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いのちのハードル―「1リットルの涙」母の手記 (幻冬舎文庫)
 
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いのちのハードル―「1リットルの涙」母の手記 (幻冬舎文庫) (文庫)

木藤 潮香 (著)
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5つ星のうち 5.0 強さ, 2006/1/24
ドラマを見て、本を読んでみたいと思ったが、本を買うまでに悩んだ。とてもとても重いテーマだ。悲しくてつらい内容だと知っていて、ドラマよりももっと詳しく知るのに、心の準備が要った。
病気のため、体の運動機能が動かなくなり、筋肉も弱まり死に至る。しかし、脳は健全であり、それがあまりにも残酷である。人は、病気になると、気力も精神力も弱まり、何もかも投げ出したくなると思う。それを、亜矢は真っ向から立ち向かい、闘い続けた。強い強い人間だと思った。
そして、亜矢を支え続けた母親を始め、家族は素晴らしいと思う。母も、強い人だと感じた。多くの人をこの「1リットルの涙」で励ますことが出来たのは、亜矢、家族の心の強さだと思う。そして、病院のスタッフや、家政婦さん。彼らにも素晴らしい人と、思いやりのない人、同じ人間でも、こんなにも差があるものだと思った。
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64 人中、61人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 母の涙, 2005/3/2
脊髄小脳変性症という難病におかされ、25歳の若さで夭折した「1リットルの涙」の作者、木藤亜也さんのお母様、潮香さんの手記です。
発病当初、亜也さんには告げられなかった病名とその予後を知って苦しむお母様(潮香さんはプロの保健婦(現在は保健師、でしょうか?)でした)の思い、非常に利発な少女であった亜也さんが養護学校への転校を強いられた時の屈辱、病状が進みペンを持つことさえ叶わなくなった後の亜也さんの気持ち、そして亜也さんが天国へ「お嫁」に逝ってしまうまでの日々を描き、「1リットルの涙」の内容を補完するだけでなく、家族の苦悩と愛情を綴った、感動的な作品です。
亜也さんのホームタウンである豊橋を中心とした東海地区では早くから話題になった作品ですが、昨年待望の映画化が実現し、全国各地で上映が予定されているとのことで、私も早く観たいと思っています。
特に胸が締め付けられるようなエピソードは、彼女の死の半年前…食べ物を飲み込む機能を失った亜也さんに、医師は胃に直接管を差し込んで栄養補給する方法を説明します。その時亜也さんは既に他人に自分の意志を伝える能力さえ奪われていたのですが、この件に関しては残された表現力の全てを以ってこれを拒否します。お母様は「これは亜也の独立独歩宣言だ」と考え、自立した大人の女性として天国へ「お嫁」に逝かせてやりたいという、最期の望みをかなえようとします…。亜也さんの哀しくも清冽な生き様を綴った「1リットルの涙」とともに、母潮香さんを中心とした家族愛をも綴った本作品、文庫版刊行は良い機会です、ぜひ両方とも読んでください!
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62 人中、59人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 母親はスゴイ!!, 2005/11/1
By ritsumaru (兵庫県西宮市) - レビューをすべて見る
母親の気持ちがこんなに辛いものだと思わなかった……

家族全員の間を取り持つ潤滑油のような役割でもあり
家族全員に安らぎを与える太陽のような役割でもある

もちろんではあるが、太陽は一切安らいでいない
1日1日が終えたことに安堵し感謝し、わずかの間布団に潜っては
また、激動の日常に立ち向かっていく

母親と言う存在はみんなそうなのであろうが、

「いのちのハードル」の著者の潮香さんはその究極であった

難病・脊髄小脳変性症を患う[娘]亜也ちゃんやその妹・弟、
そして夫に対して、いつも心を先回りして感謝して

毎日を送っていた。

保健士と言う忙しい仕事に就きながら
亜也ちゃんのわずかな変化を見逃さずに医者に告げ、対策を立て
自分の辛い顔を見せないように亜也ちゃんの前では化粧し
明るい服を来ていつもニコニコしていた。

読み終えて、はっきり言える事がある……
亜也ちゃんはとても幸せだったと思う

こんなに人を愛して人に愛されてたのですからね^^

でも、勘違いしてはいけない事
最近、自分の子供を殺めてしまったり暴力を振るう親がいるが
あれは、ニュースとして目立つから多いように感じるだけであって

母親とはみんな潮香さんのように、
強い忍耐力と海のように広い愛を持ち合わせている

決してあなたやあなたの心は1人ではない
その証拠に生まれてから最初に教えてもらうのは、
言葉ではなく大らかな母親の愛である。

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