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名探偵 木更津悠也 (光文社文庫)
 
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名探偵 木更津悠也 (光文社文庫) (文庫)

麻耶 雄嵩 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

資産家・戸梶康和が自宅の洋館で刺殺された。財産相続がからんでいるものの、遺族たちには、それぞれ完璧なアリバイがある。被害者の甥・彰敏が証言した幽霊の目撃談。そこから名探偵・木更津悠也が導きだした犯人とは―!?(「白幽霊」)白い幽霊の出没に連動して事件が起こる4編で、名探偵・木更津悠也と助手役・香月実朝が名コンビぶりを発揮する。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

麻耶 雄嵩
1969年三重県生まれ。京都大学工学部電気系学科卒。’91年『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 305ページ
  • 出版社: 光文社 (2007/5/10)
  • ISBN-10: 4334742432
  • ISBN-13: 978-4334742430
  • 発売日: 2007/5/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 191,848位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 4.0 幽霊の話, 2008/4/5
By 志村真幸 - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
 2004年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。
 京都の住宅街に出没する白い幽霊を軸に、4つの事件が語られている。
 4篇の出来はそれなり。面白かったのは「交換殺人」。いろいろバリエーションのあるテーマだが、ひとひねりあるプロットで楽しめた。
 「白幽霊」もまあまあ。犯行の構図が巧みにズラしてあり、それに気が付くと一挙に事件が解決して爽快。
 しかしながら、本書を特徴づけているのは、物語全体に巧妙な仕掛けがある点。やな感じのトリックだが、これはこれで面白い。私は気に入った。メタ・ミステリとしては、成功している部類ではないか。
 通読して、全体のトリックに気付いて、再読する。二度楽しめる本であった。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 京都の街に出没する“白幽霊”にまつわる短編集, 2009/6/14
◆「白幽霊」

  資産家の戸梶康和が自室で刺殺された。

  犯行当時、たまたま戸梶の屋敷のそばを通りかかった男が、
  犯行現場のカーテンを切り取る不審な人物を目撃したという。

  内部犯の可能性が濃厚と考えられたが、
  関係者すべてに鉄壁のアリバイがあり……。


  カーテンの切り口の特徴やその位置から、容疑者を消去し、
  証言のささいな矛盾を糸口に、アリバイ崩しが行われます。

  関係者の大半が、ある先入観に基づいた偽証をしたため、意図せずして、
  犯人を容疑の圏外に逃がすことになってしまうというのは、おもしろいです。




◆「禁区」

  御殿通りに出没する“白幽霊”が、半年前に行方不明になった、同じ部の
  坊津夏苗ではないかという疑いを抱いた文芸部の樋脇薫香と牧園知耶子。

  友人らと共に、現地に赴いた彼女たちは、実際に白幽霊と遭遇してしまう。

  そして、それから半月ほど経ったある日。
  大量の消石灰をかけられた知耶子の絞殺死体が、部室で発見される……。


  死体に石灰の粉をかけるというカムフラージュで、白幽霊に捜査陣の意識を
  向けさせ、犯人が本当に隠したかったものから目を逸らさせる手法が秀逸。

  

◆「交換殺人」



◆「時間外返却」




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22 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 この構想は失敗でしょう, 2007/6/3
By 紫陽花 "玲瓏" (神奈川県相模原市) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
「夏と冬の奏鳴曲」、「鴉」などの衝撃作で読者を驚かせる作者が、ある構想を持って読者に送る連作短編集。探偵役を務めるのは木更津、ワトソン役は香月。各作品は"白幽霊"という共通のモチーフを持つものの、内容的には独立している。

「白幽霊」は平凡なお屋敷もの。「禁区」は高校生の情痴殺人もの。「交換殺人」は無茶な交換殺人計画。「時間外返却」はこれまた情痴殺人もの。いずれの作品も目新しい趣向やトリックはなく、凡庸の極み。

だが、全編を通じて作者はある試みをしているのだ。読んで行くと自然に分かるのだが、作者はミステリのある可能性を拡げようと苦心しているのである。だが、ミステリは読んで詰まらなければそれまでで、本作ではその試みは完全に失敗していると思う。作者の手前勝手な試みではなく、読者を楽しませる作品の提供を第一に考えて欲しい。
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