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自己愛性人格障害 (21世紀カウンセリング叢書)
 
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自己愛性人格障害 (21世紀カウンセリング叢書) (単行本)

by 町沢 静夫 (著)
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Product Description

出版社 / 著者からの内容紹介

自己愛性人格障害/自己愛性人格障害の歴史/自己愛性人格障害の治療/自己愛性人格とモラルハラスメント/自己愛性人格障害と犯罪/自己愛性人格障害と創造性及び病理


内容(「MARC」データベースより)

自己愛性人格障害というのは、自分を高く買いかぶり、自分の能力をオーバーに感じている人たちのことである。自己愛性人格障害の発生とその由来、さらには治療のあり方を探る。

Product Details

  • 単行本: 252 pages
  • Publisher: 駿河台出版社 (2005/11)
  • ISBN-10: 4411003651
  • ISBN-13: 978-4411003652
  • Release Date: 2005/11
  • Product Dimensions: 7.1 x 5 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 3.3 out of 5 stars  See all reviews (3 customer reviews)
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60 of 63 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 語り過ぎで語らずの書。肝心な日本社会における現実は述べても、その対策、治療の現状の記述なし。この薄さでは無理か。, 2009/8/13
By Dr.Shigeharu Mutoh - See all my reviews
(TOP 100 REVIEWER)   
DSM (Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders“精神障害の診断と統計の手引き”) アメリカ精神医学会の定めた、精神科医が患者の精神医学的問題を診断する際の指針を示したもの。アメリカ合衆国を主に、世界で50万部以上が普及している。現在は第四版用修正版 (DSM-IV-TR) となっている。2010年以降に (DSM-V) の発表が予定されている。くらいの説明は必要でしょう。自己愛性人格障害に関する精神医学者たち(?)の諸説を網羅的に記述するのは、入門書ですから、読者としては我慢してもいいですが、何回も著者が述べている“潜在的自己愛性人格障害が日本人の患者特性をあらわすにも、極めて重要である” DSM-IV-TRでは潜在的自己愛性人格障害を見落としているといってよいのかもしれない。と書いている。これに関する詳細な著者自身の記述はない。著者は日本のベテラン精神科医である。自説があって当然です。それとも、DSM-Vが刊行されるまでオアズケなんでしょうか。それとも、日本でも昨今、アメリカ化されている日本人が多くなっており、これからますます日本の謙譲の美徳といったような文化背景が薄れるにつれ、自己愛性人格障害が増えてくるものと考えられる。アメリカは個人主義であり自己主張の国であり、そのような文化的風土は自己愛性人格障害を多く生み出す文化的背景を持っているということはいえるものである。が理由でしょうか。違うでしょ。それは、表面的なアメリカナイズ。現実の日本社会は、第四章、「自己愛性人格とモラルハラスメント」で述べているのが現実で、且、団塊の世代の子供の世代が親となるが、少子化、消費社会、情報社会は、子供の幼児期の親としての育て方に大きな変化をもたらし、その結果、日本社会は若き自己愛性人格的Mutantで満ちている(現在の多くの大学に生息する)。この様な国は世界には稀な現象で「精神医学」、「心理療法」だけではもはや対処不可能でしょう。精神科医、心理学者等がよく指摘する、「障害のオリジンが幼児期の親子関係にある場合、患者が過去の親との関係を理解すれば障害は良い方向に向かう。」というのは多くの場合お話に過ぎず、原因を知っても結果を書き換えることは不可能に近いと思います。精神障害の治療は、受診する医師の考える精神療法と薬物療法の併用によるのが理想ですが、多くの方もご存じのように、理想と現実のギャップは非常に大きく、医療保険内での治療を望むのならば、薬物療法のみでの治療となる。薬物は症状を抑える働きしか持たない。どの精神療法も時間がかかり、大学病院、大病院、病院では難しく、ベテランの精神科医が大きな医療機関から独立し、個人クリニック等で精神療法を行っている場合が多い。実際の精神科医の治療は、この様な本に記述できるように簡単なものでなく、非常に複雑、微妙で、臨床医としての経験と年々新たになる専門知識が必須となる。本著で述べられていることは精神科医としての現代日本の病理を自己愛の視点から述べている。他の分野の方々による現代日本の現状は表現が異なっても同じことに還元できよう。本書の帯に「われわれの時代というものは、犯罪に見られるように、非常に自己愛の強い時代に向かっている。それと共に。男性の感熟が遅れていると言えよう。」とある。これは困ったことであるが、事実である。しかし、男性の感熟が遅れているのは日本のみの特徴であると思う。この病的な状態は女性にもすでに影響をあたえ、日本社会全体の感熟は・・・・。この本は自己愛性人各障害とは何かを知りたい方はお読みになるといいと思います。自己愛はすべての人にあるのですから。小難しく感ずる精神医学の現象論的理論はさっと読んで、サルトル、ニーチェの自己愛と創造性まで一気に読めば得ることは必ずあると思います。
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30 of 42 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars もっと臨床例を書いて欲しかった, 2007/3/24
自己愛性人格障害について書かれた日本で数少ない貴重な本。
謙遜を美徳とする日本では潜在的な自己愛性人格障害が多いのではないかとする指摘は、うなずける。
ただ外国の代表的な学説の紹介が多すぎる気がする。
先行研究の紹介なら学会の論文でやってほしい。
これは一般の読者向けに書かれた本なのだから、患者のプライバシーを侵さない程度に、貴重な日本における臨床例をもっと書いて欲しかった。
それに自己愛性人格障害は治療可能なのか、治療不可能なのか、いまひとつはっきり書いていない点も不満。
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10 of 19 people found the following review helpful:
2.0 out of 5 stars 同じ分野のありがちな一般向け本と比べるとマトモ, 2008/8/22
By ま2007 (岡山県) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
精神科医による本ではあるが,一般向けの精神医学本というよりは一般向けの心理学本に近い.はっきり言って書き方がなっていないのだが,同じ題材の多くの本と比べるとマトモに思えるので星二つという甘い評価にした.

