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明日の記憶 (光文社文庫)
 
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明日の記憶 (光文社文庫) (文庫)

荻原 浩 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

広告代理店営業部長の佐伯は、齢五十にして若年性アルツハイマーと診断された。仕事では重要な案件を抱え、一人娘は結婚を間近に控えていた。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病は残酷に奪い去っていく。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛は、失われゆく記憶を、はるか明日に甦らせるだろう!山本周五郎賞受賞の感動長編、待望の文庫化。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

荻原 浩
1956年埼玉県生まれ。’97年「オロロ畑でつかまえて」で小説すばる新人賞を受賞。2005年には『明日の記憶』で山本周五郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 387ページ
  • 出版社: 光文社 (2007/11/8)
  • ISBN-10: 4334743315
  • ISBN-13: 978-4334743314
  • 発売日: 2007/11/8
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 いまさらですが・・・, 2007/11/27
文庫化してたんで速攻買って、ほんと今更ですけど読みました。
「神様から一言」で萩原浩に触れた俺としては圧倒される思いです。
合わせて「メリーゴーランド」も買って読んだんですが、
軸がブレてない。そう思います。
正直まったく別次元の話なのに芯は同じというか…

主人公に力があります。
自分を哀れんだりした作品の書き方をしてない、
主人公が悲劇のヒーローを演じてない。
言い方が悪いかもしれませんが、
自分の体が腐って土に返っていくのを客観的に見つめた。
というような描き方、そこに事故憐憫はない。
そこがまたこの作品をすごいものにしてると思う。

読者を泣かせるためにあえて泣かせるような描き方をしてない
そんな作品なのにもかかわらず、
電車ん中でラストまで読んだ俺は涙をこらえるの必死でした。

すごい
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 人生の証, 2007/11/30
内容についてある程度の予備知識はあったので読むのが怖かったのだが、
センセーショナルに恐怖を煽るような描き方ではなかったのでホッとした。
いや、むしろ老いよりも速やかに、淡々と日常に忍び寄ってくる怖さは上か。
いずれにしろ物忘れを意識する年齢になるとドキッとする箇所は多い。

しかし、終盤からラストにかけてはみごとだった。
ラストこそ本当の戦いへのスタートに過ぎないのだが、それでもしみじみと
温かいものが流れる。

記憶という、個人にとって最大にして唯一の人生の証を失くそうというとき、
それでもどうしても残したいものとは何だろう。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 もう一度あえた人, 2008/8/25
キッズレビュー
主人公の病気が進行して様子は、むしろこちらが恐怖と焦りを強く感じるほどの具体性と一つ一つの緻密な表現に、現れ、主人公とともに、アルツハイマーの進行に戸惑い、焦り、恐れている自分にに気づきます、
また、そうなったときの周りの様子が実にリアリティを持って現れています。
ラストのシーンは何度も読み返し、その山奥の秘の光とにおいさえ伝わってくるようなのが象徴的で、その中で、暖かく光る人のこころの優しさと愛を感じたとき、涙を流さずにいられませんでした。
記憶をなくしても、また、あえたこと、妻への愛を持ち続けていることができた人間への讃歌として終わっています。
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