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太郎が恋をする頃までには…
 
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太郎が恋をする頃までには… (単行本)

by 栗原 美和子 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

五十嵐今日子、42歳。元亜細亜テレビの看板キャスターであり、新聞記者に転身後も“ラブ&ヒューマン”をテーマに第一線で活躍を続ける、シングル女性のトップランナーである。“お転婆”“じゃじゃ馬”“生意気女”、絶対結婚しないと思われていた今日子が、突然結婚した。しかも、バブルの申し子のような彼女が選んだお相手は、離婚歴ありの猿まわし師、海地ハジメ―。取材がきっかけで出逢った二人は、一見華やかな人生を送っているかに見えるその奥底に、互いに強烈な淋しさを感じとる。連日、今日子の元に押しかけて、プロポーズを繰り返すハジメ。違和感と反発を覚えながら、やがてハジメの人間としての強さ、優しさ、そして底知れぬ哀しさに強く惹かれていく今日子。そんなある夜、ハジメは「俺の…俺の家族の歴史を聞いてくれないか?」と口にする。そして彼はゆっくりと、自分と、自分の家族を縛る事実について語り始めた…。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

栗原 美和子
福岡県生まれ。フジテレビ・プロデューサー。1987年フジテレビ入社。辣腕プロデューサーとして数々のヒットドラマを生み出す傍ら、脚本・小説・エッセイ等、執筆活動も精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 単行本: 332 pages
  • Publisher: 幻冬舎 (2008/10)
  • ISBN-10: 4344015762
  • ISBN-13: 978-4344015760
  • Release Date: 2008/10
  • Product Dimensions: 7.6 x 5.2 x 1.1 inches
  • Average Customer Review: 3.9 out of 5 stars  See all reviews (19 customer reviews)
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46 of 55 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars なぜハッピーエンドを避けたのか・・・, 2008/11/1
 AERAのインタビューで栗原氏は、出版者側の意向からハッピーエンドにしなかったと話しています。だからこそ単なる小説ではなく私小説としてできるだけ太郎氏と栗原氏の真実に近い形にストーリーを変えたとも。
 しかしラストがハッピーエンドでないことにより、結局、二人は差別を認めてしまった、差別に負けてしまったのだと読者には取れるのではないでしょうか? 学歴も社会的立場も年齢も高い栗原氏のような女性でさえ、部落差別に打ち勝つことは難しいのだと感じる人は多いのではないでしょうか? 現実は太郎氏栗原氏は今も婚姻を続けており、二人は勝ったのでしょうが、そしてその答えが表紙の写真なのでしょうが、現実のお二人を知らない読者には敗北の書、いかにも現代の「破戒」と読めてしまうのではないでしょうか?
 「誰かを不幸にして手に入れた幸せは、本当の幸せとは言えない」と言い古された言葉がこの小説にも出てきます。でも差別者を幸せなまま、差別を許したまま存在する幸せってなんなの、まやかしなんじゃないでしょうか。それより一時的には誰かを泣かしても=不幸にしても、結果的に差別を無くし、差別に打ち勝ち生きていく方が大切なんじゃないでしょうか。
 ハッピーエンドにして欲しかったです。差別と闘い、差別を許さず幸せを勝ち取って見せます、と高らかに宣言して欲しかったです。
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12 of 14 people found the following review helpful:
2.0 out of 5 stars ノンフィクションにし方が良かった, 2008/12/6
それなりに感動しましたが、結末と現状が異なることから冷めてしまいました。深く突っ込めないまでも全て真実でまとめて欲しかったですね
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3 of 3 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 華麗な内容だが、話の筋は結局。。。, 2009/2/4
By ゆき・TI (東京都) - See all my reviews
 華麗なる出だしと個性的な主人公たちが語る面白い展開。芸能関係の内実もわかる。キャリアウーマンの恋物語としても面白いのだが、次第に社会問題を帯びた内容になっていく。
 読んでいて、つい引き込まれる展開だ。お二人のラブラブなセリフに時折当てられすぎてしまい、そういうセリフは多少飛ばして読んでしまったが、一気に読めた。
 しかし終わりに近くなるにつれて、あやしい展開になっていく。こんなはずではなかったのに。これではなんだかんだいいっても今までのいわゆる「悲しい結末」なってしまうではないか!!
 あせった私は家事を放り出して結末を急いで読んだ上で、呆然としてしまった。なにか違うのでは。あまりの違和感に頭がグルグルして、ついささいなことで家人と言い争いをしてしまった(反省!)
 このレビュー欄でこの話は真実とは違うと知り、何かほっとすると共に、ではなぜこの結末???という気持ちが消えない。この結末では、しょせん部落問題は解決できないんだという ”常識”を強化するだけの気がする。あえてそうなさった理由を作者に伺ってみたい。
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4.0 out of 5 stars ハッピーエンドをなぜ求めるのでしょうか。
結末に関して否定的な意見が多く、購入を迷いました。しかし、結局、購入して読んでみたところ、私はこの結末に大いに納得しました。現実に差別問題が残っているのに、小説... 続きを読む
Published 3 months ago by 匿名希望