自己愛性人格障害というのは,要するに自己中だったり共感能力に極端に乏しかったりする性格を表す言葉.1章と2章では「自己愛性人格障害」という未定義の言葉が最初にあって,その言葉の解釈をめぐる不毛な言葉遊びが行なわれている.「どんな場合には人格障害でないか」は,簡易チェック以上のレベルでは書かれていない.さらに,他の文献の紹介部分は適切な引用が一切ない手抜き状態である上,前後関係を考慮せずに専門書から抜粋したような記述や「a」「the」「it」「them」などを無視して直訳したような文章が多く並んでいるため,ほとんど役に立たない.ただし,日本では文化的背景から「自己愛性人格障害」と表現される性格が隠匿されたり加害者側にやさしかったりするという旨の考察だけは価値があろう.

3章の治療の記述は無価値ではないけど具体的な臨床事例が少なすぎる.この部分の事例が豊富だったらよかった.というか,この手の話を臨床事例以外でまともに説明をするのは大変だろうに.4章と5章は実社会への影響の話.分量が少なく著者の個人的な思いの色合いが強いものの,それなりに現実的な記述である.しかし,精神面の話というよりも,上役ほど責任をとらないという人事制度上の欠陥,市民としてではなく信者として高成績を上げた者に教師や管理職としての権限が与えられている現状,共感能力ではなく良心と知性の欠如として述べた方が適切と思われる内容である.共感能力が高くても知的な誠実さがなければ,少なからぬ人が警察の世話にならない範囲で悪さをするのである.隣人を愛すために隣人を大量虐殺することだってあるのである.6章は歴史上の人物を勝手に解釈した乱暴でどうしようもない内容である.
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