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秘密とウソと報道 (幻冬舎新書)
 
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秘密とウソと報道 (幻冬舎新書) (新書)

日垣 隆 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

鑑定医が秘密をバラす相手を間違えた奈良少年調書漏洩事件。「空想虚言癖」の典型的パターンに引っかかった「週刊新潮」大誤報。賠償額が高騰する名誉毀損訴訟。数々の事件で、メディアが一線を越えるか踏みとどまるかの分かれ目は、秘密の手に入れ方・バラし方、ウソの見破り方の巧拙にある。それを「言論弾圧」「取材力の低下」としか語れないのは、ただの思考停止、メディアの自殺行為だ―秘密とウソというユニークな視点から、「ジャーナリズムの危機」に斬り込む挑発の書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

日垣 隆
1958年、長野県生まれ。作家・ジャーナリスト。新聞・雑誌・書籍のほか、ラジオ番組のホスト、海外取材等、多方面で活躍。『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫、新潮ドキュメント賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 205ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2009/7/28)
  • ISBN-10: 4344981367
  • ISBN-13: 978-4344981362
  • 発売日: 2009/7/28
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 31,197位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 4.0 これからのジャーナリズムの一つの方向性を見せてくれている。, 2009/11/7
戦後のジャーナリズムがかかわった大きな事件を題材に、著者独自の視点からここ最近に見られるジャーナリズムの危機に切り込んでいる意欲作。

著者もジャーナリストであるせいか、大きな事件の陰にあったわれわれの目に触れないような裏話まで披露してくれるところが実に面白い。それにしても、捜査資料を無断でコピーする奈良少年供述調書漏えい事件や、情を通じて機密資料を入手した西山事件、泥棒をして書物にしてしまうサンダカン八番娼館の問題などなど今のマスコミに通じるスクープ報道とは一体何のためにあるのかと疑問に感じてしまう。

このほか、マスコミの周辺にたびたび現れる「空想虚言癖」の人物にやすやすと引っかかる週刊誌、賠償額が高騰する名誉棄損訴訟などなどジャーナリズムに起こる問題を著者独自の視点で切り込んでいる。

ここ最近の新聞や雑誌の凋落ぶりを危惧しつつ、明治時代にあったような週刊誌的な新聞を取り上げており、これからの新聞の一つの方向性を見せてくれている。
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5つ星のうち 5.0 ジャーナリズムの危機、その中身, 2009/8/1
日垣氏は「そして殺人者は野に放たれる」(新潮文庫)で知られるジャーナリストである。
その著書ではいつも何らかの「気づき」がもたらされる。

本書ではジャーナリズムをめぐるいくつかの素朴な疑問をテーマに分析がなされていく。

まえがきからピックアップすると、
<新聞の社説は、なぜあんなにつまらないのか。>
<そもそも、新聞は昔から偉そうな存在だったのか。>
<情報源を秘匿する意味とは。>
<雑誌も新聞もなぜ誤報を飛ばしてしまうのだろう。>
<名誉毀損裁判の高額化は本当に理不尽なのか。>
<情を通じて取材し逮捕された人は何を間違えたのか。>

これらの中で西山事件と松川事件の相違点の指摘は実に鋭い。
そして、ちょっと素敵な逸話が松川事件にあったことが興味深い。
ぜひとも本書で確認されたい。

テレビや新聞の報道に辟易していただけに、ある種の爽快な読後感を味わった一冊である。
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5つ星のうち 1.0 出版社に手ぬるいのは?, 2009/10/11
ジャーナリストというより「激怒系評論家」というのが似合っている日垣氏。本書では実例を挙げながら報道の抱える問題点を指摘している。指摘するだけにとどまらず、日垣氏独特の視点で分析をしており、なるほどと頷ける箇所も少なくない。(特に名誉毀損訴訟の巨額化など)しかし、調書漏洩事件で全マスコミから袋叩きにされた草薙厚子氏を一章丸ごと使ってコテンパンにしているわりには、おそらく週刊誌史上最悪の誤報である「週刊新潮の赤報隊犯人の告白」については、学術的検証のような形しかとっておらず、この記事に関わった記者や編集長への責任追及は甘い。そもそもジャーナリストとしての訓練を受けていない草薙氏をデビューさせて彼女の人脈を利用して「少年犯罪者の売らんかな報道」を始めたのは出版社であるにも関わらず、アマチュアの彼女ばかりを叩いていも意味か無いのではないか。新聞については厳しいが、出版社に手ぬるいと感じた。これは日垣氏が「新潮ノンフィクション賞」の受賞者であり、出版社で仕事をしているからなのか。

日垣氏が一度でも「ジャーナリストとして知られざる真実を暴いた実績」があればいいが、ご本人は「声が大きいだけ」では、あまりにも説得力に欠ける箇所も随所に見られた。
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