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公務員の異常な世界―給料・手当・官舎・休暇 (幻冬舎新書)
 
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公務員の異常な世界―給料・手当・官舎・休暇 (幻冬舎新書) (新書)

若林 亜紀 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

 私は厚生労働省の研究所で10年働きました。その前に民間企業で働いていたので、比べると、お役所は「ありえない」ことの連続でした。給料から、仕事ぶり、お休み、結婚まで、すべてです。特に印象的なのが予算消化で、ある年、がんばって節約して2億円を国に返したら、厚生労働省から怒られました。「せっかくとってやった予算を返すとは何事だ、とにかく使い切れ」と経理通達まで出される始末です。これはおかしいと内部告発をして退職し、ジャーナリストになりました。本書は、北海道から九州まで全国のお役所を取材し、最新の公務員の実態を歳時記風にまとめています。今や議員すら従わせ、日本の最高権力である公務員。でも、そんな権力をもちながらも、きわめて人間的、ときにばかばかしく愛らしい公務員の春夏秋冬をお楽しみください。


内容(「BOOK」データベースより)

閑職と厚遇―すでに定着した地方公務員のイメージだ。しかし、現実は想像を超えている。その地方独自の特殊手当と充実が過ぎた福利厚生で、住民との給与格差は開くばかり。一日の実働2時間半の通称みどりのおばさんに年収800万円、公共バスの運転手に1300万円を支払う自治体もある。公務員の厚遇は、もはや異常だ。だが彼らに、自らの人件費が国や地方の財政を圧迫しているという意識はない。国が破綻する前に、公務員を弾劾せよ。

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5つ星のうち 1.0 支離滅裂なお役所批判本, 2009/7/7
知人からの勧めでこの本を読んでみた。一部の官公庁や自治体の問題を取り上げて、あたかも他の役所でも行われているかのような表現は、公務員に対しての私怨からきているのかも知れないが、全体的に誤りや著者の思いこみが多い。

北海道庁の職員団体への批判を書いているのかと思ったら、社保庁の話に飛んだり、「(公務員の)死因の2位は自殺」と書いておきながら、その数ページ後には「長生きしたければ公務員」書かれていたり、社会主義国である中国の公務員の不祥事まで登場する等、本の内容は支離滅裂である。

データの扱いも杜撰で、公務員と一般国民との死亡率の違いを単純な数値の比較でおこなっており、標準化死亡比については考慮されていない。

また、著者は「政官業の癒着や公務員の腐敗を監視し取材を続けるのは、役人が国民を破滅させた戦争を、二度と起こしたいない願いから」と述べているが、戦前戦中の無能な政治家の存在やマスメディアの軍部賞賛、欧米による挑発には触れず、戦争の責任を一方的に役人に押しつけているのには、無理があるのではないだろうか。

213ページに書かれている「減らない休職者」の内容に関しても、休職している公務員すべてがあたかも詐病で休職しているような表現になっていることにも、強い違和感を感じる。どこまで調査して書かれたのだろうか。

全体的にこの本で触れられている「お役所」は二昔前の話であり、すでに不要な制度や手当が廃止されている自治体は多く、「独立行政法人化」によって、入った時は公務員だったのに、気がついたら非公務員になっていたという事例も増えている。いわば「公務員のリストラ」である。

公務員の実状を正確に描かれているとは言い難い本であり、国民や企業が公務員に依存してきたことに触れていないなど、かなり偏向した内容であり、この本をもとに「公務員制度改革」を唱えるのは危険であると私は感じる。わざわざ買って読むには値しない本であった。
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57 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 「ホージンノススメ」とだぶり感, 2008/4/17
By 革命人士 - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
著者の体験談と各種報道、取材の余談を組み合わせた感じ。緑のおばさんの年収800万とか、本の整理に3億円などなど、それなりに読めるけど、著者の所属していた特殊法人の年末予算消化やニセ「研究員」のくだりは、著者のデビュー作「ホージンノススメ」とだぶっていて(覚えているほどに強烈なばかばかしさだったのだが)、使いまわしてる感が否めなかった。「ホージン」を読んだ人はあまり目新しさはないかもしれない。同書を読んでいない人には興味深いと思うが。

本書には、確かに予算を多く使うことしか考えていない国民の敵みたいな公務員がずらずらと出てきて怒りがわくのだが、実際に無駄遣いをしている公務員の言葉がほとんどなく、「なぜ無駄遣いをしてしまうのか」が正直なところ本書からあまり読み取れない。「ホージン」のように単純に内部告発の本だったら、問題提示だけでも結構なのだが、公表済みの経験談と報道などの2次情報で本を作るなら、もう一段深い分析が求められるだろう。でなければ夕刊紙や週刊誌のヒマネタ特集と同じレベルで、単純に公務員への憎悪が増すだけだろう。
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43 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 もっと知りたいところもある, 2008/4/2
 これだけ、公務員や公益法人職員の不祥事というか税金たかりの体質が日々新聞で報道される中で、公務員問題をずっと追っかけている(と称する)著者がどのように問題を厳しくえぐるのか期待をする読者もいるのではないかと思うが、
 書いてあることは、まさに、作者の身の回りのネタ(青くなっている人も多いのでは?)と、よく調べたなと思える程の報道ネタの羅列で、その努力は買えるが、こうすればよくなるという視点というよりは、バラエティ番組的切り口と感じた。
 
 あと、気になるのは、自らの公務員時代というが、どうも勤務していたのは特殊法人ということで、ここを「役所」と言っていいのだろうか?

 また、読んでいて腹が立つのは、周りの怠慢に怒ったふりをしながら、単にその場で流されていた人に、そもそも批判をする資格があるのだろうか(同じ穴の狢では?)。
 
 なんといっても、小泉総理が就任したのがその年で、その後に大きく世の中が変わったわけであるから(懲りずに変わってない道路特定財源関係の公益法人みたいなところもあるようだが)。

 従って、単に、おもしろおかしく公益通報としての「公務員いじり」をして終わりというレベルの本で、建設的な議論を期待しても期待はずれであろう。
 むしろ、官僚暴露本(こんなにあるのかと感心)の紹介が充実しているので、参考文献集としての価値は高い。

 なお、唯一おもしろかったのは、大阪市の美術館のくだりである。
 絵は集めたが美術館ができず、学芸員が「他の市と逆で、中身は集めたが(財政難で)ハコモノはできませんでした」とぼやくシーンか。
 あと、印税を年2900万円稼いでいた厚生労働省の人がいるとのことだが、興味深いので、もう少しよく調べて欲しかったところだ。
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