5.0 out of 5 stars 内容の力強さに引き込まれました。
何ら事前の知識もなく手にした本でした。一気に読ませる内容です。数十年前、中学生の頃に読んだ「橋のない川」の小説を思い出しました。そして島崎藤村の「破戒」も。二人... 続きを読む
Published 5 months ago by はな

5.0 out of 5 stars 何度も泣きました
村崎太郎さんが書かれた「ボロを着た王子様」を読んで、奥さまの書かれたこの本を読んでみようと思いました。... 続きを読む
Published 6 months ago by ペンギン

3.0 out of 5 stars まだ甘い
同じ体験をした身(婚約破棄ギリギリ)としては、まだ要所要所に甘さが残る書き方だと感じた。その文体ゆえか、事実はよく伝わるが、生身の感情が伝わりにくい。読みながら... 続きを読む
Published 8 months ago by h-oama

4.0 out of 5 stars 結局、何も変わらないのでは。
リアルです。特に著者の両親に、夫の出自を告白するシーン。
このクライマックス以外にも現代に残る差別の現実がビンビンと伝わってきます。... 続きを読む
Published 9 months ago by driven

5.0 out of 5 stars 何気なく
 図書館で、”よく読まれている本”に入っていたので何気なく読み始めました。物語は... 続きを読む
Published 10 months ago by 高藤泰光

4.0 out of 5 stars 芥川賞受賞の純文学なんかより遥かに面白い!
つい先日の芥川賞受賞作の「ポトスライムの舟」や青山七恵の「ひとり日和」など、就職氷河期の貧困層やひきこもり世代を描いて脚光を浴びているが、登場人物の心の葛藤が小... 続きを読む
Published 10 months ago by ゆうき

4.0 out of 5 stars もっと読んで欲しい。
こういう小説が賞を取る世の中が来たらいいな、と思う。なんでこの小説が「王様のブランチ」とかで紹介されないんだろうか... 続きを読む
Published 12 months ago by 上野のパンダ

5.0 out of 5 stars 読まなければ始まらない
新たな試みをした人に対して、批判や文句を浴びせることほど安易なことはない。手法や具体論は千差万別あるのは当然だが、大切なのは、誰もやっていないことに踏み切るその... 続きを読む
Published 12 months ago by 江戸川の父

5.0 out of 5 stars 幸せな一面もあれば・・・
先日「婦人公論」という雑誌で、柴門ふみさんと対談なさっているのを読みました。太郎次郎の太郎さんと結婚なさってお幸せそうな記事でした。ところが、数日後に新聞でこの... 続きを読む
Published 12 months ago by ゆずっこ

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