Product Description
逆転戦略 2004年6月、ルイス・ガースナー元IBM会長率いる米カーライル・グループと京セラは、共同でKDDI子会社・DDIポケットの買収を表明した。今年2月、DDIポケットは「ウィルコム」として生まれ変わった。本書はモバイル通信市場の熾烈な戦いを振り返りながら、カーライルと京セラの狙いが「PHSによる携帯電話の逆転」にあると分析。その詳細を明かす。
かつて、PHSは「つながりにくい」ことがネックとなり、携帯電話に顧客が流れてしまった。DDIポケットは、その後、地道に基地局を増強し、携帯電話と同じ品質でサービスが提供できる体制を整備。2001年、データ通信に特化した新サービス「エアエッジ」を開始した。エアエッジはモバイルによる情報発信・収集に熱心な30代ビジネスマンの間でヒットし、DDIポケット復活に貢献した。
安定的な需要を確保しつつあるウィルコムだが、本書は巨大資本カーライルはさらなるポテンシャルを見いだしていると推察する。丹念な取材を基に、そのポテンシャルとは、第1にこの先、電波不足が生じた時、一番優位な立場に立てること、第2にデータと音声を組み合わせた完全定額制の導入を実現し得るポジションにいることではないかと仮説を立てている。
(日経ビジネス 2005/03/07 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社 / 著者からの内容紹介
2004年6月、米「カーライルグループ」が、京セラと共同でKDDIのPHS子会社である「DDIポケット」の買収を表明、
2005年2月2日より「DDIポケット」は新社名「ウィルコム」として新たなスタートを切る。
カーライルグループは、有数の運用実績を誇る世界最大級のプライベートエクイティ投資会社であり、
元IBM会長ルイス・ガースナー氏がトップを務めることでも有名。
同社が一度は衰退したと思われたPHS企業であるウィルコムを擁して日本の通信業界で狙う「逆転戦略」とは!?
キーマンへの詳細な取材に基づき、これからウィルコムが通信業界に起こそうとしている「大逆転」のシナリオを明らかにしていく。
本書は「すでに成功した企業」の成功に至るまでの要素を分析する従来のビジネス書籍とは異なり、
ウィルコムの弱みを強みに変える要素を分析、「これから成功する企業」の登場を予見した新たなスタイルのビジネス書籍である。