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教養論ノート
 
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教養論ノート (単行本)

by 浅羽 通明 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

あなたには教養がありますか? その教養は役立っていますか? いま、どんな教養を身につけたいですか? 目的なき勉強・教養ブームの今、放たれた画期的“日本文明論”。

内容(「BOOK」データベースより)

いったい教養は必要なのか不要なのか?“いわゆる教養”から“自分だけの教養”へ、自分が何を学び身につければよいかを、あらためて知る全7章。目的なき勉強・教養ブームの今、放たれた画期的“日本文明論”。

Product Details

  • 単行本: 300 pages
  • Publisher: 幻冬舎 (2000/10)
  • ISBN-10: 4344000307
  • ISBN-13: 978-4344000308
  • Release Date: 2000/10
  • Average Customer Review: 3.6 out of 5 stars  See all reviews (8 customer reviews)
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5.0 out of 5 stars 足もとを揺さぶる迫力, 2000/11/30
のっけからビートたけしに語らせる「結局、わかりませんでした」。 読む者に鋭く突きつけられる「読書」あるいは「学ぶこと」とその理由。 展開の巧さもさることながら、そのような表層的なことではなく、一行一行が読者に自らへの問いかけを迫る。 読みながら、読み進めていくのが苦しいし、怖い。

しかし、それを乗り越えた後に見える新天地は私にとって極めて新鮮であった。 いわゆる「読書人」「教養人」は必読ではなかろうか。 著者の法政大学における講義にも偽学生に扮してでも出席してみたいものである。

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3 of 4 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 「知のねずみ講」に属する者には耳が痛い話し, 2007/3/26
教養や専門的知識というものが大学や文壇なんかの特殊空間でしか存在しえなかったことの問題というのが近代日本史の文脈で整理されている点が興味深く読めました。
なにより「知のねずみ講」としての大学が成立しにくくなっている現状で,従来のタコツボという特殊空間の中で“お山の大将”的全能感に自己満足するだけで生きてはない・・・という現状認識は全く同感です。大学で専門知識を研究することがユーザーでありオーナーである一般の人たちに説明できる責任が生じていることは「ねずみ講」の中間にいる私にとって耳が痛く,また様々な示唆を得る話しでした。
「大衆迎合」とかじゃなくて,少しでも多くの人に必要とされる知識や教養を作っていかねば,と文系研究者の卵としての決意のキッカケをもらえたような本でした。社会にでず今まで学校だけでしか生活したことのない(つまり,教師や研究者志望者,知識人浪人など)特に文系の20代半ばの人には耳が痛いけど得る部分が多い著作だと思います。
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3 of 4 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 教養道とは知ることと見つけたり, 2003/8/28
 自分の知・教養に対するスタンスが立花隆の言う、アリストテレスの「人間は生まれながらにして知ることを欲している」だと漠然と考え、自分とは無関係に知識を欲しっていたと思っていた私にとって、本書は若干の修正を求めてくるものだった。

 一番の衝撃は、「全思考者は今ひとつの国にひきこもる」という指摘だ。日常の卑小な自分から、知識とイメージからなるヴァーチャルな今ひとつの世界の創造主となったとき、全能感を獲得できるというのだ。これはまさにそうだったかもしれない。読書などで得られる快感を知的興奮だと思っていたが、この指摘により、メタ的にはこれは全能感による快感だったとも考えられるからだ。

 教養への志向は、「生きる指針」、「自分とは何か」、「世界との関係」をわかるためといったポジティブな動機と、「娯楽と自己満足」、「現実逃避」といったネガティブともとれる動機の二つがあるとする。ではそのどちらがより根幹かという問いに対し、両者は表裏一体だという。というのも一旦は逃避しなければ世界観も価値体系も見つけられず、それなくしては生きる指針も自分の位置も見えてこないからだ。
 その他興味深い意見は、1自由人とそれに憧れる読者が、ねずみ講的な共依存システムを形成しているという指摘。
 2そういうおまえはどうなんだ?という言行一致、一貫性を求める風潮に対し、それよりもどちらが普遍性があるかを評価基準にした方がよいという指摘。

 3従来の教養に足りなかったのが「他人」であり、普遍性(普遍主義ではない)を追求することで絶対主義や価値相対主義を超克できるという指摘も強引ながら共感できた。

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