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33個めの石 傷ついた現代のための哲学
 
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33個めの石 傷ついた現代のための哲学 (単行本)

森岡 正博 (著)
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

とまどいながら、歩き続ける。

自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪、ジェンダー。

現代の「痛みと希望」について思索した、魂のしずくのようなエッセイ。







2007年、米国・バージニア工科大学で銃乱射事件が起きた。

キャンパスには犠牲者を悼む32個の石が置かれたが、人知れず石を加えた学生がいた。


33個めの石。それは自殺した犯人の追悼である。

石はだれかに持ち去られた。

学生はふたたび石を置いた。それもまた、持ち去られた。

すると、別のだれかが新しい石を置いた。

――私たちにとっての33個めの石とは?





それはたしかに短い期間の出来事ではあったけれども、

その事実を知った多くの人々の心を打ち、

社会の片隅で大きな声をあげることのできない

傷ついた人々をそっと力づけた。

敵と味方の対立を無効化し、

「やられたらやり返してやる」という

報復の連鎖を超越していく物語であるとも言える。(本文より)



引き返せない現実を前に、

いつのまにか傷ついてしまった私たちに、

今、いちばん必要なこと。


内容(「BOOK」データベースより)

自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪、ジェンダー。現代の「痛みと希望」について思索した、魂のしずくのようなエッセイ。

登録情報

  • 単行本: 200ページ
  • 出版社: 春秋社 (2009/2/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4393332911
  • ISBN-13: 978-4393332917
  • 発売日: 2009/2/17
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 新時代の哲学入門書, 2009/3/30
BS週刊ブックレビューで紹介されてて購入した。イスラエルとパレスチナの報復の連鎖、日本でもみんながぎしぎしといじめあっていくみたいな、傷つけ合う社会になってる。そういう社会を生き延びるための哲学入門として読んだ。

著者の個人の意見はちょっとずつ世間の常識からずれているがそこが面白い。つっこみながら刺激を受けれる。個人的には「このババア、なに気持ち悪い化粧してんだよ」と叫んだ若い女性のエピソード、人命を犠牲にしてゴージャスに発展する都市のエピソードが良かった。

傷つけたり、傷ついたりして、生き方を探そうとしてる人向けの本だと思う。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 はっとさせられる一冊, 2009/6/23
タイトルの33個目の石はアメリカの大学での銃乱射事件の犯人のために置かれた慰霊の石のこと、というので興味がわき、また、哲学者であり、「脳死」にも見識の深い先生のエッセイというのもあって購入しました。エッセイ集なので軽く読めるかんじですが、中身は深い。特に中絶問題を授業で説いていた時のエピソードにまつわる先生の気づきには、私もハッとさせられました。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 惚れた, 2009/6/29
By アヤ先生 (東京都文京区) - レビューをすべて見る
読めば読むほど好きだ。結婚して欲しいわ。

「自分のことを棚上げしない」というスタンスがいい。
私も常に感じてることだけど、一般人はまだしも、
学者で自論と自分の立場を切り離せていない人がとても多い。(著者によれば、大学ではむしろ「切り離すな」と言われるんだそうだが)
研究者の議論はスポーツじゃない。
私はこっちのチーム、あなたはそっちのチーム、正々堂々戦いましょう、では意味がない。
どんな本も、自分の属するカテゴリーを擁護する偏った記述を発見した途端に読む気が失せる。
最近ブームの脳科学者も、一昨年亡くなった心理学者も同じ。

この本はとても繊細で優しい視点で書かれている。
どうも物事を知れば知るほど、ラディカルな思想からは遠ざかっていくみたいで、早急に結論が欲しい若者には「生ぬるい」と思われがちだ。
私は、手っ取り早く行動に出て後で後悔するより、ぐるぐると気を揉んでいる方がずっとハードでクールだと思うよ。

ただ、「自殺について」の章で、「絶望によって自殺する人が大半」とあったが、怒りの表現として自殺する人も多い。
それも絶望が発端ではあるけれど別物だと思う。
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