◆ 内容紹介
チベット人たちは、いまも、中国政府による
過酷な植民地政策の下に、言語に絶する辛苦を強いられている。
これまで世界はその実態に目を閉ざしてきたが、
チベット人自身とその支援者たちの努力によって、
少しずつ、その扉はこじ開けられつつあるように見える。
(「はじめに」より)
チベット仏教の中核思想の具現者、象徴的存在である
ダライ・ラマ十四世との五日間にわたる単独インタビュー、
被占領国<`ベット本国の赤裸々な現実の証言者として
尼僧、少年少女たちの苦難の道程を中心に、
中国からの解放と、その向こうに見据えられた
「自由チベット」の貌を読む。歴史の闇に葬られてきた
チベット問題の流れを知る貴重な記録。
◆ 目 次
はじめに
第一章 ダライ・ラマ法王とともに
第二章 亡命チベット人の証言
第三章 『チベット通信』より
おわりに
◆ プロフィル
山際素男(やまぎわもとお)
一九二九年三重県生まれ。法政大学国文科卒業。
インド国立パトナ大学、ビスババラティ大学に留学。
九八年、古代インドの大叙事詩『マハーバーラタ』の
翻訳で第三四回日本翻訳出版文化賞受賞。
著訳書に『ダライ・ラマ自伝』(文藝春秋)、
『中国はいかにチベットを侵略したか』(講談社インターナショナル)、
『不可触民と現代インド』『ブッダとそのダンマ』
『アンベードカルの生涯』(以上、光文社新書)、
『破天 一億の魂を掴んだ男』(南風社)などがある。
◆ オビ表
中国からの
「解放」と
「自由」への
闘いの記録
◆ オビ裏
チベットは、私たちに何を問いかけているのか
本書に紹介した内容は、私が出会った数多くの人々との
会見からすれば、おおよそ五分の一ほどである。
しかし、人類がひとしなみに当面している大きな課題への
一つの解答を引き出そうと私なりの努力をしたつもりである。
(中略)
さまざまな亡命チベット人たちの、衝撃的で強い感銘を与えられる
貴重な話を読者にお届けしたいと思う。
(「はじめに」より一部改変して抜粋)
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