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反転―闇社会の守護神と呼ばれて
 
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反転―闇社会の守護神と呼ばれて (単行本)

田中 森一 (著)
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登録情報

  • 単行本: 410ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2007/06)
  • ISBN-10: 4344013433
  • ISBN-13: 978-4344013438
  • 発売日: 2007/06
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (93件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 56,828位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 ここまで書いて大丈夫?, 2007/8/6
所謂「暴露本」とは若干趣が異なる。検事を退官した「ヤメ検」弁護士は過去の経験・知見や人脈を活用しながら仕事をしていく一方、検察の内部事情は外には漏らさないという暗黙の了解があるのではないかと推測するが、ここまで書いて大丈夫かと著者のことが心配になる。実際、著者は刑事被告人として現在も係争中であるが、あまりにもやり過ぎて検察の不興を買ったというのは著者自身も自覚しているし、本書の読者のほとんどが同様の印象を持つのではないかと思われる。

しかし、本書では著者の波乱万丈の人生のかなりの部分を惜しげもなく曝け出している結果、物語・読み物としては非常に面白い。検察内部組織の役割や人員構成、どういう事件を取り上げるかという優先順位の付け方等、かなり生々しい。日頃表に出て来ない組織であり、また権力を持った組織だけに、組織としてのバランス感覚・自浄作用を持たないと危うい組織であることも感じさせる。またバブル期に一世を風靡した「バブル紳士」や反社会勢力と呼ばれる人達の描写も興味深い。バブル期は遠くなってしまったが、あの時、世間の眼の届かない所で何が起こっていたのか、一端を覗き見ることが出来る。

本書を読んでみて「国家権力の怖さ」を改めて感じる。それは刑事被告人となった著者が感じるような、「裁かれる者」としての怖さもさることながら、国家権力を司る組織と人間の裏側を垣間見たせいでもある。

それにしても著者をして、ここまで書かせた背景は一体何なのだろうかと改めて思うが、それは本書を読んでみて読者各自が各々感じる処があるのではないかと思う。
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127 人中、105人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 読み応えあり、夢中で完読, 2007/7/13
By たか - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
原稿用紙820枚書き下ろしの作品だけあってボリュームがあったため、帰宅後の空き時間を利用して読み進めたが、完読まで4日もかかった。内容が抜群に良いため、睡眠時間を削ってまで読み進めたい気持ちであった。
田中氏への評価は区々であろう。
貧しかった幼少時代から努力し苦学のうえ定時制高校を卒業、大学に進学後、検事になってからも叩き上げの意地を発揮し鬼検事として一目置かれる存在になるなど、非常に魅力的な人生(充実した人生)を送っている。中でも大学時代のヤンチャ振りが非常に面白かった。

その後、検事に嫌気が差して弁護士に転向。時代はバブル期。政治家からヤクザまで幅広い人脈を構築しヤメ検として大いに活躍(大きく儲ける)。しかしながら、検察に目をつけられ古巣の特捜部に逮捕され3年の実刑を食らう。この時の登場人物がとてもすごい。山口組若頭が登場したと思えば、政治家も実名で多く紹介される。
このように時代と運命に翻弄されながらも、いつでも確固たる信念を持ちながら奮闘した田中氏には共感が持てる。

特に興味深かったのは検察の捜査方針。これまで検察は絶対的な悪を挫く存在と思っていたが、実は国策に沿った捜査をしているに過ぎないという点は衝撃的であった。
本書には多くの事件の紹介されているが、結構詳細が書かれているため、ここまで書いてしまって大丈夫なのか、とハラハラしながら読んだ。
余談であるが拘置所にいる際、自己を鼓舞すべく中村天風氏の書を読んでいたことも、私が天風ファンだけあって頷ける。
読み応えがあってお薦めです。休日に集中して読めば1日で完読できると思います。
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60 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 元特捜検事が描く、バブル経済、裏経済と表経済の交錯、国家権力中枢, 2007/8/14
 本書の構成は、前後半の二部に大別できる。
 長崎県の離島・隠れキリシタンの存在した平戸の貧しい漁民の家に生を受け、義務教育終了後、家業の半農半漁を継ぐことを義務付けられていた少年が、些細な偶然の積み重ねを手掛かりとして、司法試験を突破し、更に難関の大阪地検特捜部検事、東京地検特捜部検事と進み、行政官庁としての法務省・検察庁との衝突を描く前半部分。
 更に、弁護士開業後、バブル経済の時代に関西を中心とする闇経済の紳士との交わり。そして、検察中枢との対決により自身が被告の身となる後半部分。 
 バブル経済の渦中に身を置いた著者の、淡々した記述に真実が覗かれる。著者の田中森一が、検察庁中枢の指揮により逮捕起訴と進む直接の容疑となる許永中事件については、更なる時間の経過が必要かもしれない。
 現在に続く日本の社会成分分析としても貴重な一冊である。宮崎学、佐藤優のデビュー作を凌ぐ。

実名で登場する皆さん
許永中、安倍晋太郎、竹下登、山口敏夫、末野謙一、山口組五代目渡辺芳則、山口組若頭宅見勝、「光進」代表小谷光浩

実名で登場する団体
平和相互銀行、住友銀行、イトマン、三菱重工、文部省、法務省、検察庁
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5つ星のうち 4.0 買いです。
いわゆる「ヤメ検」と呼ばれる筆者がその生い立ちから、控訴中の現在に至るまでの半生を赤裸々に、というか、まあ自分のことはいくら好きに書いても構わないとは思うのです... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: yoshioki6

5つ星のうち 2.0 週刊誌的な面白さは認めるが、著者の処世術には共感できない
... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: 柴風

5つ星のうち 4.0 日本社会の一面が分かる
著者が書いたことを100%信じて素直に読んでいいのかどうか、疑問に思うところもあったが、驚愕の内容。

ぐいぐいと読ませる。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: エチュード

5つ星のうち 5.0 よくぞ書いてくれました
正しい世の中とは何かを決めるのはだれなのか?
バブルで狂うと、人々はどのように行動するのか?... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: ケニー

5つ星のうち 1.0 下衆な暴露本
田中森一の考え方には全く共感できない。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: 凱晴

5つ星のうち 4.0 意思なき反転
最初は、
現場たたき上げの特捜部検事が、上層部の闇に愛想を尽かし、
闇社会の守護神として転身をしたのかと思った。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: サクラネコ

5つ星のうち 5.0 日本の闇を描ききる
マスメディアが取り上げない、社会の暗部に
スポットを当てた点が、佐藤優氏の著書とイメージが重なった。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: septaka

5つ星のうち 5.0 貧困の出自、政財官の癒着、バブルがこんな田中氏にしてしまったか。
図書館で借りた。かなりの予約満杯で長期間待たされてやっと読むことができた。とても面白かった。ものすごい実名がどんどん出過ぎてハラハラした。誰もが知っている大物政... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: 正義の味方

5つ星のうち 5.0 読み始めたら止まらない
知人から「兎に角面白いから読んでみろ」と言われて読んでみた。確かに面白い。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: 竹之内 淳

5つ星のうち 5.0 すごい。
要約、簡略化して小学校の社会の教科書に使って欲しい。
投稿日: 15か月前 投稿者: 昭和を愛する者

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