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裕仁天皇の昭和史―平成への遺訓-そのとき、なぜそう動いたのか (Non select)
 
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裕仁天皇の昭和史―平成への遺訓-そのとき、なぜそう動いたのか (Non select) (単行本)

山本 七平 (著)
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

昭和天皇は、天皇であることをどう考え、どう「自己規定」していたのか。そのことが、昭和史における天皇の行動にどう影響したのか。立憲君主の苦悩をとおして昭和史の謎に挑む。89年刊「昭和天皇の研究」の改題。

登録情報

  • 単行本: 359ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2004/07)
  • ISBN-10: 4396500815
  • ISBN-13: 978-4396500818
  • 発売日: 2004/07
  • 商品の寸法: 17.6 x 11.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 昭和天皇自身は天皇であることをどう考えていたのだろうか。著者渾身の力作, 2005/11/17
By patella (千葉県) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
 本書は昭和天皇崩御直後に刊行された「昭和天皇の研究 その意義を探る」を改題したもの。「昭和天皇はどのように自分を規定していたか」という観点でまとめられた天皇研究の書である。周辺の人物の日記、記録などを多数引用して綴られた、「昭和天皇は立憲君主として憲法護持を通した」という意見を最も良くまとめた書であると思う。帯に書かれている通り著者「渾身の力作」であろう。
 論法はわかりやすく淡々としていて押し付けがましくなく、ニュートラルな静かな気持ちで読むことができる。こういう類の本は往々にして激した文章が混じってきやすいものであるが、かみ合った論議をするためにも、声高にならないこの本のような書き方がもっとされて欲しいところである。引用の文章が読みづらい部分もあるが、できるだけ原文にあたる、というのは必要な姿勢であろう。機関説の美濃部達吉、尾崎行雄、歴史学の津田左右吉らの説など要所を一読できるのはありがたい。必要と思えば原典をさらにあたるてがかりともなる。
 例えば、昭和天皇がどんな教育を受けていたか、「倫理御進講草案」などの引用からそれも推し量ることができて興味深かった。現在の皇太子などは一般の教育以外にどんな教育を受けているのだろうか、という興味も沸いてくるところである。「生物学を研究し続けた昭和天皇が現人神といわれることをどう受け止めていたか」などは確かにそこから考えるとまた違う見方ができる、と納得させられる。

 「戦争責任」の問題は第14章に詳しい。著者は「天皇は立憲君主として憲法護持=議会に従い通した」と結論する。「天皇が戦争を止められなかったのか」というよくありそうな設問を通して、「止めるということは憲法に違反しても権力を行使する」ことで、直接的に天皇が政治に関与すると言う点では2.26事件の将校たちの希望した天皇の位置づけと同じではないか、という提言は、安易に「天皇の責任」と言ってしまうことへ内容の見直しをつきつけてくるだろう。「責任」ということばのあいまいさが垣間みえるようである。

 「天皇の自己規定」の考察であるが、それは必然的に対比して「民衆、施政者の天皇規定」を考えることにもなっていると思う。いま、日本の国民にとって、自分自身にとって天皇は何なのか、を考えさせる書でもある。靖国問題や戦争責任論から皇位継承問題まで、きちんと議論するためにこういう天皇研究の本を読んでみてもよいのではないだろうか。
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21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 私は、これほどの洞察を今までみたことが無い, 2005/4/6
By kys2sakai (横浜市栄区) - レビューをすべて見る
愚直なまでの自己抑制と理想像に裏打ちされた行動によって、守成の三代目を生きた裕仁天皇が描かれている。それは、あの、決して下を向くことなく、国民にうつむいているところを見せないで、タラップを一歩、一歩と降りる姿の裕仁天皇の姿とぴったり一致する。そして戦前の日本から何も反省していない今の日本があることが描かれている。日本は、敗戦後から、すでに二代目、そして今、三代目にさしかかろうとしている。歴史は、どのように繰り返され、そして新しく刻まれるのだろうか。今、この本の再刊の意味は、大きい。大きくしなくてはならない。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 天皇とは?, 2004/12/23
戦前の天皇の機能と位置を知るために重要な本。
その時代を生き、天皇のために戦地で辛酸をなめた著者が書く貴重な証言。
また和歌というものが、いかに重要な働きをしていたかも興味深い。
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投稿日: 2005/4/23 投稿者: ペトロニウス

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