商品の説明
「愚直」論 本書の副題は「私はこうして社長になった」。45歳の若さで日本ヒューレット・パッカードの代表取締役社長に就任した著者が、自らが歩んだ異色のキャリアを通じて培ってきた仕事の哲学を、率直に綴った書だ。
松下電器産業の技術者であった著者は、学ぶべきものもあったが不満も多かったと松下時代を振り返る。そうした日々にあって、あるプロジェクトで仕事を共にした米国IBMのスタッフたちから、強烈なカルチャーショックを受けたと言う。米国流の価値観やマネジメントに触発された著者は、「MBA(経営学修士)留学」を渇望するようになる。猛勉強を始め、ついには社内制度を使って米ハーバード大学への入学を果たすが、帰国後に松下を去る。その後、外資系経営コンサルティング会社を経て、コンピューター業界でキャリアを積んでいく。
その間に味わった無力感や挫折感を、著者は隠すことなく述べていく。それらの幾つかは、トップに立つ者にふさわしい武勇伝とはほど遠く、むしろ不平不満や弱音に近い。しかし、それらはビジネスパーソンであれば誰もがぶつかる現実の問題である。数々の壁を意志と努力で乗り越えた著者の体験談は、どのような職に就く者にとっても参考になるだろう。
(日経ビジネス 2005/04/11 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社 / 著者からの内容紹介
45歳の若さで日本ヒューレット・パッカードの社長となった著者。日本の若手経営者の一人としてメディア等に取り上げられることも少なくない。しかし著者は、ビジネスの才覚が人より優れていたわけでも、キャリア戦略を描いて仕事をしてきたわけでもない。むしろ内向的で、話し下手で、人一倍不器用な人間だった。
それでも大きな成果を上げることができたのは、愚直なまでの「努力」と「熱意」で目の前の仕事と格闘してきたからである。たとえどんなに厳しい環境でも、必死に努力して自分の存在価値を示せば、次のステップが見えてくる。この信念が著者のキャリアを常に支えてきた。
松下電器で技術者として現場で奮闘していた日々、ハーバード・ビジネススクールで落第候補生に選ばれた一年間、ボストンコンサルティンググループで戦略思考の泥沼に陥った毎日…これらの試練を著者がいかにして乗り越えていったのかを振り返りながら、仕事で自己実現をとげる秘訣、キャリア開拓のヒントを語っていく。
また、外資系企業の経営者としての視点から、「現場百回の姿勢を持つ」「スピード感を高める」「悩みを構造的に整理する」など、変化の激しい時代に求められる働き方を具体的に紹介する。
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