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ブルーバック
 
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ブルーバック (単行本)

ティム ウィントン (著), Tim Winton (原著), 小竹 由美子 (翻訳), 橋本 礼奈
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,365 国内配送料無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

オーストラリアの人里離れた入江で母親のドラと暮らす少年エイベル。自然のめぐみだけが頼りのきびしい生活ながら、海の大好きな親子はみちたりた日々をおくっていた。入江にすむ巨大な青い魚ブルーバックと出会ってから、エイベルの日々はいっそう輝きを増す。やがてエイベルは都会の学校へ進学、故郷の海とブルーバックのすがたをいつも心にいだきながら、海洋生物学者となる。一方、母ドラがひとりで守る入江には、さまざまな災厄がふりかかる。暗礁を根こそぎにする漁師の出現。リゾート化計画。タンカーの座礁。やがてドラは海を救うために大きな決断をし、その志は息子のエイベルにひきつがれていく。オーストラリアの自然をこよなく愛する作者が、子どもから大人まですべての年齢層の読者に贈る、「海の不思議」と希望の物語。ボリンダ・オーディオブック賞、ウィルダネス・ソサエティ環境賞、WAYRBAホフマン児童文学賞受賞作。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ウィントン,ティム
1960年、西オーストラリア州の州都パースに生まれ、その後西オーストラリアの海辺で、海や自然に親しみながら成長。パースのカーティン工科大学に在学中、19歳で書いた初めての小説「An Open Swimmer」で、1981年、新人作家にあたえられるオーストラリアン/ヴォーゲル文学賞を受賞、作家となった。その後、数多くの文学賞を受賞。国内で最も権威ある文学賞、マイルズ・フランクリン賞は三度受賞している。今やオーストラリアで最も著名な作家の一人で、フィクション、ノンフィクション、児童文学と、幅広い著作活動を続けており、作品は舞台化、映像化もされている。世界的な権威を誇る文学賞であるイギリスのブッカー賞の最終候補に二度ノミネートされるなど、国外での評価も高い。『ブルーバック』で1998年にボリンダ・オーディオブック賞ならびにウィルダネス・ソサエティ環境賞、1999年にWAYRBAホフマン児童文学賞を受賞

小竹 由美子
1954年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業

橋本 礼奈
北海道生まれ、東京在住。武蔵野美術大学大学院修了。個展、公募展などでおもに油絵の作品を発表しながら、壁画、挿絵、テレビドラマの美術協力などの仕事をする。主体美術協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 124ページ
  • 出版社: さえら書房 (2007/07)
  • ISBN-10: 4378007967
  • ISBN-13: 978-4378007960
  • 発売日: 2007/07
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 31,912位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 自然によりそう, 2007/7/28
表紙も涼しげで、夏にぴったりです。
オーストラリアの大自然の中、二人で暮らす母と子。毎日海にもぐり、自然の恵みを感じながら満ち足りた生活を送る少年、エイベルは、海底で巨大な青い魚に出会う。エイベルは、その魚に魅了され、ブルーバックと名づけた。やがて、成長したエイベルは、もっとブルーバックのこと、海のことを知りたいと勉強し、ついに海洋学者になる。一方、母が一人で守ってきた故郷の入り江には、さまざまな困難がやってくる……。

人はただ、シンプルに生きれば幸せになれるのに、何をそれほど望むでしょうか? どうして恵みをくれる自然を守れないのでしょうか? 例えば海辺の何もないところで、一生暮らせといわれたら、どうでしょう。
これは、たくましい母、ドラが入り江を守るためにした決断と、その意思を継ぐ海洋学者である息子の姿が、さわやかに、そして静かに描かれた作品です。生命、自然、本当の豊かさとは……。いろいろ考えさせられる読物です。子どもむけですが、大人が読んでもいいと思います。
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 わかるなあ, 2008/5/20
By pommier_pomme - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
自分は海で生まれたわけじゃないけれど、ド田舎育ちだからか、こういう、自然を心から愛する心は分かるつもりだ。
地球には、今、確かに異常が起こっている。その場所にいるはずのない生き物が現れたり、大量に発生したり、または大量に死んだり、絶滅したり・・・
人間が営みをはじめてまだ間もないというのに、何億年もかけて育まれた美しい地球の生命は、今、確かに危機に立たされている。
環境保護の知識は使い古されて、どれも陳腐で人の心に響かない。
それが、この小説に登場するブルーバックという大きな、やさしい、もの言わぬ魚を通して見て見るとどうだろう。そのしずかな視線は心に突き刺さる。人間を責めることも無く、ありのままを受け入れて生きながらえてきた大きな魚。その存在感は大変に重たい。
主人公の少年は、たくましい母と大きな魚に包まれてのびのびと大きくなった。彼は成長し、一旦は学者として世界を飛び回り故郷を離れる。しかし、また故郷へ戻ってくる。頭でっかちに環境保護を考えるのじゃない。その土地に住み、その土地のものを食べ、その土地の生き物と共に生きる。それこそが、本当に心から環境をまもるということなのかもしれない。

現代の子どもたちに是非一読してもらい、この本を通して、使い古された、ありきたりな知識ではあらわされない、生きた自然を心に感じて欲しい。
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