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世界屈指の戦略系コンサルティング会社であるボストン・コンサルティング・グループ(BCG)は、一世を風靡した「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント」(PPM)をはじめとして、多くの戦略コンセプトを開発してきた。本書は、第一線のコンサルタントとして活躍する著者が、BCGの提供する主要なコンセプトを紹介したものである。
著者は、日本企業が競争優位を築くためのポイントとして、価値創造の仕組み、儲けの仕組みとなる事業構造のあり方、競争要因の明確化とその持続、の3点を挙げている。そしてこれらを解決するためのツールとして、「バリューマネジメント」「セグメントワン」「デコンストラクション」「PPM」「エクスペリアンス・カーブ」「タイムベース競争」の6つの戦略コンセプトを提示している。それぞれのコンセプトは章を分けて説明されているので、読者は関心のあるパートから読み始めることができる。また、全体を通して図表や日本企業を中心とした事例が豊富に盛り込まれており、読者の理解を助ける工夫がなされている。
どのような戦略コンセプトも決して万能ではないが、これらを経営戦略の立案に有効に活用できる企業とそうでない企業とでは、パフォーマンスに大きな差が出ることは間違いない。BCGの持つさまざまなノウハウがこの1冊に凝縮されていることを考えると、価値の高い本といえるであろう。企業経営に関わるビジネスパーソンや、MBAの学生などにぜひおすすめしたい。(戸田圭司)
出版社/著者からの内容紹介
マッキンゼーと並ぶ2大コンサルティング・ファーム、ボストンコンサルティング・グループ(BCG)は本年設立40周年を迎える。この間、世界的トップ企業を引きつけてきたのは、そのコンサルティング能力のみならず、数々の戦略コンセプト構築能力とも言える。古くは、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)、ケイパビリティ、最近ではバリューマネジメント、デコンストラクションなど、経営学の教科書に載るほどの普遍性あるコンセプトを開発してきた。本書は、それらBCGが40年間に亘って構築してきた数々のコンセプトを一挙に公開し、今日でも通用する競争優位の原理を解説する。