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松田聖子と中森明菜 (幻冬舎新書)
 
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松田聖子と中森明菜 (幻冬舎新書) (新書)

中川 右介 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

アイドルを自覚して演じ、虚構の世界を謳歌する松田聖子。生身の人間として、唯一無二のアーティストとしてすべてをさらす中森明菜。相反する思想と戦略をもった二人の歌姫は、八〇年代消費社会で圧倒的な支持を得た。商業主義をシビアに貫くレコード会社や芸能プロ、辛気臭い日本歌謡界の転覆を謀る作詞家や作曲家…背後で蠢く野望と欲望をかいくぐり、二人はいかに生き延びたのか?歌番組の全盛時代を駆け抜けたアイドル歌手の、闘争と革命のドラマ。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中川 右介
1960年生まれ。早稲田大学第二文学部卒。カメラ雑誌編集長等を経て、現在「クラシックジャーナル」編集長。出版社「アルファベータ」代表取締役。海外の出版社と共同・提携し、二十世紀に偉大な足跡を残した芸術家や文学者の評伝の翻訳書を出版する傍ら、自らもクラシック関係の著書を執筆。70年、80年代の歌謡界にも精通する。オタク第一世代でもあり、コミック・アニメ・ミステリ・SFにも造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 編集者の力量も疑問, 2008/1/28
アイドル論というのは余り読んだことがなかったが、
80年代に小学生時代を過ごし、ベストテンに親しみを持つ世代として
そして中森明菜のファンとして思わず手に取りました。

文芸論として論じるというスタンスは面白いですが、
ほとんどが松田聖子論で、中森明菜に関しては論考は量・質ともに物足りなく、
二人を比較しての論考を期待していたのだがそれもいまいちで、がっかりさせられました。
タイトルが「松田聖子の世界」だったら納得なのですが、
明菜ファンとしては「コノヤロー、ネタに使いやがって!」という気分です(笑)。

芸名/本名とアイデンティティ(この言葉は使わなかったが)の関係など
説明不足で、特に後半は急ぎ足だったように感じます。

膨大なデータは読みにくいので、ある程度まとめて提示して貰いたいと思います。
大量のデータが羅列してあると論述の信憑性が増すようなイメージがありますが、
単にデータの整理解析がきちんとされていないように思えます。
データと主題がちゃんと結びついておらず、練れていない、なんだか草稿段階のものをそのまま出してしまったようにも見えます。

あと、筆が走り過ぎたというのでしょうか、
アイドルの意味を強調し、あるいはレコード大賞の運営を批判するあまり、
演歌に対して必要以上にネガティブな評価を下しているように思えます。
(作詞作曲をせず)歌うだけの歌手にも創造性はあると言う主張につづけて、
「クラシックの演奏家は楽譜を演奏するだけで創造性がない」と受け止めかねない表現が出てくるのは、この人が本当にクラシック批評されているのかな、と疑問ですし、少なくとも編集がきちんとされていないやっつけ仕事の感が否めません(文脈上クラシックを引き合いに出す必然性は全くないので、編集者がちゃんとチェックすべきところ)。アイドルから入ってクラシック、民謡や演歌も大好きな自分としては引っかかりまくりの本でした(笑)。

この程度の本でも売れてしまう、松田聖子と中森明菜の名前の偉大さは改めて感じます。
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30 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 哀しすぎます。。。, 2007/12/29
まだメディアでは伝えられていない真実が
記された上での比較論を期待し購入した。

しかし、内容は既に報じられたものと、
ベストテンの順位を基にした論調と、
非常にお寒い内容であった。

「松田聖子と中森明菜」とのタイトルながら、
松田聖子の話に重きが置かれているのも釈然としなかった。
久しぶりに、金返せ〜〜!と叫びたくなる書物であった。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 力作であるにも関わらず, 2008/9/4
本書は、松田聖子と中森明菜という二人の歌姫を中心に80年代の歌謡曲について書かれたものである。膨大なデータと書籍からの発言の抜粋を中心に、二人の歌姫の軌跡を描いている。

私が気になったのは以下の点である。
松本隆が松田聖子の歌詞に、二重の意味をこめていくことになるくだりがある。それは松田聖子の表現力が高まり、詞に様々な意味を含ませることが出来るようになった、と著者は書いている。しかし、素材としての歌手というものは、歌い続けていれば上手くなるものだ。著者の筆はやや大げさな気がする。

また、細野晴臣の「天国のキッス」について、同業者として松任谷由実が注目するほどの難曲だった、と書いている。細野が若き日に在籍していたバンド「はっぴいえんど」についての詳しい記述があるが、細野と松任谷の関係については、同格であるような印象を受ける。細野、松本の前に現れた荒井(松任谷)由実は、まだほんの小娘だったことを、著者は知らないようである。

気になる点は多々あるが、全体としては一貫した口調で、松田聖子と中森明菜の歌手として、女性としての側面が語られていく。特に歌詞の分析は、なるほどと思う部分もあり、とても楽しめる。

著者の経歴から、楽曲として、つまり譜面としての分析もあるのかと思っていた。しかし、それは一切なかった。山口百恵というドラマが終わり、80年代は横浜トラディショナルが流行り、そのスタイルが似合いそうな体型の松田聖子が、旧態以前としたお人形さんスタイルでデビューした。著者の書くとおり、反発していた女性の多くは、松田聖子の楽曲の良さからファンになっていった。これについては異論はない。

著者は中森明菜について、セルフプロデュースが出来ると書いている。しかし、そのファッションは、お世辞にもファッショナブルとは言い難かった。そういう点で、素材になりきれなかった明菜、という分析は当を得ている。しかし、自分の意見を言う聖子という部分は疑問だ。素材になりきった聖子、という印象を私は持っているからだ。

石原事務所という後ろ盾を必要としたがゆえの結婚。有名な女優を母に持つ神田正輝だが、これまたお世辞にも人気俳優とは言えず、したたかな女性としての松田聖子が浮き彫りになったと思う。こういった点に、著者は深く言及していない。小さいが貴重なエピソードが、多く書いてある前半部分と、後半のトーンがかなり違うのが気になるところだ。

また、中森明菜の記述が松田聖子に比べて少ないのが非常に残念。だが、良くも悪くも、当時の懐かしさが蘇ってくる書である。既にテレビから遠ざかった歌手を思い出す。知らなかったエピソードもあるので、マニアには良いかも知れない。
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まあよくぞここまでアイドル文化を掘り下げたものだと
感心します。
特に松田聖子の研究には深みがある。歌詞の分析も... 続きを読む
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