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『新約聖書』の「たとえ」を解く (ちくま新書)
 
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『新約聖書』の「たとえ」を解く (ちくま新書) (新書)

by 加藤 隆 (著)
5.0 out of 5 stars  See all reviews (4 customer reviews)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

『新約聖書』の中で、イエスはさまざまな「たとえ」を通して、人々に働きかける。しかし、なぜ「たとえ」を使うのか?それらの「たとえ」にはどのようなメッセージが込められているのか?「隣人愛」や「善行」、そして「人間の平等」などの問題について、「福音書書記者」たちの立場や思惑も考えあわせながら、史的イエスの真意をさぐり、『聖書』の複雑で豊かな世界を案内する。

内容(「MARC」データベースより)

「新約聖書」の中で、イエスは様々な「たとえ」を通して人々に働きかける。それらの「たとえ」にはどのようなメッセージが込められているのか? 福音書書記者たちの立場や思惑も考え合わせながら、史的イエスの真意を探る。

Product Details

  • 新書: 251 pages
  • Publisher: 筑摩書房 (2006/11)
  • ISBN-10: 4480063307
  • ISBN-13: 978-4480063304
  • Release Date: 2006/11
  • Product Dimensions: 6.8 x 4.2 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 5.0 out of 5 stars  See all reviews (4 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #316,965 in 本 (See Bestsellers in 本)

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13 of 15 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 「たとえ」で語るイエスの言葉の新しい解釈にはシビレます, 2006/11/14
By ib_pata - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
これまで加藤先生は新約聖書全般に関する概説のようなものが多かったのですが、今回は解釈の冴えといいますか、驚きの解釈をみせてくれます。例えば有名な「良きサマリア人」の物語。普通は「隣人愛を実践しましょうね」という意味に解釈されてきました。しかし、本当にそうなの?と加藤先生は静かに解釈を進めるのです。

だいたい、イエスがこのたとえを話すキッカケとなったのは、律法学者の「何をすれば、私は永遠の命を受け継ぐでしょうか」という問いかけです。しかし、この「受け継ぐ」は一人称単数なんだそうです。普通、ユダヤ教というのは共同体としていかに救われるかを追求してきました。しかし、この律法学者は自分が救われることが中心的な関心事であり、そうした場で語られた「たとえ」なわけです。イエスは逆に「どう聖書を読んできたのか」と問いかけますが、律法学者の答えは「全力をつくして神を愛し、隣人を愛することだ」というものでした。その文脈で考え、さらに「良きサマリア人」の直後に置かれている、これまた有名な「マリアとマルタのエピソード」を考えると、実はイエスが云いたかったのは「神を全力で愛することと、隣人愛のどちらが大切か」という問題で、神を全力で愛することが、隣人愛よりも上だということかもしれない、というんですね。こうした例を「放蕩息子のたとえ」「宴会への招待のたとえ」「種まきのたとえ」などでも読ませてくれます。
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3 of 4 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 聖書解釈の地平を拡げる可能性を示す, 2007/8/21
本書の目的について、冒頭で著者は次のように述べている。「本書は、新約聖書に記されている「たとえ話」について理解を深めるための入門書である。「新約聖書のたとえ話」は、つまるところ「イエスのたとえ話」である。新約聖書では、イエスの口による以外に、たとえ話は一切かたられていないからである」(p.7)。こうした視点から、本書は主にギリシア語でパラボレー(parabole)と呼ばれる形式のたとえ話のいくつかを例として取り上げ、共観福音書の文脈上でそれらが有している役割について考察を加えている。特に「隠喩」が有する拡大的な創造性と、「パラボレー」の持つ破壊的な創造性の両面からの分析を通して、共観福音書の「たとえ話」の本来的な衝撃の強さを再現しようと試みていることは大変興味深い。
言うまでもないが、本書はイエスのたとえ話についての「唯一の正しい理解」を示しているわけではなく、解釈の可能性の一つを提示しているに過ぎない。しかしながら本書がパラボレーについて示す解釈方法は、古代社会においてイエスの伝えたメッセージの持つ鋭さを、現代社会に生きる読者がより鮮明に自分のものとする可能性を示すものであると言うことができる。その意味で本書は、イエスのたとえ話についての「解答」ではなく「問題提起」として、大きな意味を有していると言えるであろう。
新書版の入門書という限られた条件の中にありながら、たとえ話という視点を通して、イエスのメッセージに対する新たな想像力を喚起してくれる一冊である。
なお本書の構成は以下の通り。はじめに/ 1.イエスの立場、福音書の立場/2.「隠喩」と「たとえ話」/3.神への愛と隣人愛-「サマリア人」のたとえ話/4.救われる人間とは-「放蕩息子」のたとえ話/5.律法と現実-「宴会への招待」」のたとえ話/6.「たとえ話」の秘密-「種まき」のたとえ話/あとがき
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3 of 5 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 前後の関連で読んでみると, 2007/3/25
By カナブンとスズメ (空想の世界) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
『聖書』の中の逸話はしばしば断片として独立した形で取り上げられがちです。
しかし、本書はある逸話を前後の文脈の中において解釈を試みています。
また、マタイ、マルコ、ルカといった共観福音書の中の逸話の比較を行い、
各共観福音書の性格を浮き上がらせています。
加藤氏の野心作だと思いました。
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5.0 out of 5 stars 新鮮! 「パラボレーであるたとえ」
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Published 21 months ago by はてなのバケツ

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