日経BP企画
シマノ 1999年、シマノは自転車レースの最高峰「ツール・ド・フランス」を制した。同社が作るレーシングパーツ「デュラエース」搭載車が初優勝を遂げたのだ。シマノはその後も同レースで連覇を遂げ、アトランタオリンピックでは1~12位を独占。マウンテンバイク用や一般自転車用のパーツも揃え、自転車の中枢神経を一手に握るシマノは「自転車界のインテル」と呼ばれる。本書はシマノが世界一の自転車パーツメーカーになるまでの軌跡をたどる。
シマノが欧州の自転車ロードレース界を意識し、デュラエースを発売したのは72年。自転車業界で初めて、変速機、ブレーキ、クランクなどを一体化したシステムコンポーネントとして発売した。79年、空気抵抗が少ないことをうたい文句にした「デュラエースAX」を発売するが、ペダル欠損などによる返品が殺到。経営が切迫するほどの危機に見舞われた。81年、開発が独善的だったとの反省から営業企画部を立ち上げ、顧客の声を聞き、市場のニーズを探ることで巻き返しを図る。先の失敗から「品質問題は決して起こさない」ことを徹底。独自の機能を盛り込んだ製品を次々に投入し、飛躍的に躍進していく。
開発・販売のキーパーソンの声を紹介しながら、シマノの成長物語を描く。
(日経ビジネス 2003/08/04 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社/著者からの内容紹介
常識外れが生んだ革新的機能!
「ストレスフリー」理念の徹底追及!!
世界最高峰の自転車レース、ツール・ド・フランスを4連覇!
今や世界シェア約80パーセントの自転車パーツメーカーのはじまりは、堺の小さな町工場だった。
社長 (男性) がタイトスカートにハイヒールで自転車に乗ってみたこともあるほど、いつも、“もっと使いやすい自転車”を考え続けてきた職人集団。常識をうち破るSTIの製造、エアロでの挫折、MTBでの大ブレーク…国内外のライバルメーカーを超えて、名実共に世界一位となるまでのひたむきな道のり。