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ネオリベラリズムの精神分析―なぜ伝統や文化が求められるのか (光文社新書)
 
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ネオリベラリズムの精神分析―なぜ伝統や文化が求められるのか (光文社新書) (新書)

by 樫村 愛子 (著)
3.6 out of 5 stars  See all reviews (7 customer reviews)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

市場至上主義、雇用の流動化、社会保障の縮小、ワーキングプア、格差、貧困、自己責任社会----。
グローバル化経済のもと、多くの人々の生活が不安定化(プレカリテ)していくなかで、どのように個人のアイデンティティを保ち、社会を維持していけばいいのか?
自分探し、心理学、お笑い、オタク文化、メディア・スピリチュアリズム、リアリティ・ショーの隆盛はいったい何を意味するのか?
ラカン派社会学の立場から、現代社会、あるいは現代の人々がぶつかっている難問を記述し、処方箋の一端を示す。


内容(「BOOK」データベースより)

市場至上主義、雇用の流動化、社会保障の縮小、ワーキングプア、格差、貧困、自己責任社会―。グローバル化経済のもと、多くの人々の生活が不安定化(プレカリテ)していくなかで、どのように個人のアイデンティティを保ち、社会を維持していけばいいのか?自分探し、心理学、お笑い、オタク文化、メディア・スピリチュアリズム、リアリティ・ショーの隆盛はいったい何を意味するのか?ラカン派社会学の立場から、現代社会、あるいは現代の人々がぶつかっている難問を記述し、処方箋の一端を示す。

Product Details

  • 新書: 328 pages
  • Publisher: 光文社 (2007/08)
  • ISBN-10: 4334034152
  • ISBN-13: 978-4334034153
  • Release Date: 2007/08
  • Product Dimensions: 6.8 x 4.2 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 3.6 out of 5 stars  See all reviews (7 customer reviews)
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16 of 23 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 再帰性と恒常性, 2007/9/18
新書にしては厚い本書だが、一読の価値あり。
難解で有名なラカンの思想を新書風に用いて、なぜ彼は時代錯誤的な「美しい国」を叫び続けたのかを読み解く。切り口は「美しい国」だけにとどまらない。国際政治の流れや、現代社会論、東浩紀的なオタク論まで幅広い。まさに新書的テーマの総決算かと思える程だ。
しかし、そもそもネオリベラリズムという抽象的曖昧な主体をさしている時代風潮に果たして精神分析的な手法が使えるのかどうか、疑問が残る。
ともあれ、面白い。
本書の中心となっているのは、恒常性と再帰性の議論だ。ここで恒常性とは、人が生き続けるためのフィクション、再帰性とは恒常性の上に成り立つ自己評価とでも要約できるだろうか。人が自己を肯定的、もしくは否定的に見つめ、像を確立していく(想像性を作用させる)には、何かしらのフィクション、神話(恒常性)が必要である。恒常性とは例えば、地域共同体、バブルにおける成長への信仰、等があげられるが、現代はこうした恒常性を確立しづらいことが問題になっている。
本書は精神分析というあくまでも現状分析にとどまり、新たな恒常性を構築すべきところまではいってないが、これはこれで、個人的に納得のいく解決である。
むしろ、この時代に統一的な恒常性を構築しようとすると、まさしく「美しい国」の二の舞になりかねず、余計なお世話だと切り捨ててしまいたくなる。
「大きな物語の終わり、小さな物語のはじまり」とはまさに現代にあてはまることではないか。むしろ、これからは大きな胡散臭い物語に絡め取られない小さな物語をいかに作り上げられるかが問題となるのではないか。本書はこうした小さな物語の必然性を指摘している、と私は読んだ。
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14 of 23 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 幻想を読み解きつつ、成熟をめざすこと, 2007/9/25
By misora - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
ネオリベラリズムに留まらず、昨今の社会変化にともなうコミュニケーションの特性を社会事象から横断的に分析した本書。現代思想のタームがちりばめられているが、そんなには難解ではない。香山リカじゃ、ちょっと物足りないな、宮台真司を理解したいな、という人あたりがターゲットか?安倍政権が終わった今が、絶好の振り返りのタイミング。

キーワードである「恒常性」と「再帰性」を理論的に丁寧に読み解いた1〜3章は、抽象度が高く最低限の基礎知識がないと読みこなしにくいかもしれない。一方で、4章、5章は、細木数子などのスピリチュアルブームや、おたく、ひきこもり、お笑い、などと身近な材料を斬っているので、こちらから読むと楽しめる。

ところどころ言葉が足らず、もう少し解説があれば読みやすいのに、と思うところもあったので、☆4つ。
ひょっとすると、2冊ぐらいに分冊した方が、もっと読者を獲得できたかもな、とも。
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4 of 6 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars ほどよいエッセイ, 2007/11/7
著者自身があとがきで指摘しているように、新書用に書かれた、最新の思想を寄せ集めたエッセイ。
いろんな思想家が列挙されているので、本全体の趣旨よりも、そちらの方に興味が行ってしまう。
そうした意味では、よい入門書である。しかし、新書向けに書いたという割には本書に対する筆者の
思い入れは深いようだ。だとしたら、著者は本書の主題を、得意の「ラカン」を一本の軸にして書くべきだったのではないか。著者はラカン派を名乗っているが、著者は厳密なラカンのテキストクリティークを
いまだに行っていない。そればかりか著者は定義のないまま「臨床社会学」という用語を用いている。
著者の書く物は面白いだけに、今後この二点をアカデミックな世界の作法でで明確にしてほしい。
また著者は「処方箋」というが、事後性を特徴とする精神分析に処方箋がかけるのか。この点がクリアにされれば本書にオリジナリティが出ただろう。
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1.0 out of 5 stars もっと勉強しましょう
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Published on 2007/9/26 by スパルタクス

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