲する」
着実の論理がある一方で炸裂する言葉の数々がある。
まさに炸裂といった感じ。
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