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奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
 
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奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録 (単行本)

石川 拓治 (著), NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (105件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ニュートンよりも、ライト兄弟よりも、偉大な奇跡を成し遂げた男の物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

石川 拓治
1961年茨城県水戸市生まれ。ノンフィクションライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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81 人中、65人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 主人公1流、著者1.5流といったところでしょうか。, 2009/4/30
By Sosuke73 (千葉県浦安市) - レビューをすべて見る
主人公の農家・木村秋則さんの生き方には、心打たれるものがありました。
信念・目標・夢と、世の中一般ではそれを持ちなさいと軽く言われることを、
本当に貫き通すことがどれだけ孤独で困難なことかを心から考えさせられました。
ただ、本の後半、特に一時は周囲から完全に孤立した木村さんが認められていく過程
の描写は、著者の力不足が感じられます。なんと言いますか、読者に『感動しろ、
感動しろ』と迫るような気持ちが前に出すぎていて、読んでいて少し気恥ずかしさを
感じる表現が散見し、少し興ざめしました。
それほど著者も木村さんの生き方に感銘を受けていて、客観性を失ったがゆえに
かえって浅い表現にならざるを得なかったのかなと思えば許せる程度ではありますが。
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148 人中、104人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 二番煎じ, 2008/10/31
木村さんの笑顔はチャーミングで素敵だ。とても偉業を達成した人には見えない。本を読み進めながらも何度も表紙の笑顔を見てしまう。そして、こんな素敵な笑い顔をする人だからこそ偉業を達成できたのかもしれないと妙に納得もする。

彼の無農薬、無肥料農業は知恵と工夫の賜物なのだが、その努力を読むにつれ、人間は農薬を使うことで思考を停止してしまったのではないかと思ってしまう。また、彼の農業は自然への愛情が源泉にあるのだが、彼の自然との付き合い方を読むにつれ、スローライフと呼ばれている世の中の大凡のものはファッションに過ぎないとも思ってしまう。

しかしながら、『私、バカだから』という木村さんの言葉は重い。家族に貧困を強い、人間関係を悪化させ、自身を見失い、死をも覚悟して初めて既成概念を振り払ってバカになれたのである。

一方で、この本を読み進めると非常に多くの疑問が沸いてくる。例えば、『農薬や肥料を与えなくても1個や2個の実はなるだろうから「奇跡」ってのは言いすぎじゃないか?』にはじまって、『無農薬では実らないとされるリンゴを無農薬で実らせようとするのは、農薬を使うのと同じ位、人為的なのではないか?』『自然態系が答えなら長い歴史の中で1回位偶然に無農薬リンゴが育ったりするんじゃないか?』『800本ものリンゴの木を集中的に植えること自体が自然の理にかなってないのじゃないか?』等々。稚拙な疑問かもしれない。しかしながら、本書には絶妙なタイミングで答えが用意されている。

---
というレビューを書いてから、木村さん本人が書いた『自然栽培ひとすじに』読んだが、『奇跡のリンゴ』のオリジナリティのなさに驚いた。木村さんの自然栽培をPRしたNHKは評価されるべきだが、ノンフィクションとしてはオリジナリティがないことは致命的ではないだろうか?同じ題材を採り上げていけないとまでは思わないが、書くなら新たな発見や新たな視点を加えなければ付加価値がない。
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176 人中、123人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 名産品紹介・・・・じゃないよ。, 2008/12/21
By ぽるじはど - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
 番組がワザワザ木村氏だけを本にした理由はなんだろうか?
 同番組は、100回以上も放送済みであり、前番組の『プロジェクトX』のように何回か放送分をまとめて本にしてもいいはずだし、木村氏以外は本にするほどでもないのなら、放送内容の質を疑われるだろう。
 断定はしないが、幻冬舎が、木村氏の苦労の物語のみに灯を当て、感動もので売れる、との読みで、本書の刊行に至ったのならば、興醒めである。

 「感動した」とのレビューも多いが、内容については、執筆者の筆力もあり、安っぽい感動物にしか仕上がっておらず、木村氏の自然に逆らわない無農薬農法の主体を置いた『自然栽培ひとすじに』が、本書より1年半以上も前に刊行されながら、レビュー・評価数ともに本書より圧倒的に少ないことから、前述の出版社の意図に乗せられている読者の姿も窺え、再度興醒め。

 私は、りんご農家ではないので、本書がそのまま使えるわけではないが、近い趣旨の耕作を共同で行っており、米作りの際、土の塊が残るぐらい荒く耕し、代掻きも適当に2,3回かき混ぜただけの方が、根の張りが良いとか、田植え1週間後から1週間おきに3,4回、苗の間にタイヤチェーンを引きずって歩くと、雑草が殆ど生えなくなった、との箇所は、大変参考になり、来年は是非試してみたいと思わせた。
 また、実る地上部より、根を張る土地の大事さにも、既に理解していたがうなづいた。


 多分、木村氏の口調や暖かさが直接会えば、本書の何倍にも魅力溢れるものだと実感できるのだろうが、本書ではその表現を仕切れておらず、読者の興味を農よりも、新しい旨いりんごという商品へ向かわせてしまっているのが残念だ。

 ところで、隣のりんご農家などで、木村式に追随する所は出てきたのだろうか?
 それが広まることこそが重要で、木村氏もあえて自慢のりんごを高価格で売らぬまでして望んでいる事なのだが、木村式が汎用されぬなら、氏の苦労はなんだったのかともなりかねない。
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